昨日はお風呂の日であったが、インフルエンザが流行しているから、と云うことでお風呂は閉鎖。
そこで、プラスチックのバケツを乗せた台車を押して、ケアーさんがお二人入って来られ、「お風呂が閉鎖になりましたので、体を拭きに来ました」とのこと。
以下Oはオソマツ君Cはケアーさんである。
O「それは、すみません。起きた方がいいですね」
C「いいえ、寝ていてください。それでお尻を少し上げてください」
オソマツ君が仰向けに寝て腰を少し浮かせるとアッという間にズボンとパンツを下ろして脱がせてしまわれた。そして、暖かい蒸しタオルで、腿(もも)から、股間やお尻をふいて下さる。お下《しも》は前でお尻は後ろである。口が達者なおばさんたちである。
C「お下(しも)を拭くのは奥さんに頼もうか?私たちが拭いてもいいの?」
O「そんなことを拘る人がいるの?」
C「おみえになりますよ。そこを触るのは自分か家内だけだ。と大声をだす人もおみえだから」とのこと。いろんな人がいるものだ、と感心すると同時におばさん方はこういう話がお好きなようだ。嬉しそうに声を弾ませておられる。
かくして、お下も綺麗に拭いて貰い、俗に「恥垢(ちこう)」と呼ばれる部分も綺麗にして頂いた。オバサン方はケアーさんと云うより看護婦さんに近い。慣れた手順で無理なくシャツも脱がせ背中や腋も綺麗に拭いてくださった。
御蔭で全身がスッキリした。全く有り難いことだ。之も多分介護保険の御蔭だろう。(T)