MINOLTA MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5 ゴム巻きフォーカスリング | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F3.5 |
フォーカス | MF | たっちゃん評価 | ☆☆☆ |
レンズ構成 | 7群7枚 | 対応マウント | MC |
絞り羽枚数 | 6枚 | フィルター径 | 55mm |
焦点距離 | 28mm | 最大径×長さ | 63×44.5mm実測 |
最短撮影距離 | 0.6m | 重量 | 253.6g 実測 |
保有数 | 1 | 発売 | 1973年 |
オークションで落札しました。送料含めて2000円以上かかってるけど結局、汚れ&カビはあったので分解清掃です。
化粧リングに小さなカニ目孔があったので、カニ目レンチで回したら、なんと化粧リングは回らずにフィルターブラケットごと回って外れました。
フィルターブラケットが外れた状態で前玉群の一番外側のカニ目溝を使ってまわすと前玉群全体が外れました。かなり固着気味でなかなか回りませんでした。
前玉群の外れた本体側は絞りまで見えます。外したかなり大きめな前玉群です。
外した前玉群の後半分位を回した外します。前玉群の前半分です。
外した後側です。
前玉の前半分を更に分解です。ここまで、当然ネジ部分にエタノールを染みこませながら分解してます。ここまで分解して初めて全部の汚れやカビを綺麗にできました。
後玉は、絞り羽が露出した際、絞り羽根直後のレンズの汚れをとったので既に終了してますから組み戻して分解掃除終了です。
マウント横にプレビューレバーがあります。絞りリングの塗装がかなりやられてますね。
マウントの赤い位置目印がとれちゃってます。NEXで試し撮りです。
NEX-3 絞り開放F3.5 1/320秒 ISO-800 まず感じたのが遠いってことかな。やはり28mmの焦点距離で最短撮影距離0.6mは遠い。カメラの液晶ではシャキシャキに感じたのがモニターでは、少し刺がとれた感じに見えます。でもやはり遠くて・・・で接写リングを使ってみました。
NEX-3 絞り開放F3.5 1/100秒 ISO-800 接写リングでぐっと近づくといいですね。不思議なのはこのアスカの表情やコスチュウムの艶は被写体を直接自分の目で見ても感じられないんです。接写リングの画像は非常にいい、でも接写リングがないと星3つですかね。
ROKKORの後ろにレンズ構成を表す2文字のアルファベットが入る比較的古い時代のMCレンズなんですがなぜかゴムのフォーカスリングです。2文字のアルファベットが入った最後のモデルなんじゃないでしょうか。
どうやら化粧リングのレンズ銘がMINOLTA MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5 のものは3仕様あるようです。ネット上の情報をまとめると
初代MINOLTA MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5はフィルター径67mmで前玉径が非常に大きく全体的にも大柄で350gとずっしりと重いレンズだったようです。フォーカスリングは金属製です。
二代目MINOLTA MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5は同じSG(7群7枚構成)ですがレンズ仕様は変わっているようです。マウント部分だけでなく絞りリングもシルバー色でフォーカスリングは依然金属製。
三代目MINOLTA MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5がここで紹介しているゴム巻きフォーカスリングの仕様です。光学系は二代目と同じです。