tarebon就活ポインター☆キャリアと人生の問題解決に役立ててね☆

キャリアと人生の問題解決にこのブログをお役立てください!

就活と卒論はKJ法で◆頭の中をまとめよう◆川喜田 二郎先生の知恵

2010-10-20 10:39:34 | 日記

就活が終わった学生さんは論文執筆が
大変みたいですね。
構想がうまくまとまらないみたいです。


昨夜、そういう学生さんにメールで
KJ法のアドバイスをしました。

自分自身の仕事でも使っていますので
KJ法の紹介です。


◆川喜田 二郎教授(1920 - 2009)だからKJ


この先生が考案されたので、お名前の頭文字から
KJと名づけられました。
論文執筆の技術で有名ですので、私のアレンジ説明です。


メモ帳や付箋を用意して
頭の中にうかんでくる内容を
キーワードで、どんどんメモしていく



そのメモを並べ替えてグループをつくると
いくつかのかたまりができる



そのかたまりを整理していくと論文の
章ができあがる。



章を連結していくと話の流れができあがる。



◆ばらばらなものが一つになる『スッキリ感』


ばらばらなものがまとまると、頭の中がスッキリする。
そういう快感がKJ法で味わえますよね。


卒論でも、就活エントリーシートでも
『書きたいことがまとまらない時』には
KJ法でスッキリしましょう。


さて
人間の感覚にはいろいろなものがあります。

味覚、色覚、聴覚、視覚、嗅覚、・・
こういう、ばらばらな感覚も、もし一つにまとまったら

KJ法で頭の中がスッキリするように
体がスッキリするのではないかな?
私はそんな気がします。


◆目からビタミン吸収


私の卒論は西洋教育哲学で『シュタイナー教育』をテーマにしました。
関係する卒論資料のなかで記憶に残っている話です。
(シュタイナーの人間観を説明した資料にあったと思うのですが)


・・・・・・

消化器官にダメージをうけた患者さんが
必要なビタミンが含まれている食べ物を目でじっと眺めて

その視覚を味覚に変えて目からビタミンを吸収して
病気を回復させたことがある。

目は視覚しかないと考えられているが、
人間の感覚は、本来すべてがつながっているものだ。

・・・・・・


音を聞いて色が連想できる人や、目隠しをして手で触るだけで
色が分かるという人が世の中には時々いるようです。
(共感覚の持ち主)

おそらく、人間は全部の感覚が
本来は繋がっているということなのかもしれません。


◆心と体にKJ法


KJ法のスッキリ感を、人間の感覚にも当てはめてみると
面白いかもしれませんね。

たとえば、色を見て音や味、匂いを連想できるかどうか?

『ばらばらなものを、グループ化してまとめる訓練』
を、企画や発想を鍛える延長線で、心や体のばらばらな部分にも
当てはめていきましょう。


悩みがたくさんあれば、それをひとつづつ書き出して
グループにまとめていくと、案外スッキリしますよ。


心をすっきり、そして体だってそうかもしれません!
ばらばらな痛みは、じつはつながっていることもあります。

頭痛がすると思ったら、実は肩が凝っていた。
そして肩こりは目の疲れから来ていた。
ならば目の疲れを取るような工夫をすればいい・・


なにごとも、つながることがあります。
そのつながりが見えてくると『スッキリ』するものです。


ああすっきりした。
頭の中が整理できて心も軽くなりました^^


今日の午後は神経の使う業務監査ですので
ではまた。

就活のネット情報◆自分の足で検証◆読売新聞連載「就活ON」から

2010-10-19 19:41:10 | 日記
こんばんは。

毎週火曜日は読売新聞に連載中の「就活ON」を
スクラップするのが習慣になっています。

タイトルもそこからインスパイアです。
今日の特集は「ネット情報 出所注意」という内容でした。


ではいきます。


◆ネガティブ情報もある。


※※※※※※※

昨春就活を経験した男性(23)は、志望企業を中傷する書き込みを掲示板でみつけ、「動揺した」と話します。掲示板には、雇用問題や待遇などに問題を抱える「ブラック企業」として、企業名を列挙した「ランキング表も」。

(中略)

リクナビの岡崎仁美編集長も、「ネットで『絶対の正解』を探そうとしないこと。OB訪問など自分の足で情報を検証していくことが重要」と話しています。

※※※※※※※
読売新聞2010年10月19日「就活ON」より


ネット情報はその「出所に注意」ということですね。


◆足で稼いだ情報こそ


ネット情報ということで、実例を一つ。
あるベンチャー企業が、ホームページ上に本社移転の情報を掲載していました。
ホームページ上での表現は

「業務拡大にともない、本社機能充実のため移転を決定した」


その企業へ営業して私が掴んだ事実は

「オフィス賃貸料が払えなくなって、安いところに移転させた」

大手企業でもよくある話です。
しかし学生には事実が見えてこないので

『この会社は売上げが伸びて本社を大きくしたから移転させたのか~』

と素直に納得してしまうケースが多く見られます。


◆全てを信じず、全てを疑わず。


しかしだからといってまた単純な反応で
『情報は全部疑うほうがいいのか~』
というのも理解が不足することがあります。


信じることのできる情報と、疑ったほうが良い情報と、
真偽を見抜くための基本的な力は

『自分で考え抜いて判断する』ということかなと思います。


これは難しいことのようですが、
判断のポイントが『自分』であることが大切ですよ。
『他人に判断を委ねない』という意味でご理解くださいね。


私のブログの情報も、全てを信じず、全てを疑わずのほうが
客観的にバランスが良いと思います。

それでは。(ジャスト1000字)

就職留年の是非◆リーマンのコーヒーカップ40ドル◆2年前は4200円?

2010-10-18 08:26:35 | 日記
おはようございます。

2008年9月のリーマンショックのあと
解雇された元社員がネットオークションに
社訓入りのコーヒーカップを40ドルで出品しました。


注:これはコリラックマのスープマグ。



このニュースを知ったのは当時のスポーツ新聞からです。
とっさにメモした記録では
日本円で約4200円という注がついていました。

※コリラックマのスープマグはポイントシール30枚
(約3000円)


今週の外国為替相場で一ドルがいくらになるのか?


そのコーヒーカップは今なら日本円で
1000円以上安くなっているはず!


円高という現象は私の頭の中で変換すると
【リーマンの社訓入りコーヒーカップが値下がりした】ということになっています。




円高、円安というのは言葉で覚えようとすると
なかなか難しいものなので
具体的な買い物や旅行に置き換えてみると
分かりやすいということです。



そこからブログのテーマにすると

就職活動の不安というのは漠然と抱えていると
なかなか難しいものなので
具体的な活動に置き換えてみると
分かりやすいということですよね。


◆就職価値の変化ということ


ある新聞記事のなかで
金融や商社を30社以上受けて決まらず就職留年を決めた
【一橋大学の4年生女子学生】が紹介されていました。


私には彼女が
【リーマンの40ドルコーヒーカップ】のように見えてしまうのです。


一橋大学の女子学生も、リーマンの元社員も
一般的な能力・スキルや資質は非常に高いと思われます。


ところが個人を超える社会的なタイミングによって
相対的な価値が下がることがあります。


いくら能力・スキルや資質があっても
【それを生かすチャンス・場所を探す】というまた別の能力が必要ですよね。


◆長期的な戦略から

私がもしその女子学生に
もう少し早い時期にアドバイスできたとしたら

・留年は「相対的な価値が下がる」リスクがある。
・仮に人気企業で総合職に採用されても同期の中で社内評価は低くなる。

それであれば就活スケジュールで
「国家公務員のⅠ種採用」も必ず受けておいて

万が一企業採用がアウトにあったら
公務員キャリアとして
「転職ヘッドハントされるような実務能力」
をつけていくほうが良いのではないか。

キャリア官僚から企業に移ると、新卒採用で企業に入るよりも
ポジションが有利な場合があります。
(※優秀な国家公務員であることが前提です)


※あくまで私の個人的な見解です。
実際には本人の希望・状況によってアドバイスは変わります。

※公務員と企業ダブル応募はスケジュールがキツイので
ケースバイケースで綿密な段取りが必要です。



◆時間経過と相場から


リーマンのコーヒーカップは
歴史のタイミングを物語る
「メモリアルグッズとしての付加価値が40ドル」

もうしばらくすると歴史の評価が下されて
時間経過によって価値が上ってくるのかもしれません。
日本円で手に入れるなら今が買いどきなのでしょうか?



就活生の場合
「付加価値は固定相場」
新卒タイミングが一番高いものです。


1年の留年リメイクで付加価値を維持するよりも
まずはそのタイミングで確実に就職する戦略を考えて
社会の変動相場のなかで
「1年分のメモリアルグッズとして付加価値をつけよう」


社会経験を積むことで、将来の転職でめざす企業に
ヘッドハントされる方法もあるのだと知っておくと便利です。
その会社からヘッドハントされるような実力を社会で積むのです。




就活留年は可能な限り避けて
その一年を社会人として付加価値をつけるほうが
長期的には有利であろう、と思います。

「新卒の付加価値は決して同一ではない。留年組は評価損なのだ」

では今週もがんばろう。


チリ落盤事故の33人の祈り◆信仰心◆Faithへの理解と敬意を!

2010-10-15 22:46:45 | 日記
こんばんは

週末はこのニュースで締めくくりますね。

日本では希薄になりつつある
「宗教的な文化理解」
について考えてみたいと思います。



◆祈る牧師


南米チリ落盤事故の作業員33人の救出劇で
『33人は敬虔なクリスチャン』
という新聞記事が目に留まりました。


10月15日付の読売新聞の記事によれば
彼らの信仰心を物語るエピソードで

ホセ・エンリケスさんは
救助を待つ間、地下に33人分の聖書を取り寄せて
定期的な礼拝を開いて神の救いを説き続け
(※福音派の牧師でもあった)


2番目に救出されたセプルベダさんは
「神が私を引っ張ってくれた」
と語り、信仰心をあらわにしたそうです。



◆生きるために必要な「信仰心」



彼らの「信仰心」について、我々は改めて学ぶことが
多いなあ、と思いました。


※※※※※※※

一人の学者が(信仰心について)核心を衝いた発言をしている。
『善の研究』で有名な哲学者、西田幾多郎である


「世の中には、往々、何故に宗教が必要であるか、などと尋ねる人があるが、かくの如き問いは、何故に生きる必要があるのか、と問うのと同一である。

宗教は己の生命を離れて存在するのではない。

その要求は生命そのものの要求である。したがって、かかる問いを発するのは、自己の生涯の真面目ならざるを示すものである。真摯に考え、真摯に生きんと欲する者は必ず熱烈なる宗教的要求を感ぜずにはいられないのである」

※※※※※※※
 伊藤肇 「人間学」PHP文庫 1986年より




難解な文章なのですが、水や空気と同じように
宗教は生きるために必要なものなのだ、ということのようです。



私がいろいろ説明するよりも
33人の英雄たちの姿を見てみるのが
一番良いですよね。



69日間の苦難を耐え抜いた精神力の基盤が
「宗教的な信仰心」
にあることはもっと注目されて良いと思います。


◆見えないものを信じる姿に、希望は引き寄せられる◆

キャリアと人生を考える
就活ポインターの
静かな秋の夜に

良い週末をお過ごしください


幕末の就活で何を教えたか◆『飛耳長目録』◆世の中に関心を!

2010-10-14 23:08:11 | 日記
昨日のブログで
チリの落盤事故33名救出について書き出しました。


それに関して就活中の学生さんの一部から
『就活テーマのブログなのに』
『どうして就活に関係ないニュースの事を書くのか』
という質問をいただいて


今夜は
きちんと説明しようと思っています。


私は世の中のニュースに『就活と関係ないこと』
は無いだろう、と思う一人であります。



◆ある男の話


※※※※※※※※

彼はいまでいえば新聞のベタ記事も、テレビのスポットニュースも、決して見逃さなかった。また、弟子たちが見逃すこともゆるさなかった。

彼にとって、程度が高いとか低いとかは問題でなく、人間の営みすべてがテキストであったのである。

「そういう人間の営みに目をつけないで、何が政治だ、何が経済だ、何が文化だ」という考え方をもっていた。

・・・

彼が毎日のニュースを書きつけたメモは「飛耳長目録」と呼ばれていた。耳をたて、目を横に長く開くという意味で、つねに緊張しているという意味である。

※※※※※※※※
童門冬ニ「男の器量」知的生きかた文庫 1992年 より



◆その男の名前


ご存知の方もおられますよね。


この男の名前こそ吉田松陰
弟子というのは、松下村塾で学んだ若者たちのことです。



松下村塾は現代でいえば大学に相当しますが
相当に厳しい大学です。

当時の定番の就職コースである
幕府や大名家への仕官を目的に
「就職指導」を行うことはしませんでした。


◆幕末におけるキャリア形成のヒント



では何をしたのでしょう。

そのヒントのひとつに「飛耳長目録」があります。
これは

1.『現代社会への関心・情報の収集』とその中で

2.『自分たちが何をしたら良いのか、何ができるのか』を

3.『徹底的に考えさせた』

というところにあるのではないかといわれています。


冒頭の就活生の疑問への、私なりの説明でもあります。
言葉の説明から行間の想いを読み取っていただければ幸いです。



いろんな情報・いろんな関心と興味を持とう

ではまた