実際にトップダウンアプローチでデータモデルを構築する場合、気をつけるポイントがいくつかあります。
どのようなポイントに気をつける必要があるのかを理解するために、トップダウンアプローチのメリット/デメリットについて説明しておきます。
【メリット】
まず、トップダウンアプローチのメリットですが、現行システムのファイル・データベースや画面・帳票類をもとにしないため、「業務的な観点から理想的なデータモデ . . . 本文を読む
リレーションの分析が終了したら、最後に属性(識別子:キー項目と属性項目:キー項目以外)を定義します。
1対N関係の従属関係/参照関係の分析の際、エンティティのキーの分析を行っているはずですが、設定したキーについて以下の検討を行います。
【キー項目の識別】
①.設定されているキーでどの項目が特定できるかを検討。
②.全ての項目が特定できれば、その項目の集合がキーである。
③.特定できない項目が存 . . . 本文を読む
N対M関係を1対N関係まで分解したら、との次に1対N関係が”従属(依存)関係”なのか”参照(非依存)関係”なのかを分析します。
従属関係なのか参照関係なのかについては、それぞれ以下の特徴がありますので、定義したリレーションがどちらに合致するかを検討してください。
【従属関係】
・上位エンティティの存在が必須である。
・上位エンティティのキーを自分自身のキーとして継承します。
【参照関係】
・ . . . 本文を読む
リレーションの分類を行った際、N対Mが存在する場合は、中間(関連)エンティティを追加し、1対N関係に分解する必要があります。N対Mの解消については、以下の手順にて行います。(図1)N対M関係の解消まず、N対M関係が存在するエンティティの間に中間(関連)を追加します。追加した中間(関連)エンティティには適切な名称を付与します。次に元のエンティティ(A,B)から1対Nの従属関係を追加した中間(関連)エ . . . 本文を読む
リレーションの存在を確認できたら、次にリレーションの分類を行います。これは、エンティティ間に存在するリレーションが、「1対1」なのか「1対N」なのか「N対M」なのかを判定するという作業です。
このリレーションの分類については、実は相手が最大何個存在するのかを考えれば分類することができます。(最大何個存在するのかの検討をカーディナリティ分析ともいいます。)
AというエンティティとBというエンティ . . . 本文を読む
エンティティの抽出・定義が終わったら、今度はリレーションの分析を行います。リレーションの分析では、まず、どのエンティティとどのエンティティの間にリレーションがあるかを検討していきます。リレーションの分析のための元情報としては、「ビジネスルール」と「ビジネスフロー(業務フロー)図」が上げられます。以下、それぞれの元情報からエンティティ間リレーションの存在の分析について記述します。 【ビジネスルールか . . . 本文を読む
抽出したエンティティ候補については、エンティティであるものも存在すれば、エンティティではないものもあります。そこで、エンティティ候補に対して以下の基準によりエンティティとして適当かどうかの検討を行います。 ◆エンティティの基準 ・固有名詞ではなく実体を表現する総称名称であるか ・企業が活動を行う上で関心を払うべきデータか ・複数のレコード(オカレンス)を持つか ・ユニークな識別キーを持つか ・キー . . . 本文を読む
エンティティの分類には、①存在するデータ②計画・企画するデータ③発生するデータ④集計・加工するデータが存在することを前述しました。
では、それらはどのような関係にあるのでしょうか?
Ⅰ.組合せ関係
①の存在するデータと②計画・企画するデータの関係は、存在するデータを組み合わせて計画・企画データを作成するという関係です。
Ⅱ.参照する関係
①の存在するデータと③の発生するデータの関係は、発生す . . . 本文を読む
トップダウン分析でのエンティティ候補の抽出ですが、以下のモデリングリソースから抽出していきます。
①.企業/業務の環境や資源
現行システムのデータ構造にとらわれず該当業務に精通した方からのヒヤリングや業務について記述した企業内の資料・文書にもとづき、エンティティ候補を洗い出します。ビジネスルールをもとに、名詞に注目し、その名詞が情報として管理する必要・意味があるかを検討し、エンティティの候 . . . 本文を読む
トップダウンモデリングとは、特定の機能(画面・帳票など)にとらわれずに、データ構造としてどのような構造であるべきなのかを導き出していく手法です。(図1)
エンティティ(テーブルやファイルだと考えてもらえれば結構です)を全て洗い出し、エンティティ間の関係を1対Nまで分析していきます。
【モデリングリソース】
モデリングリソース(基礎情報)としては、以下のものがあげられます。
①.企業/業務の環 . . . 本文を読む