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遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉(546 )  小説  <青い館>の女 (35) 他 生きる力 

2025-05-04 12:15:32 | 小説
              生きる力(2025.4.12日作)



 何時の時も
 眼の前にあるのは現実
 現実のみ その
 現実に向き合い
 耐え得る力 能力を
 養い 育て 身に着ける
 現実 今この時を正確 確実に把握
 自身の進む道 探り出す
 人が生きる
 最も大切 為すべき事
 失敗を恐れるな
 重ねる失敗 成功の基 礎
 要らぬ助言 進言
 下手な教本 解説本
 頼るな
 それらは総て それを語る者達
 彼等の勝手な解釈 思い込み
 現実 今 眼の前にある事象
 総ては一つ一つ 各々 異なる
 異なる事象 異なる現実
 その前で総ての事柄
 総ての事象 その
 原因 要素を自分で探り 
 自身の進む道 を 探り出す 
 その事こそが 今この時
 眼の前 そこにある現実
 総ての事象に耐え得る力
 解決の源となる




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              <青い館>の女(35)



 
 その財力でわたしを支配しているという自信が常に彼女にはあって、わたしが何処で何をしようが、結局は自分の手の中から逃げ出す事は出来ないーー。
 わたしのお里を知る彼女は冷静にそう判断していたのだ。
 わたしの女性関係など、彼女に取っては取るに足りないものでしか無かった。
 軽蔑すべき事以外の何物でも無かったのだ。
 彼女に取っては孝臣という牧本家の跡継ぎが出来てしまえば、後はもう、わたしなどは意味の無い存在にしか過ぎなかった。
 嫉妬の対象にも成り得なかった。
 何故なら妻は、石の存在でしか無いのだから。
 妻との二人の朝食は何時もの朝と変わらずに始まった。
 わたしが新聞に眼を落とし、妻はテレビを観ながらハルさんと会話を交わす。
 程なくしてハルさんもテーブルに加わった。
 わたしが眼を落す新聞には、どれも取り立てて興味を惹かれる記事は無かった。
 さっと五紙各紙の見出しを見た後、二、三の記事を拾い読みしてから、何時もの様に死亡記事欄に視線を移した。
 体調を崩して以来のわたしは、その死亡記事が奇妙に眼に付いて興味を引かれるものになっていた。
 各々記されたそれぞれの人達の経歴を見ながら自分の人生を其処に重ねていた。
 格別の付き合いは無くても様々な会合などで出合った人達の死には、自分を取り巻く周囲の空気が揺り動かされる様な感覚を覚えて、愕然とした思いに捉われた。
 自分がこうしてこの欄に掲載されるのは何時の事になるのだろう、などと考えたりしていた。
 明日でもある様にも思えたし、まだまだ遠い未来の事でもある様にも思えた。
 何れにしても、やがてはわたしにもその様な日は確実に訪れるのだ。
 日々、死亡記事欄を眼にする度に死への思いを深めている自分がそこに居た。
 食事が終わると洗面所に向かい、すぐに出社の支度に取り掛かった。
 歯を磨きながら改めて鏡に映った自分の顔に注意を向けた。
 一昨日別れたばかりの加奈子の若さに満ちた存在が、意識の何処かでわたし自身を照射して来た。
 衰えた髪と広くなった額、弛(たる)みを増した頬などに未だ年端もゆかない加奈子との遥かな距離を感じて、その距離をも顧みずなおも加奈子の若さにしがみ付いてゆく自分に浅ましさを覚えて思わず鏡の中の自分から視線を逸らした。
 自分自身の無色透明が望まれた。
 清廉潔白、公明正大、君子のわたし。
 もし、そうであれたらどんなに良い事か !
 だが、それは不可能だった。
 妻へのなんとはない憎しみを抱え、体調不良に怯えながらもなお、失われてゆく歳月に未練を残して無様に過去を手繰り寄せようとしている。
 それがわたしの現実なのだ。
 混沌に沸き返る坩堝でもがいている。
 人は誰もが生きている限り、惨めさからも無様な自分からも逃れられないのではないか ?
 君子のわたしなど、望むべくも無い。
 そう納得して、漸く加奈子との関係を肯定した。
 これからも可能な限りわたしは、加奈子との係わりを続けてゆくだろう。浅ましても、醜くても、愚かでも。
 そうしなければ、自分が生きている事の根拠が失われてしまう様な気がするのだ。
 それにしても何故、加奈子はこれ程までにわたしの心に侵入して来るのだろう ?
 これまでわたしは、直ぐには思い出せない程の数多くの女性達と関わって来た。
 その女性達との間では常に一定の距離が保たれていた。
 わたしが何時も拒絶の姿勢を崩さなかったのだ。
 人生という場に於いてわたしは、それ程深い関係を女性達に求めて来なかった。
 わたしに取っての人格としての女性は、ただ一人、石の女、妻であったに違いないのだ。
 その妻との間にわたしは確執を持っていた。
 あらゆる面でわたしは妻を否定し、踏み越えなければならなかった。
 そんなわたしに取っては、世間の女達は束の間の気晴らし、気を紛らす為の存在以外の何物でも無かった。
 人格としての女性など必要ない。ーー
 その日、会社に出るとわたしは何時もの様に、秘書が整理をし、まとめて置いてくれた各支店からの営業報告書の数字に眼を通した。
 息子は一日中、外出していた。
 多摩地区の物件の立ち上げに本腰を入れ始めた様子だった。
 いずれにしても、詳細はわたしに報告され、決定に向けての相談が持ち掛けられるだろうが、その時には既にわたしの妻の意見をも取り入れて、総てが決定済みに近い条件で固められているのだ。
 わたしが反対しても息子はそれを実行するだろう。


            5


 わたしの支店廻りは依然として、二カ月に一度の割合で継続していた。
 加奈子が居る北の街には、東北地方へ出向いた折には誰にも内緒で、加奈子にだけ電話をする事があったが、関係は依然として変わらなかった。
 海岸ホテルに宿泊したわたしが電話をして加奈子の部屋で会う。
 ホテル代に代わる二万円はその都度、彼女に渡していた。
 管理人やマンションの住人達の視線は殊更、気になる事も無かった。
 無論、それなりに気は使っていた。




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                 takeziisan様    

    

                新天地 順調の様ですね
               まずはおめでとう御座います   
               当方 重い腰はまだ上がりません
               パソコン操作が不慣れなもので なるべく簡単な方をと 
               考えているのですが どうなります事か
                仙丈岳 荒々しい山肌 雰囲気が伝わって来ます
               これでは断念も仕方が無いかと納得            
               山の景色は好きで 旅行した折りなどに眼にした
               山の景色を思い出しながら 何故か懐かしい気持ちで拝見させて戴いております
                人間 目的が無ければ気力も湧かない
               目標を持つ 人が生きる上での最も重要な要素ではないでしょうか
               目的があれば多少の苦労も乗り越えられる
               腑抜けの殻 これでは何も出来ません 
               気を張って生きて行きしょう  
                花道 見事 素晴らしい光景です
               実際現場を見てみたいです
                スズラン 何故か懐かしい 
               クンシランほっぽり放しのわが家でも花盛り 
               棕櫚は田舎のわが家にもありました
               栴檀の木と共にこれも懐かしい木です
               それに柿の木 これも あの秋の彩りと共に郷愁を誘われます
               日本の原風景とも言える様な光景
               いずれにしても都会の屋根を見て暮らす人間には
               過去への郷愁と共に様々な思いが蘇ります
                イノシシ ジビエ 是非 食べてみたい物の一つですが
               都会に居ては無理なのでしょうか
               以前 旅行先でシカの肉の刺身を食べた事がありますが
               癖が無くて美味しかった記憶が残っています
               本来 癖が無いのか 上手に調理した結果なのかは分かりませんが
               イノシシ クマ 食べてみたいと思っています
               野生動物被害の叫ばれる中で 何故もつと
               ジビエを活用しないのかと不思議に思っているところです 
                今回も楽しく拝見させて戴きました
               有難う御座いました             

    

 
                
   

               





 






















 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 






























  

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