コンサルタントのネタモト帳+(プラス)

ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

[よもやま話] 2000アクセス突破

2005-06-11 | よもやま話
約2ヶ月で2000アクセス突破いたしました
ご覧頂いている皆様誠にありがとうございますm(_ _)m

次は目指せ5000アクセスで頑張って更新していきたいと思いますので、これからもお付き合いくださいm(_ _)m

[マネジメント] 仕事を進めるコツ

2005-06-10 | マネジメント
昨年度の積み残し仕事であった報告書原稿の作成がやっと終わりました。この報告書は官公庁の某局から昨年度受託した某案件についての詳細をまとめたもので、最終的には実にA4150ページ(+概要版で別に40ページ)の大作になりました。

さてこの報告書、当初予定では5月までに印刷を含めて納品完了しているはずでした。しかし、結果としては半月以上遅れたことになります。では、なぜここまで作業遅れが起ってしまったのでしょう?

今回の報告書作りでは、そもそも、報告書作成の取り掛かりが遅れてしまっていました。これは、ひとえに「どんな報告書に仕上げるのか」をきちんと詰めていなかったことにあります。このため、資料の収集が遅れてしまい、取っ掛かりからつまずく形となりました。

また、それでも原稿草案自体は5月のGW明けにはなんとかできていました。しかし、その後の某局のチェック時にきちんと「どこをどのように修正するのか?」をきちんと詰めていなかったため、たびたび手戻りが発生する結果となってしまいました。さらに、最初の仕様(求めるもの)があいまいだったので、修正の都度「こうでもない、ああでもない」となってしまい、延々と修正が終わらない事態を招いてしまいました。

このような仕事をうまく進めるコツは、「決めるべきときに、決めるべきことをきちんと決める」ことに尽きます。はじめに「どこへ向かうのか?」をしっかり固めることによって、あとは粛々と進めていくことができますし、方向がずれた時の修正も容易になります。

もし「すり合わせで苦労する」と感じる仕事をするときには、ぜひ「あらかじめ、きちんと決める」で楽に仕事を進めていってもらえればと願っています。

[オボエガキ] お客様の期待

2005-06-08 | オボエガキ
今日は某お客様の所へ営業に出掛けました。このお客様は、某他社との競合となっていることから、以前の提案ではまだ満足できない点があるとのことで、その点を加えた再提案を持っていきました。今日の提案自体は気に入っていただいたのですが、提案書の内容をみて、先方責任者である専務から「コンサルティングへの期待」について次のような話がありました。

専務の考える「コンサルティングへの期待」とは
(1)まず、従業員の士気を高める
(2)その上で、従業員の行動を変える
の2点だそうです。まず、一人一人の従業員の気持ちを呼び起こさなければ、どのように仕組みを変えたり、教育をしたりしても、その効果は限定的なものであるというお考えでした。

その上で、専務は当社の提案について「(2)は強いが、(1)は弱く感じる」、一方、競合している某他社については「(1)が強くて、(2)は弱い」と感じているとのことでした。
経営者である専務の目からすれば、(1)が先で、(2)はその後に行うことで最大限の効果を発揮すると考えているとのことでした。これは、「熱い鉄を打つ(=2)」ためには、まず「鉄を熱くする(=1)」ことが必要であるという、ごく自然な考え方だと感じました。

今回の提案内容はこれまでの経緯上どうしても(2)中心でした。このため、今回は残念ながら、競合の某他社が先にコンサルに入る形になりそうな見通しです。しかし、専務から(1)が終わった段階で再びお声がけいただけるお話を頂きましたので、営業としてのある程度の成果は得られたのではと思います。あとは、先方の専務と人間関係を切らさないような工夫をしていくことが大切になります。

先に述べたコンサルティングへの期待は、いわゆるオーナーカンパニーの経営者が共通して持っているものであると感じました。そうとすれば、今までの提案に加え、今後は「鉄を熱くする」ことも兼ね備えた提案に変えることで、きっとこれまで以上の成果が得られるでしょう。経営者の思いに少し近づけたと感じた今日の営業でした。

[おすすめ] 乗ってるだけで筋トレ

2005-06-05 | おすすめ
最近話題の乗馬型フィットネス機器「ジョーバ」をご存知ですか?乗馬することが腹筋・背筋・太ももの筋力アップにとてもよいということで開発された商品です。今日この商品が相方宅に到着しましたので、早速試用してみました。

基本は1メニュー15分。3段階の自動メニューと9段階調整可能な手動メニューの中で、今日は、自動の「強」を選んでみました。最初は、「なんだ、こんなものか」という感じでしたが、5分もすると体がじんわりと熱くなってきて、最後には汗ばむほどの運動量でした。私の場合は、特に太もも周りが非常に「効く!」という感じでした。テレビを見たり、周りと話をしながらできるので、これなら楽しく続けられそうです。

大型の家電量販店の店頭等でお試しができます。ぜひ一度お試しあれ。

ジョーバ紹介ページ

[経営実務] 「研修手当」はOK?

2005-06-04 | 経営実務
仕事の中で、お客様企業での研修の講師を努めることがあります。最近では、昔ながらの「座学研修」だけではなく、経営現場で起こっている具体的なテーマについて、参加者が一緒になって答えを考える「ワークショップ」スタイルの研修も増えてきています。(私は、このようなスタイルの場合は「ミーティング」と呼んでいます。)

このような「ワークショップ」スタイルの場合、座学と集中討議を同時進行で行うため、どうしてもまとまった時間が必要になります。このため、「金・土」や「土・日」のように、休日を利用して実施するケースがほとんどです。(たとえば、先日あるお客様の管理職を対象に「次年度の部門目標・個人目標を立てる」というミーティングを行いましたが、このときは土・日2日間の合宿を隔週で3回開催しました。)

さて、ここで問題となるのが「休日に研修へ参加した場合の扱い」です。多くの企業では、休日の研修参加には休日勤務手当に代えて、「研修手当」などの手当を支給しています。しかし、労働基準法に照らし合わせて考えると、OKといえない場合があるので注意が必要です。

まず、「休日に研修へ参加する」ということが「休日勤務(労働)」となるかの問題です。たとえば会社として案内はするが参加は自由といったような場合には、各個人の自主的な判断が入りますので、福利厚生的な扱いとして「勤務ではない」と判断可能です。しかし、「必ず研修に参加するように」といった場合には、それは(おそらく職務上の必要性があって)研修参加を「命じて」いるわけですから、休日勤務扱いと考えることが必要になります。

労働基準法上では「休日勤務には割増賃金を支払いなさい」ということが定められています。したがって、前記の場合には「研修」といえども休日勤務扱いと考えるわけですから、休日勤務分の所定賃金+割増賃金を支払う必要が出てきます。研修手当がこのこの額を上回らない限り、法令には適合しないということになってしまうのです(なお、管理職については法令上はこの割増賃金の対象にはなりません)。

会社が研修を行う場合には、なんらか職務上の必要性があるはずです。したがって、研修を受けさせる場合には、「研修を受けさせてやっている」ではなく、「人財のパワーアップのための投資」と考えてはいかがでしょうか?その後に従業員が気持ちよく働けるよう払うべきものは払ってしまったほうが、結果として大きなリターンが得られると私は考えます。

[マネジメント] 脱「なぜなぜ」

2005-06-03 | マネジメント
コンサルタントがよく行うアドバイスとして「なぜなぜを3回(5回)繰り返しましょう」というのがあります。表面に現れている問題の真因を突き止め、有効な対策をとるために必要不可欠といわれています。

しかし、私は最近この「なぜなぜ」思考法を使わないようになりました。なぜなら、「なぜ?」という質問は「とっても難しい質問」と感じるようになったからです。

「なぜなぜ」を使う場面は、たいてい問題がある=何かうまく進んでいない時です。すると、「なぜ」という質問は、「なぜ、うまくいかなかったのですか?」となります。

では、この質問を受け取った時、その人の「思考の方向」はどこを向くでしょうか?上記の質問を見ると、時系列では「過去」を向いています。さらに、上記の質問は「否定」が組み合わさっています。このため、思考がネガティブになっていきます。すると、「過去をネガティブ」に考えるわけですから、どうしても「そうなった責任」に目が行ってしまいます。そして、「上司が・・・」「部下が・・・」「お客が・・・」「景気が・・・」というように、他に責任転嫁してしまうことになりがちです。こうなるといくら「何故」を繰り返しても、他へ他へと目が行ってしまい、真の原因に行き当たることはありません。

では、どのようにすればよいのでしょうか?。その答えは、例えば「これからなにができる?」のような「未来」を「肯定」するような質問で考えるように頭を切り替えることです。

思考の切り替えは次のステップで行うことが出来ます。

  1. まず、「何が起こったんだろう?」と「過去」を「事実で確認」します。

  2. そして、いくら考えても過去は変えられませんので、過去の事実を「しゃぁないなぁ」とありのまま受け止めてしまいます。(なぜ?を考える必要はありません)

  3. その上で、「うまく進めるために『私のできること』はなんだろう?」というところから考えます。

  4. 思いついたら、「他には?他には?」と展開していき、いくつかのアイデアを出していきます。

  5. これを何度か繰り返すと、「自分がこれから出来る選択肢」がいつのまにか現れています。



上で紹介した「うまく進めるために『私のできること』はなんだろう?」は、「未来」+「肯定」、さらには「私」を向いています。すると思考の矢印は「自分で未来を拓いていく」方向になり、様々なアイデアが浮かんできやすくなります。そして、いくつか思いついたら、その中で今出来ること、良さそうだなと感じることから始めていけばよいのです。

「なぜなぜ」で考えた原因が「真因」になっているかどうかは誰にも分かりません。それよりも、大切なのは「うまくいかなかったら、少し変えてやってみる」ことだと思います。皆さんもぜひ試してみてください。

[よもやま話] くーる・びず?

2005-06-01 | よもやま話
今日から6月。世間では「衣替え」の時期です。毎年この日の夕刊は、「夏服に着替えた高校生」の写真が新聞紙を賑わせています。ちなみに某地元ブロック紙が必ず掲載するのが地元某女子高の写真。編集者の趣味なんでしょうかね?(^^;;(確かに淡い水色を色調とした制服は爽やかなのですが・・・。あと、冬の衣替えは新聞で取り上げられる記憶が少ないのですが・・・。)

さて、今年は「クール・ビズ」なるものが出現しています。政府の温暖化対策プロジェクトの一環で、夏場の「ノーネクタイ・ノー上着」を推進し、エアコンをガンガンに効かせなくても良い様にしようという試みだそうです。

今日、たまたま仕事で官公庁の某局へ出向いたところ、早速「ノーネクタイ・ノー上着にご理解を」と書いてありました。これは、どんな風になっているのかな~、と楽しみに訪問先を訪れた所・・・・・・ほとんど「ネクタイ着用・上着なし」といったところでした(^^;; 執務スペース内なので上着は恐らくどこかにおいていたのでしょうが、出先での浸透はこれから・・・といったところなのでしょうね。

ところで、私は本来であればネクタイ大嫌い人間なので、この「クール・ビズ」の動きは大賛成です。ただ、実際仕事となると、「万が一お客様を不快にさせたときに、会社のカンバンが重たい」というところで、正直踏み切れません。会社として方針を出してもらえるととっても嬉しいのですが、ちょっと難しそうです。(一応社内ではカジュアルエブリディのはずなんですけれどね(^^;;)些細なことですが、お客様に接するときの対応である以上、「会社のブランド」に関わるだけに、慎重にならざるを得ないのが残念なところです。

ところで、「クール・ビズ」としてポロシャツはOKなのでしょうか?どなたかご存知であればお教え願いますm(_ _)m