堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

元興寺・十輪院

2013年05月01日 | 奈良

興福寺から南に少し下ると江戸,明治の街並みが残っており,そこに調和した落ち着いた堂宇を観ることができます。

 

元興寺極楽坊本堂,禅室(ともに国宝)は鎌倉時代1244年(寛元2年)に改造されたものですが,本堂には飛鳥から奈良時代にかけての

瓦が行基葺きという葺き方で一部残っており,また,禅室の木材には582年伐採のものがあるといわれ,いにしえに思いをはせるに

うってつけです。

 

 

十輪院の本堂(国宝)は,広縁の奥に蔀戸(しとみど),軒裏も板軒といった仏堂で,境内全体が鎌倉時代当時の住宅を思わせる造りです。

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東大寺・夜三景 | トップ | 新薬師寺・円成寺・長谷寺 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

奈良」カテゴリの最新記事