ゴールデンウィーク前半の今日、仕事をしているとトラックが入ってきて工場の前に停まりました。
日曜日に珍しいなと思っていると茨城訛りのお父さんが降りてきました。
自分は茨城で石材商をやってきて高齢で引退したのだけれど店で残った端材を処分するにもお金が掛かるので置物を作ったとの事。
買わなくても良いからちょっとだけ見て欲しいと言います。
正直忙しかったので困りましたが人の良い笑顔でお願いしますと言われ、一緒にいたカミさんにもちょっとだけ見てあげればと促されました。
フクロウや亀、ウサギを作ったからもし気に入ったら工場に置いてくださいとトラックの荷台を見ると・・・。
御影石で出来た50㎝くらいの置物。
フクロウ?ウサギ??亀。
思わず笑ってしまいましたがお父さんが頑張って一生懸命作った事は解ります。
フクロウは3千円、ウサギと亀は5千円ですとニコニコして言います。
・・・正直困りました。
・・・ウサギはやめておこう(心の声)
・・・流石にフクロウも・・・(心の声)
亀なら迎え入れても・・・。
カミさんを呼びます。
カミさんも笑顔になりました。
お父さんはもっと笑顔です。
『じゃあ、お父さん、亀をもらうよ』
お父さんは満面の笑顔になりました。
1日1体作るのだそうです。
『社長さん、ご夫婦で150歳まで長生き出来るよ!』と帰っていきました。
日曜日になぜ県道からちょっと入ったウチの工場に来たのか??
なにか不思議な出来事でした。
昼休み、店の入り口にやってきた石亀。
不思議なご縁のお話でした。