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東京都福生市(ふっさし)の食べ歩きを中心に…。

福生食いもんや巡り 96 蓮月食堂

2008年02月23日 | 福生食いもんや巡り
今回は夕方6時半ごろに福生駅東口方面にある
以前行ったお店にバイクでの訪問。
だが、看板を片付けている最中でやめる。
その後、よく行く店にしようかと思った。

福生駅東口からやなぎ通りを南下し、
TSUTAYAの先の左手に和食店らしきお店(この辺)を発見。
いい雰囲気でお客の出入りも結構ある。
何屋さんかな?

左に曲がり、見てみると暖簾にはふぐ料理店...。

「ダメだぁ~」

そのまま直進し、四つ角へ。どちらに曲がろうかなと思った矢先
右手に煌々と輝く看板発見。
近寄ってみる。

暖簾には食事処と書いてある。ひょっとして入れるのかな?
明るいお店というのは経験上、ハズレの確率は低い。ちょっと期待。
入口横にはメニューがある。

うどん、そば、中華、ご飯類など。




ショーケースも綺麗にしてある。
掃除も行き届いている。
入りたくなってきた。

メニューの詳細

※クリックで拡大
下に「本日は、ご来店頂きまして誠に有難うございます」だってさ。
入店していないんだけど(笑)

サンプルもあり、考えた結果、カツ丼(850)に決め、入店しようと店内を覗いてみる。

60位のお父さんとお母さん。それに80代のおばあさんがいらっしゃる。
みんなテレビを見ている。
ということはお客は一人かな?入ってみよう。

入ると同時に3人揃って明るく「いらっしゃいませ~♪」
あれっ、3人で切り盛りされている。
あらあら、じゃあ貸切状態だ(笑)。

手前の席に座る。席に座るとメニューを持ってきてくれた。
でも、いらない。
なぜなら、カツ丼と決めていたからだ。

でも、お父さんが「メニューのほかにこちらにもおかずかありますから」って。

見たら、手作りのおかずがズラリ。
好きなものを見て取っていくタイプだ。
関西では「ザ・めしや」や「まいどおおきに食堂」などがあるが
関東ではめずらしい。

ご飯とおみそ汁は370円、ご飯のみで320円と安くはないが
おかずは安い。

※クリックで拡大
上、左から順に行くと、甘塩シャケ(300)、
大根煮付け(200)、マーボ豆腐(250)、ウインナと玉子炒め(200)、豚肉とナス炒め(270)、玉子焼(250)
とろろ(200)、納豆(100)、牛肉豆腐(250)、ホーレン草(200)

料理の色、形をみてどう考えても冷食ものではない。

そんな訳で、カツ丼はキャンセル。ご飯のセットと料理2品注文することに
しよう。
注文したあと、席に座るとスポーツ新聞を用意してくれていた。
おばあさんが「読むでしょう」って。

ありがたいんだけど「料理はレンジで温めるだけだから読んでる暇ないよ」
と思いつつ...。
それにしてもサービス旺盛だ。

待っている間に撮った一枚。

撮り終わるとすぐに料理が出てきた。


牛肉豆腐、大根煮付け、
それにご飯とおみそ汁
しめて820円である。

大根の方はおだしが効いている。
こんぶ?のお出汁が効いていて美味しかった。
牛肉豆腐もほうれん草タップリのおみそ汁もダシが効いていて
同じく旨い。ごはんがすすみ、あっという間の完食でした。

案外、煮付けというのは時間のかかるものだから外でいただく
ことは難しい。
でも、ここだとレンジで温めるだけなのですぐ出てくる。
毎日同じ品数があるとは限らない(実は2回訪問して2回とも同じぐらいの品数があった)が
カロリーを気にしている方、和食好きなら是非、一度は訪問してもらいたいお店だ。

という訳でこのお店、普通ならご夫婦で経営されている
お店が多いけどここはおばあさんとお父さんお母さんがなさっている。
だから、サービス1.5倍。
何となく煮付けなどはおばあさん考案のものではなかろうか。
今どき、デパ地下に行かないと見当たらないと思う。

今回はお会計をした後にお断りし、ショーケースの写真を撮影させていただいた。
そのあと色々お話をうかがった。
要約すると
・45年の歴史あるお店
・昔は公共事業関係でお客さんが一杯来ていた。
 自宅から持ってきたご飯だけ入っている弁当箱に
 このお店のおかずを買っていく人がいた。(今は持ち帰り不可)
・ショーケースのは手作り(先述したが)。
 常に0度で保存してあるなど、このほか昔ながらの色々な手法で
 衛生面では確固たる自信。
曙食堂さんは昔、今の西友Part2にあったらしい。
・冷凍食品は使用していない(やっぱり!)
・ごはんは福井県産のコシヒカリ。
・ショーケースに残った商品は閉店後食べるそう。
 なので「不味い料理は出しません」とか。

お店の雰囲気としては田舎に帰ったときのように終始和やかだった。
お店の方が田舎にいる、両親、祖母といった感じで
そのときと同じくらいの恐ろしいくらいのおもてなしだった。
なので小さい子供のいる家族で訪問すると今回と同じくらいのサービスを
してくれると思う(推測)。

どこかの某外食チェーンが「豊かで楽しいもうひとつの食卓」をコンセプトに
やっているすばらしいお店があるがそういったお店でも
どれだけ逆立ちしてもこういったお店には勝てない所があると思う。

それにしてもこのお店、見つけられる人はどれだけいるのだろうか。
普段、絶対通らない道だし...。

<メモ>
 蓮月食堂
・場所はこちら
 福生市大字福生282
 042-551-2529
・火曜定休
・朝9時~夜1930頃まで
・駐車場:なし(店の前の路上?)