かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

CT検査の結果。

2016-11-04 | 気ままなる日々の記録

   発病してから3年近くになる主人が最近脳のCT検査を受けた。今回の診察日は結果を二人できくことにした。

   頭部CTの結果は、発病時と変化なし。右の視床下部の出血した部分のあたりに代替の働きが見られる。脳全体は小さくなっていない、とのこと。

  しかし、主人のここ数年を見ていると、私には変化が感じられる。ブログの文の書き方に明らかに老化現象が見られるのだ。毎回と云うわけではないが一文が長くなりがちな傾向がある。

  数年も前になるが、ある知人から年賀の挨拶が遅れたわび状を頂いた。ハガキにびっしり書かれた文に、読点は最後の一つだけ。はがき1枚に書かれた文は一文と云う訳で、此れが老化の始まりだと、興味深く読ませて貰った。主人の文がそれに、似てきた。言い換えればなかなか、読点が出てこない。校正を頼まれると、ここぞとばかり、読点をふやすのである。

 ところで、私の老化はどうなっているのであろうか。最近思わず苦笑してしまうようなことが二つ起きた。

 先日コンビニへ包帯を買いに出かけたときのことである。

一回目はザーッと見たが見当たらない。二回目は念入りに見たがやはりない。店員さんに尋ねるとハイハイと云って取って下さる。私が確かに見た場所からだ。どういうことだろう。見ていながら、目に入って来ないのだ。不思議な事である。

 もう一つは地名や名前が出てこないことである。この間もよく書いていた娘の住所がどうしても、思いだせない。考えれば考えるほどとおくへ行ってしまう感じだ。いらいらして、とうとう住所録を取り出してきた。

 私が脳のCT検査を受けたのは今から15年も前、米粒ほどの白いところが二つあった。今はきっともっともっと増えているはずだ。(E)

      たそがれ時