かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

英国メイ首相の発言に感銘。

2016-11-16 | 気ままなる日々の記録

  11月16日の読売「編集手帳」によると、

英国のメイ首相は、14日ロンドン市内の夕食会で財界人を前にした講演で、米大統領にドナルド・トランプ氏が当選したことと英国の欧州連合離脱を決めた  

6月の国民投票を挙げて「人々は変化を求めている」と指摘、

「米英を始め西側諸国を支配してきたリベラリズムとグローバリズムは 、

多くの人々を摂り残してきた、との見解を述べ、英国は自由貿易を推進すると同時に取り残してきた人々の声に耳を傾ける」と述べたといいます。

理念と言論で世界をリードしている英国にふさわしい評論に思えます。

 願わくば我が安倍首相もロンドンやニューヨークで注目され傾聴されるスピーチをして下さることを!(T)


自然の猛威

2016-11-13 | 気ままなる日々の記録

      オソマツ君がお世話になっているのは、6階建ての鉄筋コンクリートの建物で、3階の北向き面に見晴らしの良い出窓のような所がある。 

          

 上の写真は、そこから、北側を寫したものである。黄金(こがね)色のたわわに実った稲が広がる、正に収穫の秋、豊作を祝う村祭りの季節である。

 しかし、今年の場合は、台風の19号と20号だったかが、並んで東北地方や北海道を襲った。愛知県北部は直撃は免れたもののその余波で多くの稲がたおされた。上の写真の右側の中程から手前に掛けて少し茶色になっている部分がそれである。

 オソマツ君はこうした自然による被害を目の当たりにすると心が痛む。3月の籾まきから始まって、冬作の麦を刈取り、田おこしに汗を流し、6月の田植えの前のあぜ道の草刈りから田植え、8月までに済ませる 田の草取,台風が来ないように祈りやがて稲刈りだ。

 オソマツ君は晩秋、朝早く起きて兄と二人で稲刈りに出かけ、腕時計を見て帰宅し朝ごはんを食べてまた自転車で高校まで通ったこともあった。母親はよく「猫の手よりましになった。」と云ってくれたものだ。この意味がずーっと分からなかったが、田舎には「ねこの手も借りたいほど忙しい」と云う表現がふるくからあって、それを、もじった言葉らしかった。

 いずれにせよ家内に車いすを押してもらって、散歩にでたとき、畑のご老人と雑談をするのが好きで、歳月に追われる農作業の大変さに話が弾む。

 今は農家も法人化され大型耕作機を運転するのが農作業になったとのこと。感無量である。それにしても収穫直前の嵐は無常と云うしかない。写真をみていても、此処だけまだ刈取りが行われていないのでこの田圃のお百姓さんはご病気だろうか、と心配になる。わが身を振り返っても、災難は何時やって来るか分からない。

 自分自身友人の訃報に接する機会の多い年齢になった。こうして田圃を見ながらも、何はさておき今日の幸せ、いや、いまの瞬間の幸せに感謝するのが自分の務めと思い直しながら毎日を送っている。(T)

 


長恨歌考

2016-11-12 | 気ままなる日々の記録

 

長恨歌 白居易     

漢皇(かんのう)色を重んじて 傾国を思ふ
御宇(ぎよう)多年 求むれども得ず
楊家(やうか)に女(むすめ)有り 初めて長成し 
養はれて深閨(しんけい)に在り 人未(いま)だ識(し)らず
天生の麗質 自(おのづか)ら棄(す)て難く 
一朝選ばれて 君王の側(かたはら)に在り
眸(ひとみ)を迴(めぐ)らして一笑すれば 百媚(ひやくび)生じ 
六宮(りくきゆう)の粉黛(ふんたい) 顔色無し

春寒くして浴を賜(たま)ふ 華清の池
温泉水滑(なめ)らかにして 凝脂を洗ふ
侍児扶(たす)け起こすに 嬌(けう)として力無し
始めて是(こ)れ新たに 恩沢を承(う)くるの時
雲鬢(うんびん)花顔 金歩揺(きんほえう)
芙蓉(ふよう)の帳(とばり)暖かにして 春宵を度(わた)る

ネットで見つけコピーを張り付けました。

高校の漢文の教科書でこの長恨歌の一部を習った記憶があります。がしかし、高校の教材としては少々早いのではないかと思われます。

しかし、これも時代の変化で、チョット前までは男の元服が呼び年の15歳だった時代なら別に気にならないのかも知れません。先生が「夜は夜を専らにし。わかるな?」とおっしゃってニット笑われた授業のことが去年のことのように思いだされます。(T)


妹からの電話

2016-11-11 | 気ままなる日々の記録

 私と2歳違いの妹は、三重県内に住んでいる。会って直接話をするのは、1年に1度見舞いに来てくれる時ぐらいだが、電話ではもっと頻繁に話をする。    先日も電話があったが、年齢的にどうしても、健康に関する内容が多くなってしまった。最近骨密度が低くなって月1回薬を飲むことにしたというのだ。

 実は私も3年ほど前副作用として骨粗鬆になりやすいと云うことで骨密度を計った。結果は年相応の値だったが、念のため週1回薬を服用することになった。この薬が恐ろしい薬で、服用時の注意としてコップ1杯の水で起きたらすぐ服用、その後30分間は決して横になってはいけないというもの。内臓に穴が開くというのがその理由だった。

 何と妹が服用しだしたのも全く同じもの。私の場合、6か月間服用してその恐ろしい薬から解放されたが、妹の場合はなぜという気がする。人一倍健康に注意している人だからである。若いころからスポーツマンで今でも卓球クラブに所属し、頑張っている。日ごろ庭仕事にも精を出し日光も浴びている。乳製品も自家製のヨーグルトをたっぷり摂っている。

 しかし、医者から骨折の危険大と云われたそうだ。やむをえず、薬で、というこになったらしい。

 70歳過ぎると予想外のことが起きる。まあまあと受け入れられることもあるが、受け入れるのに時間が掛かることもある。

 いずれにせよ、70歳過ぎの人生は不安で一杯である。(E)


御粗末の上塗り→アメリカの大統領選挙。

2016-11-10 | 気ままなる日々の記録

  白人の、下層階級の不満を政策に取り込んだトランプ氏が共和党の大統領候補になって、世界のリーダーとしての品格を失ったと批判した矢先、

 実は得票数では、クリントンさんが上回っていたという数字が発表されたと云います。

 大統領を選ぶ選挙人の獲得数では負けたクリントンさんでしたが、得票数の単純合計ではトランプ氏を上回っていたというのだ。

 こうした、選挙人を選ぶという制度はアメリカの歴史の中で生まれた制度だが、投票と云う民主主義の根幹をなす問題に課題を抱えたままでは御粗末と云う他ない。こうした矛盾が生じないようにするには、憲法の改正から始めなければならないようで、間もなく国民も忘れてしまい放置されるだろうという大学の教授の見通しを読んだ。我が国とそっくりで「まさに、我が国の、兄たり難く、弟たり難し」である。(T)


「呟き」について呟けば。

2016-11-10 | 気ままなる日々の記録

  ご案内の通りこのブログのタイトルは「蛙の呟き」です。そこで、このブログについて呟けば「見出し」になります。

  さて、公益社団法人全国有料老人ホーム協会とポプラ社編集部が主催している「シルバー川柳5」によると、

 「確かめる 昔愛情いま寝息」が入選作になり、さらにこの本(定価税別1000円)の題名になっています。

 まあよく分かる川柳で、軽くニット笑って読めばよいところですが、オソマツ君はすぐに、寝息を確かめるのも立派な愛情ではないか。

  この公募川柳の選考委員は何をしているんだ。キット高名な老人たちが選考委員会をつくりさらに「薄くなる頭と弱くなった記憶と鑑賞力」の人たちが入選作を選んだに違いない,と思えてくる。

 オソマツ君はすぐになんにでも権威のありそうな人たちにケチを付けたがる。これが自分でも分かっていて、「厭な性格だなあ」と思ってはいますが、加齢とともにこの欠点は強まるばかりで、自己嫌悪はますます増加している。

 つまらない告白で失礼シマシタ。お口直しにあと2~3個同本から川柳を書きます。

★ウヲーキング 帰ってきてねと 念押され

★水洗を 押したつもりが 非常ベル

★孫の名は 読めない 書けない 分からない

★徘徊用 ポチに嗅がせる 俺の服

★くしゃみして 洟をかむより 股押さえ

★ストレッチ 筋が伸び切り 病院へ

          たそがれ時


米大統領はトランプ氏

2016-11-09 | 気ままなる日々の記録

「 実質的に本日の選挙で、世界が注目していた新・米大統領は、共和党候補のトランプ氏に決定しました。将来の政治に対する不確実性が高まったとして日経平均株価は一時1,000円以上下落する等、市場は既にリスク回避の反応を示しています。今後の米国の政治・経済、そして、その影響を受ける為替相場により一層の注意が必要となりそうです」

  この文章はトランプ氏当選を伝えるインターネット記事からとったものです。

端的に云えばアメリカは自ら世界のリーダーを降りた、と云うことでしょう。

 白人の下層階級の不満を代弁して支持者を増やしてきたトランプです。

 此処で、しっかりしないとだめなのが日本です。

 アメリカに抱っこしてもらうことばかり考えていてはある日突然丸裸で放り出されるでしょう。

 日本の革新もいつまでも、寝ぼけたことばかり言っていては我が国をミスリードすることになるでしょう。(T)


アメリカの大統領選挙に思う。

2016-11-08 | 気ままなる日々の記録

  日本時間の今日が投票日で、明日には、当選者が決まると云います。

 候補者は共和党が不動産王のトランプ氏で民主党がヒラリー夫人。

 全米が熱狂的にどちらかの候補を応援し、まるでお祭り騒ぎのようであったと云います。新聞社が世論調査をして、接戦であると報じ、大人たちは熱狂したようです。

 そして、これがアメリカの民主主義だと自画自賛状態のようだったらしい。

 しかし、オソマツ君は、お金持ちとは言え一介の不動産業者がアメリカの大統領になるなどということが、決して許されることではないと思えます。

 例えば沖縄の基地問題に対して日本との間で交わされた幾多の交渉や約束事を知らずして、アメリカの政策が決まるのか?

 イスラムとの交渉でも難しい駆け引きが山積していると思われますが、

それを無視して無名の不動産屋さんが大統領になるような国は信頼しない方が良いと世界中の国は思うに違いない。

 其れが分からない国民でお祭り騒ぎをしているような国に世界のリーダーは務まるはずがない。官僚が補佐するから大丈夫と云う見方もあると思うが、

これこそ官僚国家で戦前の我が国と同じです。

国民が競馬場の観客で、馬がトランプ氏とヒラリー夫人という構図でした。とても、恥ずかしくて見ていられない。

 その点我が国の総理大臣選出規定の方が安心だと思われますがどうでしょう。(T)

          雨上がりの刈り田

 


今日は日曜日。何の予定もない。

2016-11-06 | 気ままなる日々の記録

   此処に来てから、「毎日が日曜日」であるが、やはり、本当の日曜日はホッとする。

 12月8日例の「大本営陸海軍部発表『帝国陸海軍は本日未明東太平洋上において、米英軍と戦闘状態に入れり』と云う臨時ニュースが何度もラジオから流された日である。

 オソマツ君は其れを思い出しながら、「ところで、開戦に至る当時の状況は何であったか?開戦は本当に回避できなかったのか」と、考え始めたがよく分からないことばかり出てきて手元の本を引っ張り出して読み始めた。

 その本は、文春新書「大人のための昭和史入門」半藤一利ほか5名が編集した新書である。

 当時は、チャーチル、ルーズベルト ヒットラー、スターリン、蒋介石(毛沢東を含む)などが活躍した時代で我が国は東條英機さんや、近衛文麿さんだった。

 すぐ気が付くことだが、他国のリーダーは自分で派閥を作り上げ政権を奪取した人たちであったが、我が国のリーダーは派閥の二代目や三代目で、いろいろな利益集団を調整して自分は御神輿の神棚として載っているだけの人ではないか?つまり、複雑な利害衝突を調整するだけで、自分なりの哲学のない人がいつの間にか大きな組織のリーダーになっている訳だ。

 国連大使の松岡洋介氏もソロバンも持たなければ哲学もない人だった。

 従って国民はひどい目にあった。敗戦を機に我が国は歴史を振り返って何かを反省し何か教訓を学んだろうか?

 僕にはそれがないようなきがする。例の「たえがたきを耐え、忍びがたきを忍び」で終わりである。

 これは、東大の教育の問題ではないだろうか?答えがある問題を出して学生に応えさせ採点をする。部分点やお情け点を出して合計点が40点以上になれば合格にする。こんな教育は現実的でない。現実は零点か百点しかない。

 まあ聖徳太子の17条憲法の第一条が「和を持って貴しとなす」であったため、わが国民は内戦を避けこの島国で独自の文化を育んできた。

 それは其れとして、今日的には松下幸之助さんのようなリーダーが求められている。官僚の天下りや、八方美人型の調整型リーダーは矛盾を増大するばかりと思われる。

 現在国会ではTPP関連法案が審議されていてワイワイやっているが、どうも、議論が「藪の中」である。

 政府側が藪へ導いているようだが、野党側も錆びた刀で切れ味が悪い。日本文化と深く係っているからであろう。マスコミも切れ味のいい言葉を失っているようにさえ思える。

 非武装中立などと云う非現実的な憲法をいつまでも神棚へあげておくのではなく、

 現実的に北朝鮮あり、中国の核開発ありの中で、憲法をさっさと改正して、自衛のために自衛隊を強化して、核武装も辞さずの精神で、貿易と経済援助で北東アジアの平和に貢献し、

 「誤りは二度と繰り返しません」と世界に誓って積極平和外交を展開してもらいたいものだ。

 野党の意見を聞いていると、日本人は自分たちの世論の行くへに自信がないようだ。マスコミ界も戦前の朝日新聞のように、軍部の好戦派に自分たちも行きそうな不安を抱えているようだ。

 それぞれの時代に反省すべきは反省するという紳士らしい態度をとってこなかった日本政府の責任だ。こんなことをいつまでも繰り返していては他国のお手本にもならない未開国家から何時まで経っても抜け切れない。(T)

 


CT検査の結果。

2016-11-04 | 気ままなる日々の記録

   発病してから3年近くになる主人が最近脳のCT検査を受けた。今回の診察日は結果を二人できくことにした。

   頭部CTの結果は、発病時と変化なし。右の視床下部の出血した部分のあたりに代替の働きが見られる。脳全体は小さくなっていない、とのこと。

  しかし、主人のここ数年を見ていると、私には変化が感じられる。ブログの文の書き方に明らかに老化現象が見られるのだ。毎回と云うわけではないが一文が長くなりがちな傾向がある。

  数年も前になるが、ある知人から年賀の挨拶が遅れたわび状を頂いた。ハガキにびっしり書かれた文に、読点は最後の一つだけ。はがき1枚に書かれた文は一文と云う訳で、此れが老化の始まりだと、興味深く読ませて貰った。主人の文がそれに、似てきた。言い換えればなかなか、読点が出てこない。校正を頼まれると、ここぞとばかり、読点をふやすのである。

 ところで、私の老化はどうなっているのであろうか。最近思わず苦笑してしまうようなことが二つ起きた。

 先日コンビニへ包帯を買いに出かけたときのことである。

一回目はザーッと見たが見当たらない。二回目は念入りに見たがやはりない。店員さんに尋ねるとハイハイと云って取って下さる。私が確かに見た場所からだ。どういうことだろう。見ていながら、目に入って来ないのだ。不思議な事である。

 もう一つは地名や名前が出てこないことである。この間もよく書いていた娘の住所がどうしても、思いだせない。考えれば考えるほどとおくへ行ってしまう感じだ。いらいらして、とうとう住所録を取り出してきた。

 私が脳のCT検査を受けたのは今から15年も前、米粒ほどの白いところが二つあった。今はきっともっともっと増えているはずだ。(E)

      たそがれ時


「何が何やらサッパリ分からず、わてほんまに、よういわんわ」

2016-11-01 | 気ままなる日々の記録

最近ニュースでよく聞く韓国の汚職事件、

①女性大統領の40年来の親友逮捕のはなしですが、大統領が国家機密を友人に漏らしたようで、友人が逮捕されたというのです。機密漏えいは漏らしたほうが罰せられるべきで、機密を受け取った方が罰せらては、政敵をどんどん逮捕させることができます。

②実業家は国際的なビジネスを展開しているひとらしく、政府関係の基金からの融資を受けていたとかいう疑惑もあるとかですが、これも貸したほうの罪に思えます。

 国が違えばいろいろな違いがあるのでしょうが、そのことに触れずに韓国の新聞の見出しをそのまま訳してニュースとして伝えられても視聴者は混乱するばかりです。

 オソマツ君を混乱させたニュースはNHKのテレビです。マイクの前で話している人は本当に分かってはなしているのでしょうか?原稿を読んでいるだけでしょうか。

 劣化の激しい我が国のマスコミ界ですが、せめてNHKだけでもしっかりしてくれないと、国民を視聴覚障害者にしてしまい、世界から孤立する危険性があります。(T)