薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

バーオーナー同士の四方山話

2015-06-17 | Weblog
「どうですか?最近。」
「いやあ、暇ですよ、先日社長が来られた時は金曜日だったから
 たまたま忙しかっただけですよ。」
ダイニングバーのオーナーはビールを片手にそう話した。
「(金曜日?・・俺いったっけ?)いやいや、従業員の方も増えてたし
(そうだった、バーを開けずに呑みにいったんだ)もうかってるでしょ」
近所の小料理屋で晩飯を喰いながら拙者は訊いた。
「この辺の大型施設はどんどん移転して、売上も散々ですよ。
 社長は本業でもうけてるでしょうから、いいですねえ」
「いやいや、本業も赤字、バーも閑古鳥すら鳴かない末期症状ですよ。
 いつ辞めようかばっか考えてますよ。」
「そうなんですかあ。家呑みが増えてるし、仕入れも値上げ続きで益々
 苦しくなりますねえ。」
「そうですなあ、ま、躯が資本、身体だけはお互い大事にしましょうね」
「じゃあ、お先に、また、店に遊びにきてください。」
「はい、、また、近日中に・・」