かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

誕生日に

2018-04-29 | 気ままなる日々の記録

  27日に今月の誕生会があった。私も4月生まれなので会に出席しケーキとお茶で祝ってもらった。小さなケーキに蝋燭を立てはぴーバースデイを歌いながら、カードを貰ったのである。私の場合は特別節目の歳に当たり、喜寿と云うらしい。

幼少の頃虚弱児であった私が、77歳まで生きるとは、両親が聞いたらビックリすることであろう。それでも、此処のホームでは若い方である。

 勿論ニューヨークのともだちからも、早々とカードを貰い当日には丁寧にEーメールまで送られてきた。そのあと誕生会を機にお礼のEメールを送った。

       Dear  Jean,

                   春爛漫のような気候の中、このメールを書いています。そちらは、セントラルパークの桜が満開といったところでしょうか。

      先日はカード、Eメール、日本のイべントについて書かれたパンフレットまで送っていただき、ありがとうございました。とくに、

      ご実家の雪の写真にはビックりいたしました。日本でもニュースが流れていましたが、130年ぶりの大雪とはさぞかし大変だった

      ことでしょう。写真から、幾つかの情報を得ることができました。アメリカの北部の建物は石造りのようで、まるでヨーロッパの街並

      みを見ている様な気がしました。あなた方の3階建ての家は立派で重厚な感じとゴージャスな感じを受けました。

      庭に植えてあるライラックの木はとても大きく沢山の思い出が詰まっていることでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

      6月に上の孫が中学校の修学旅行でネブラスカ州に行きます。ホームステイも経験するそうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

      取り急ぎお礼まで。                            

                                             Warmly         Etsuko

 

      

                                   バースデェイカード

 


近頃思うこと。

2018-04-29 | 気ままなる日々の記録

 

    小生の正式病名は「右脳視床下部内出血による、左半身不随」というものである。不幸中の幸いと云うべきは、会話に支障がないことと          

 読書が可能なことである。そこで、ネット通販で新書本や文庫本を買い込んで四六時中読書を楽しんでいる。

 つい最近までの関心事は第二次世界大戦で我が国はどうして米英と戦争を始めたのか?

 勝つ見込みはあったのか?ということである。ありきたりの解説で「君側の肝」とか「軍部の暴走」と云うような理由ではなく。

 正解は朝日新聞の従軍記者報告で「勝った!、勝った!」の記事を書くと新聞がよく売れ、

 宅配新聞も購入する家庭が増加したという。こうして、大衆心理を煽り、

 新聞社は売り上げを伸ばし、軍需産業も常に増産増産の好景気に沸き、政府は赤字国債を乱発して、国民はお祭り騒ぎ、その陰で大勢  の 若者が命を落とした。国民がほろ酔いから目覚めさせられたのはグアム島にアメリカの飛行場ができ、

 そこから、沢山の焼夷弾を持ったB29が飛んできて東京名古屋、大阪と大都市へ焼夷弾をばら撒き、木造住宅を火の海にされたときであった。勿論留めは広島と長崎の原子爆弾であった。

 ここでちょっと付記しておくが、この原子爆弾使用は間違いなく国際連盟の条約違犯であるのに、

そのことを、戦後日本は世界に向けて発言しアメリカを糾弾しなかった。毒ガスの使用を禁止した条約の趣旨からいって、

 原子爆弾は明らかに条約違反と云えた。

 我が国はこういうところがいつも弱い。言葉と論理で自己主張する文化が弱く、いつも情緒に訴えて論理を展開しようとする。

 話は飛ぶが、最近話題の新聞記者へのセクハラ発言とかも、聴くに絶えない全てが謎のままで善悪を議論している。これまた、朝日新聞 

 である。我々国民はこの「言霊」信仰にいつも注意していないといけない。

 ここで必要なのはいうまでもなく数学的思考である。

 つまり、正しい事柄はどれとどれで、別のドレとドレは個人個人によって見解が異なることがらで、その後の推論によって、

何が導かれるかをあきらかにして、議論をはじめることである。最近の我が国の国会のようにそれぞれが勝手なことをいっていて、政権にダ

メージを与えようとか、審議時間の長さを強調して一気に賛成多数で予算案を通過させてしまおうという戦術では話にならない。相変わらず

の12歳の少年ぶりである。(T)

   

                    オカリナ演奏会

 

 

 


小さな図書室

2018-04-24 | 気ままなる日々の記録

 此処の施設には、誰も入らないコーナーがある。それは、リハビリエリアのすぐ隣にあって、10畳くらいの部屋である。

 中央には、焼いた板で作った大きなテーブルがあり、真ん中に囲炉裏が切ってある。囲炉裏には鉄瓶が架かっておりテーブルの周囲には御揃いの椅子のセットが置かれている。民芸調で、雰囲気がある部屋なのに、誰も入らないし使わない。多分椅子の座り心地が悪くて近くのソファーに腰をおろしてしまうせいではないかと思う。

 ところが最近になって、多くの人々が訪れるようになった。そのコーナーに、本棚が置かれ少しだけ本が並んだからだ。少ない割にはなかなか興味をそそられそうな本がある。そこに立ち寄る度に少しずつ本がふえているのも楽しみのひとつである。

 私が初めに読んだのは、曽野綾子著「夫の後始末」。最近フアンになり、月刊誌に連載されているエッセイがとても気に入っているから。次は伊集院静著「受け月」。東の圭吾著ミステリー10冊。40代の頃全部読んだものばかりだが、結末を覚えていないので、結構楽しんで読める。

 ミステリーばかり続けて読んだので頭がきしんでいるような気がして今は、少し傾向の違う芥川賞作品「コンビニ人間」を読んでいる。

 毎日の生活の中で楽しみが増えるということは、生活の中にとてもメリハリができ嬉しいことである。(E)

   

                     蓮池の芝桜


よく分からないセクハラ騒動!

2018-04-22 | 気ままなる日々の記録

  女性記者へのセクハラ発言で次官が辞任した。「週刊新潮」の記事がきっかけとか。奇妙な話だ。ワイワイ騒ぎが大きくなっていや気がさしてやめたのだろう。これでは法治国家とは言えないと思う。自民党も情けない。内容が分からないまま次官を守らなかった。こんなことが起こったら女性を責任ある役職につかせられないのではないか。「法治国家」以前の国家である。

 マスコミも情けない。ワアワア騒いで、その中身は不明のままである。わが国特有の「空気」と云う奴におされて、事が決められてゆく。 

セクハラを受けたのはマスコミ関係者とか?彼らは録音機を携帯しているのではないか?マスコミかんけいしゃなら、セクハラ発言に言葉で切り返せないのか。

 まったく、よく分からない気持ちの悪い事件であった。どうか前例にならないように、全ては言論によってしかも公開された内容によって、善悪が決められる国であってほしい。空気や”おもんばかり”によって誰かが辞任に追い込まれるなんてことのない国になってほしい。

 こうしたとき、いつも筋を通す共産党も、今回は何の動きも見せなかったようである。残念なことである。

必要以上にセクハラ騒ぎをおこすことじたいが、セクハラである。こんなことが続くと、皆が発言に気を遣い女性を避けるようになるのではないか。

 少なくとも僕は、このことを大々的に報じたとかいう「週刊新潮を」当分の間は買わないことにした。「よく売れればいい」という問題ではないからだ。(T)

    

                                 冬を越したこい


テレビの子供番組を憂う!

2018-04-14 | 気ままなる日々の記録

   近頃ぼんやりテレビを視ている時間が多くなった。手元の文庫本で興味深い本は全部よんでしまったからである。思えば随分贅沢な老後を過ごさせて頂いている。平たく言えば最近の僕は「喰っちゃ寝の達」をやっている、ということである。 

 それはさておき、民放の子供向き番組と思われる番組がオソマツでみておれない。すぐに、喧嘩を始め、長い刀を振り回しての戦いがはじまる。そのうちに、突然大きな大砲が出てきてドーン打たれて敵が宙に舞い主人公の方が勝つという筋書きだ。多分子供の視聴率が高い番組が高く売れるからでしょうが、これでは、子供の情緒は育たない。数年後には子どもの凶悪犯罪の増加に生増されることになるであろう。

 日本文化、特に幼児向けの伝統文化はどうなってしまったのだろう。江戸時代から、明治にかけて、恐ろしい勢いで世の中が変わったときは日本は一生懸命イギリスの真似をした。これがよかったとおもわれます。一方敗戦後は兎に角アメリカの真似に走った。これが失敗だった。アメリカ文化は我が国文化と真逆でまるで情緒がない。例を示めそう。小学校入学前に覚える子供の歌だが、「夕焼け小焼け」だ。

夕焼け 小焼けで 日が暮れて

山の お寺の 鐘がなる

お手て繋いで みな帰ろう

カラスと一緒に かえりましょ。

子供が帰った 後からは 丸い大きなお月様

小鳥が夢をみるころは、空にはキラキラ金の星

     

                 畦のたんぽぽ

一方最近の子供歌

   ゲゲゲげげのげ

   夜は墓場で運動会(インターネットで検索すると、この歌が流されているサイトへたどりつきます。)

 

                                   


4月10日について。

2018-04-10 | 気ままなる日々の記録

  手元に旬を楽しむ「日めくり72候」(文春文庫)白井明大著があります。

  この本によると、4月10日の候に「枕草子の海女」という小文があって、「海はなおおいとゆゆしと思うに、まいて海女のかづきに入るいと憂きわざなり。(海はやはり、とても怖いものだと思いますが、まして海女が潜っていくというのは辛い仕事です)(306段)とあるそうです。

  オソマツ君は3食昼寝付きで正にベッドでごろごろしていて、好きな雑文を読みどう考えても文句の云える立場ではない。にもかかわらず、相変わらず何かと文句を言って、現に責任を追って苦労しておられる方々に文句をいっている。

  子どもの頃村のお寺のあんじゅさまに聞いたはなしによるとあの世とこの世の間には川がながれていてその川に掛けられた橋の袂に閻魔大王様だおられる、死者が通りかかると分厚い帳面を繰って死者の生前の行いによってどちらの𣘺を渡るか支持される。渡った先に地獄があるか、極楽があるかで其の死者の行き先が決まるそうだ。

 今の僕の生きざまでは地獄へ落ちることは確実で、針山地獄か釜茹で地獄か分からないがいづれにしても、地獄は大変らしい。

 大人になって少し仏教のことを調べたがどの本にもそんなことは書いてなかった。どうやら、徳川時代にお寺が戸籍係をするように言われて、夜逃げや耕作放棄を止めさせるため、お寺のお坊さんが造った作り話のようです。子どもの頃聞いたおとぎ話は大きな影響力があるとダイヤドラゴン君は考えています。(T)

    

                                五条川のさくら 

 

 

 

8文春文庫」


探しもの。

2018-04-03 | 気ままなる日々の記録

 ことの始まりは税理士さんの「身体障害者証と介護保険の被保険者のコピーをお願いします」と云う言葉だった。3月の初めごろのことだったとおもう。今年は少し複雑そうだったので税理士さんに確定申告申請書の作成をいらいしたのだ。

 いつものケースの中を見たが見当たらない。念のためもう一度見たが見当たらない。やむえず他の保険証で提出したら、それからが大変だった。何時も書類をいれるひきだしを

隅からすみまでさがしたが出てこない。いつごろつかったか思いだそうとしたがこの歳になるとそれもなかなか難しい。4月か5月に携帯を買った時確か使ったと思われる。それ以後は、記憶にないので、探しようがない。再申請しようかとも思ったが、年度替わりが近いので、そのままにしておいた。それでもケースの中で介護保険のところだけが空になっているところを見ると、おちつかなくて、不安な日々を過ごしていた。

 3月末引き出しの整理をしようとして、沢山の書類を破棄した。しやくしょからの封筒をすてようとして中から介護保険認定通知書と云う印刷物を見つけた。これも不要だと思い封筒からだそうとしたとき、まだ中に何かが残っている気配がした。逆さにしてみると何と保険証が出てきたのである。受け取ったとき通知書のみだと早合点して見もしないで約1年間封筒の中で保険証は眠ったままだった。

 その代わりに何を使っていたのだろうか、手元には有効期限が切れた保険証が一部。まだ有効期限が1年残っている保険証が1部ある。

    

                                                          近くのあぜ道で。

 

 

 


老人性痴呆について。

2018-04-02 | 気ままなる日々の記録

  昭和11年生まれの筆者は現在81歳と数カ月であるが、物忘れが本当に多くなったとしみじみ思うようになった。

  これが老人性痴呆の始まりなのでしょう。しみじみ厭なことだと思うが仕方がない。

 僕の父方のお年寄りにいわゆる「ボケ老人はそれほどおおくないけれど、母型お年寄りには沢山のぼけ老人がいた。

 どうやら僕は母型の遺伝子が優勢だったらしい。派手にぼけた母型の老人のことを思い出すとぞっーとする。

 早く老人性痴呆を直す薬が発見されると云いが、とてもむつかしいとのことだ。 

     

                                                              散歩道で 馬酔木。