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雑感録

「Interstellar」(ネタバレ注意)


壮大なる大団円

Amazon primeにいつの間にか入らせられて、送料とか無料になるんなら、まあ、いいかと思って、どうせ入ってるんなら年間契約で1100円オトクにしようと思って契約を変更してprime videoで観た一発目。
2014年の公開時にはちょっと話題になったような気がするけど、設定は近未来。頻発する砂嵐で人々は日常的にゴーグルとマスクを活用してるというのがリアルな現在とちょっと重なる。
主人公は事故経験をもつ元宇宙飛行士で、科学の進歩の歴史がちょっと書き換えられていて、長男は農夫として育てられているが、娘は密かに科学的な考えを父親(主人公)から植え付けられている。そして父娘はポルターガイストで幽霊からのメッセージ(とは本気では信じてない)として実は復活していたNASAの秘密基地に導かれ、主人公は人類を救う役目を背負って、先人が探査済み(通信のみを残して未帰還)の宇宙に旅立つことに。ここで人類を救う計画としてプランAとプランBが出てくるんだけど、まずはこの違いがよく分からない(他サイトを見てやっと分かったけど、プランAは巨大な宇宙ステーションで人類を移住可能な星に連れていくが、これは未完の方程式を解く必要があり、移住先発見までの短い将来に方程式を解くことが必須。プランBは人類の受精卵だけを移住先に運び、そこで繁殖させる。この違いが分からなかったので、物語の後半が謎だった訳だ)。
 で、ここから先は端折るけど、娘のために必ず帰ると主張していた主人公が、最後は同僚を先に進ませるための(この辺の事情がまたよく分からない)反作用となるために残り、ブラックホールに落ちて行く。ここからは結末に向けてご都合主義の連発で、ブラックホール内の4次元空間(人類を救おうとしている“彼ら”は5次元の世界にいて、1次元低い4次元の世界は操作可能らしい)が主人公の娘が子どもだった時代の娘の部屋の本棚の裏に繋がっていて、主人公とともにブラックホールに落ちた人工知能ロボットがブラックホール内の重力場を観測してプランA実現のための方程式を解くヒントを娘に知らせる。主人公が目を覚ますと、そこは土星近くに浮かぶ宇宙ステーション(まさにガンダム世界のスペースコロニー)の病院の中で、娘が主人公が送ったヒントを基に方程式を解いてプランAを実現させていたというもの。ワームホールを通って別の銀河まで行って、ブラックホール内の4次元世界にまで行った末に自分ち(娘の部屋)に繋がって、ウラシマ効果で自分より老いてしまった娘と再会するという壮大な大団円のドラマでした。

ちなみにWikipediaによると、この作品、もともとあのスピルバーグ先生が監督に興味を示していたそうで、ドリームワークスがパラマウントからディズニーに移ったために実現しなかったのだそう。
ところで「Interstellar」というタイトル。interはインターナショナルなんかで使われる「間」という意味の接頭辞だけど、stellar(ステラ)というのは星(恒星)という意味で、タイトルは忘れちゃったけど、僕が小学6年生のときに初めて自分の小遣いで観た「タワーリング・インフェルノ」という映画の同時上映でやってたロマンス映画のヒロインの名前で、子ども心にも、そのヒロインが妙にかわいかったなあ。



 Interstellar
監督:クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、 ジェシカ・チャステイン
ジャンル:SF, アクション




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