フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

葉書

2019-04-20 07:57:17 | Weblog

葉書っていいもんだね。いやぁ、なにね。普段はメールなんだけどね。というかメールとか電話とかしか通信手段を知らないだろうと思ってた若い友人から葉書なんかもらうと急に明治の青年になったような気がしてなんかいいですな。「早乙女さん」「三四郎さん」ってな感じでさ。何故か昭和でもなく大正でもなく青年のイメージは明治なんだ。明治の硬骨漢っていうのかな。「夜の校舎、窓ガラス、拭いて回った」というような曲がったことが大嫌いというイメージだな。一直線って感じかな。その青年が若い婦女子から葉書を貰った。ウ~ン、セピアカラーの絵になるねぇ。とはがき1枚で1時間くらい遊んで内容を見てみると「ボクシングを始めようかと思ってます」なんじゃこりゃ!艶っぽい話でも何でもなかった。お前いいから「メール」にして。と思ってしまう。「夏が来る前に1キロ落とそう」ってな了見かい。無理無理。「アズナブール流しながらこの葉書を書いてます」にしてもらいたかったなぁ。今どきの若いモンはナニ考えてるのかおジイには分からん。それでも葉書とか手紙とかいいよなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Alain Delon

2019-04-19 07:32:12 | Weblog

僕らのスターといえばアランドロンにベルモンドでしょう。そのアランドロンが83歳か84歳になるのかな。そのアランドロンに2019のカンヌ名誉パルムドールをこの度贈られることになったとフランスの新聞に載ってた。83歳になってもヘンな爺でなくアランドロンだから凄いよねそりゃぁ多少は太っているけどさ許容範囲のうちだね。この賞は過去にはウッデイアレンとかクリントイーストウッドとかジェーンフォンダとかも貰ってるというからちょっと遅かったんじゃねーかというのもあるけどこの度、目出度しだね。やっぱし監督とか制作にに関わらないと俳優じゃぁクリエイティブと見られないのかな?表現は十分クリエイティブなことだけど。ヨーロッパでは監督と俳優では格差が凄いというからな。それでもこうやって認められる人が認められるというのはいいね。いくつになってもスターというのは輝くものなんだね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

vue de la mer

2019-04-18 08:45:58 | Weblog

16年前だったかに修復先で盗まれたゴッホの2枚の絵がアムステルダムの美術館で公開されるってね。どうやって戻ったのか経過は知らないがまずは目出度しだね。vue de la mer de Scheveningen et Sortie de l'eglise reforme'e de Nuenenの2枚。はじめスケベニンゲンの海の眺めかと読んでいたがよく見るとスシェフェニンゲンの海の眺めだった。もう一つはㇴエネンの改革派教会の出口。教会の方はいかにもゴッホって感じで驚かなかったが海の眺めの方はターナーみたいでさ「ゴッホって絵が上手いんだ」と驚いた。ゴッホが目にした感動が伝わってくるようであのゴッホのブルーグレイの目を通してその眺めを見てるような錯覚を覚えた。こんな絵は人間みんなの財産なんだから盗んで売りさばこうなんてもっての外だよね。それでも修復先で盗まれることが多いらしいね。修復先で贋作とすれ代わり贋作が世に出て本物は闇の中というのもあるのかな?江戸川乱歩の小説でそんなのがあったね。だからそんな想像してしまうのかな。ともかくいい絵はすべての人々の為にだ。作家の命だからね。絵っていいな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

choc

2019-04-17 08:26:05 | Weblog

notre-dameが焼けてショックは世界を駆け巡りました。パリの新聞は一堂にchoc a'travers le mondeと書き立ててます。パリの象徴ですからね。オレはノートルダムの背むし男と絵画教室のオバぁの孫が京都のノートルダム女子高に通ってるくらいの知識なんですがフランスの人にとっては日本の伊勢神宮か出雲大社みたいな存在なんでしょうかね。notreといえば我々のですからね。「我々の貴婦人」=「聖母マリア様」=notre dameとなるのでしょうかね。キリスト教に疎いから心底分かったとはいいがたいですがキリスト教徒にとっては絶対の存在なのでしょうね。その寺院が焼けたなんて。まさに「ショック」でしょうね。昨日の朝一報は入っていたのに我ながら見過ごしてしまって。なんかのショーかと思ってロクに新聞読んでなかった。それで今朝、ビックリ。パリの新聞なんかこの記事ばっかりだもんね。これだけでもパリっ子のガッカリ度が分かるってもんだ。マクロンが修復するって力強く言ったのがせめてもの救いだね。寺院の近くで消防士が立っていた傍に木々があってそれが少し濃いピンクの花をつけていたけど桜ではないし何なのだろう?寺院に似合ってたね。火災の原因が放火でないことを願うのはオレだけじゃないだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菖蒲

2019-04-16 08:41:15 | Weblog

気が付かなかったけど菖蒲の花が咲いていた。早速スケッチして色を乗せた。白と紫との花があった。昨日マーチンとこは孫の成長を願って鯉のぼりを上げた。フラフもベランダから垂らして「端午の節句」モード。そういえば森田童子の歌に「端午の節句」というのがあったね。菖蒲湯沸かして弟と・・・というんだったけ。珍しく浪花節調の歌だったよね。森田童子の命日も近いかと空を見れば空に向かって菖蒲の花が咲いていた。昨夜、東京でエリッククラプトンのコンサートがあったって友達が会場からビデオメールをくれた。もちろんコンサートが終わった会場を写したものだけど熱気が伝わってくるね。ブルースありのレイラありので大変感動したとのこと。どこの会場か忘れたけど14700人の超満員で全員大満足だったって。70代のオッサンがこれだけの人を魅了できるなんて本物はスゴイね。普段本物に接することなく生きてるから田舎はダメなんだよな。とブツブツ。本当はアンコールのところの49秒がついてたけどね。あの本物の音を聴いたら田舎のライブなんて聞けないよ。心に響くというのかなどうしてこんなに差があるんだろう。プロは努力が半端ないからねぇ。オレも努力だけはプロ並みにしようと心に誓うのであった。三日坊主のクセにさ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お疲れ様でした。

2019-04-15 09:01:37 | Weblog

4月9日から14日までの6日間、高知と横浜の「合同水彩画展」。お疲れ様でした。最終日は大雨でしたが100人以上の来客があり想定外の反応に驚いてます。今回は併催が小さな写真展しかなく流れの客が入らなかってので純粋に絵の好きな人が沢山見に来てくれて絵についての話が面白く聞けました。6日間は、年でしょうかね、キツかったです。「疲れ果てていることは誰にもわかってしまうだろう」って気分です。今回最高にうれしかったことは絵が褒められたことよりカズカズに逢えたことだ。「憧れのカズカズ、夢にまで見たカズカズ」が、初日に来てくれた!8年ぶりの再会。いいなぁこれ!絵を描いててよかった。とこの時ほど思ったことはない。「好きだった、こんな一言あの時に言えばよかった」と気分は鶴田浩二。いつまでも二枚目気取りをやってるうちに時間はあっという間に過ぎエレベーターの向こうにカズカズは消えて行った。まるで夢か幻か。一緒に当番をやってた元教授が「微笑ましいですね」と言ってくれた。「泣いてはダメだと胸に聞かせて」にっこり笑って「わかります?」と言っておいた。継続は力なり、続けていれば神は必ずご褒美を下さるか・・・。最終日には元美人のいや美人の同級生のスミエちゃんが来てくれてこっちも1年ぶりに旧交を温める。「サナエちゃんの木の描き方うまいよなぁ。(アル中で)手が震えてるからかなぁ」とスミエちゃんに説明してたらサナエちゃんが来なくてもいいのに丁度来て「私は飲んだら手は止まる」と怒られた。美人で始まり美人で終わる水彩画展。たまにはこれもいいよなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ最終日

2019-04-14 07:41:30 | Weblog

いよいよ「合同水彩画展」の最終日。あいにくの雨。毎日100人以上のご来場者があったが今日はどうなるかな。雨だから来ないだろうな。広報担当としましては気になるところだ。開催期間中、毎日顔を出すというのも疲れるもんですね。自分の教室を持ってる絵の先生とかも結構来てまして緊張もします。けど彼らは大人しく見守るという感じですね。素人で少し絵をやったことがあるという奴が煩い。遠近法の講釈から構図、はては色彩にまで文句を言う。まぁ大抵はネットで仕入れた情報を述べてるだけですけどね。わざわざF8のスケッチブックなんぞ持ってきてるから始末に悪い。「オレは絵には詳しいんだぞ」と言う態度で入ってくるジジイが毎年2~3人位いる。まぁこれはこれで面白いのですがね。昨日もベレー帽被った自称画家が来てしたり顔で見ていきました。水彩画が上手いとオレが思ってる女性も来てくれた。邪魔にならないように帰って行ったけど彼女の絵は素晴らしい。元この教室にいたんだけど上品だったから離れて行った。(やっぱり)と言うのは嘘で死んだ先生に習ってたんだ。同じ教え子なんだよ。その縁で見に行ったり見に来てもらったりしている。教えてはくれないけどありがたい存在。さぁ雨の中用意しますか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣けるわけない

2019-04-13 08:40:18 | Weblog

ショーケンの「泣けるわけがないだろう」を聴きながらショーケンも赤木圭一郎に憧れていたということを知ってなんだか近しい存在に思えた。比べてみたらやはり赤木は越えられないと思うね。赤木は21歳で亡くなってるのに越えられないって何だろうね。まぁこれは自分がそう思ってるだけだから。でもショーケンもそう思ってたんじゃないかなとふとそんなこと思ったりして。そんなことから急に昔のことを思い出して、あれは高校1年の秋だったかな友達と2人で授業さぼって学校の近くにあった「お好み焼き屋」に行ったらそこに3年生の先輩がいてさ、その頃の3年生って1年生から見ると随分と大人に見えたんだよね。「何年生か」と聞いてくるから「1年です」と言うとポケットからタバコを出して「吸うか」と言ったんだ。確かハイライトだったと思うけど。「言え、吸いません」と言うと「そうか」と言ってタバコを胸のポケットにしまった。たったこれだけのことだけど、このことをやけに覚えているんだ。すべての仕草が大人っぽく見えたからだろうね。この壁は未だに越えられない。「カッコいいな」とはこのことだろう。だから赤木のカッコよさは赤木に憧れた者には越えられないんだよね。ハイライトか懐かしいね。タバコを吸わなくなって35年近くになるのか。随分と値段もパッケージデザインも変わったんだろうな。タバコと言えばいつもこの先輩が差し出したハイライトを思い出す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

順調に

2019-04-12 08:47:21 | Weblog

カルポートで開催中の「合同水彩画展」、2日目の雨にもかかわらず3日目の戻り寒にもかかわらず、いまのところ順調に客足を伸ばしています。今年の特徴は絵に関心がある人が多いことかな。どうやって描いてるの?とかの技術的な質問から絵の背景、タイトルの付け方、挙句の果てには展示目録の校正までしてくれる人もいました。有難いことです。横浜教室から駆けつけてくれた連中も3日目には横浜の方へ帰り展示場は静かに美術館らしい雰囲気に戻りました。今日は高校の同級生が来てくれます。高校の同級生はまだわきまえというものがありますが、中学の時の同級生がくると一気に部活の部室みたいに賑やかというか猥雑というか美術の部屋でなくなるというのはどういうことなんでしょうね。やっぱり、無秩序な子供に返るんでしょうかね。「うるさくてスミマセン」と他のお客さんにいつも謝らなくてはいけない。まぁお客さんも漫才のような話が聞けて笑ってますけどね。違った意味で笑いの美術展ですかね。ここが他の展覧会にはないことかもしれない。それでこんだけお客さんが来てくれているのかな?と本末転倒ながら思うこともあります。これがエンターテイメントなのかなと気軽には思ってますけどね。さぁ、今日も当番に行きますか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Black hole picture

2019-04-11 08:31:55 | Weblog

ブラックホールの撮影に成功。平成の最後にこんな映像が見られるなんて。何個だったっかな電波望遠鏡でねぇ。世界の天文学者が集まった国際チームでの快挙。もちろん日本人も貢献。「We have seen to take a picture of blackhole.」って興奮気味にSheperd Dooleman教授が言ってました。今まで想像図と言うのは見たことがありましたけど、いやぁ凄いもんですね。太陽みたいな雰囲気で周りにガスの火が取り囲んで。太陽と違うのは本体は燃えずに真っ黒なままで不気味なところだ。取り込むガスの噴射がバーッと伸びて行きつく先にブラックホールが口を開けて待ってるなんて。光でも飲み込むんだから。いよいよ神の領域ですか。日本のレンズの技術がなければこうはいかなかったでしょう。もちろん天文学者の天文的な頭脳がないと到達は出来ませんが。このところ「はやぶさ」といい「ブラックホール」といい日本は宇宙めいてますね。元祖アストロボーイの世界が今まさに開かれようとしてるんですね。(ちょっと表現が古かったかな)人生のブラックホールに向って俺たちもじりじりと引き寄せられているんだろうな。とあらぬことも考えたりして。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする