19時からのNHKのニュースを観終わり
チャンネルをそのままにしていたら
その後の番組NHK大分放送局制作の
「おおいた美の風景」
という番組で、熊野磨崖仏が紹介されていました
そういえば、10月にそこへ行ってました
これはアップしなくては・・・
場所は、国東半島、豊後高田市
鋸山
鋸の歯のように険しい山々を修験者が修行していたんですね
今年の春、10年に一度の峯入りもここからスタートしました
磨崖仏を見上げるところまでは、長い長い石段が延々と続きます
入口に杖が置いてあります
帰りにはその杖、納得しました
日中でも薄暗い杉並木
杉と杉が風に揺れて、こすれあう音が聞こえてきます
すれ違う人と
「まだまだ、先は長いですよ」
「あ~そうですか」
ここはまだ道半ば
ここからは自然石が100メートル積まれています
多くの人の足で、石が丸くすり減っています
この自然石の並べ方がとっても男性っぽいんです
と思ったら、この石段赤鬼がつくったんですって
何でも、人間を食べる赤鬼が出没
熊野権現様
何かいい方法は?
一晩で100の石段をつくることができたら許してやる
と約束
できるはずもないと思ったら、この赤鬼仕事ができる
あっというまに99段まで築いちゃいました
100段目の石を担いだとき、権現様
「コケッコッコー」
とにわとりの鳴きまね
赤鬼君、100段目の石を担いだまますたこら逃げだしたそうな
汗をふきふき、やっとたどりつくと
二体の磨崖仏
8メートルの不動明王
平安末期に修行僧が掘ったそうです
右に剣を持っています
剣は持っていますが、お顔が不動明王にしてはとても優しい
アップで見ると、右目は大きく開き
左目は半分閉じてます
ウインクしてるように見える
今夜の「おおいた美の風景」でそう説明
そういわれてみれば・・・
「へい~、そこのひと、仏様を信じようじゃない!」
みたいな
とってもフレンドリー感がします
もう一体は、大日如来像
平安中期
九州では一番古い
1000年たったのに、羅髪の模様もくっきりはっきりと残っています
仏の里、国東
まだまだ古刹、名刹が沢山あります
今日の私の小さな幸せ
今日、風強かったですね~
信号待ちしていたら、横風に車が揺れました
飛ばされるはずはないとわかっていても、やっぱり怖かったです