遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 115 ラップ おまえはバカだ

2016-11-27 13:31:23 | 日記

          ラップ おまえはバカだ(2016.11.21日作)

 

   おまえはバカだ

   誰かが言った

   バカならバカでいいんです

   バカは死ななきゃ治らない

   バカは死ななきゃ治らぬが

   バカでもめしは食うんです

   時には羽目も外します

   あいつがまさかあんな事

   そうですあいつのわたしがあんな事

   そんな事こんな事迷い道

   それでもなんとか生きて来た

   今じゃどうにか世間様

   世の中みんなと溶け合って

   青息吐息世を過ごす

   金もなければ名誉もない

   名も売れなければ地位もない

   ないない尽くしの身が一つ

   だけど手だけは汚れてない

   醜い面(つら)も汚れてない

   あの道この道そんな道

   迷いさ迷い歩いて来た

   曲がりくねった道々も

   もうそろそろ日が暮れる

   蛙が鳴くからかーえろ

   おまえはバカだ大バカだ

   蛙の声が言ってるような

   そんな気がする昨日今日

   よくよく聞けばその声は

   自分の胸の奥底で

   自分が言ってる

   自分の心の声だった

   

   


遺す言葉 114 遠いあの日のわらべ唄

2016-11-20 14:27:43 | 日記

          遠いあの日のわらべ唄(2016.11.16日作)

 

   石けり なわとび ジャンケンポンよ

   空は夕やけ 日が暮れる

   蛙が鳴くから かーえろ

   麦わら帽子に 赤とんぼ

   追われて今日は どこの町

   -----

   さよなら 三角 また来て四角

   いつも別れた あの小道

   一番星さん 見っけ

   ねんねんころりの 子守唄

   姉さんかぶり 遠い日の

   -----

   水あめ 綿菓子 鎮守の森で

   村はお祭り 笛太鼓

   うしろの正面 だあーれ

   鼻緒のちぎれた 赤い下駄

   泣き泣き帰った ひぐれ道

   ----- 

   あんたがたどこさ 熊本さ

   幼馴染みも 遠い町

   あの顔 この顔 夢の中

   もういいかいも 夢の中

   


遺す言葉 113 米大統領選挙に関して

2016-11-13 14:11:41 | 日記

          米大統領選挙に関して(2016・11・10日作)

 

   トランプ米大統領が誕生した

   事前の予測を見事に打ち砕いた

   -----

   米マスコミの大半が惨敗した

   いったい 彼等 マスコミは

   何を見ていたのか?

   -----

   頭に浮かんだのは 

   東日本大震災による 

   原子力発電所事故

   このブログ NO45「教訓」で

   物事の実態を見る事の出来ない

   理論先行型知識人 と書いた

   米大統領選挙にも

   同じ思いを抱いた

   -----

   米大統領選挙も

   地に足の着いた 地道な調査

   職人型調査の実施があれば

   予測出来たのでは? 事実

   この結果に驚きはない

   と 言い切った人もいる

   -----

   頭で判断する

   理論理屈で判断する

   身体全体 五感

   感覚による 判断

   身体感覚で捉えた判断

   地に足の着いた

   血肉から湧き出る判断に

   ブレは少ない

   ----- 

   頭でする判断

   理論理屈でする判断 には

   少しの隙間風にも 揺れが生じる

   隙間風に 吹き飛ばされる

   身体感覚による判断 の持つ

   強靭 力強さは ない

   -----

   職人型知識の持つ価値は

   理論先行型知識の持つ価値を 超える

   -----

   頭で理解するな

   身体感覚で理解する

   

   -----

   -----

 

   その道の権威 大御所

   この言葉を鵜呑みにするな

   権威 大御所

   過去の細やかな成功体験にしがみ付き 胡坐をかいて

   現実を見る眼を失っている存在が

   しばしば いる

   

   

   

   

   


遺す言葉 112 詩人たち

2016-11-06 14:43:17 | 日記

          詩人たち(2011.11.19日作)

 

   他者には分かり兼ねる言葉を書き連ね

   高尚と信じて疑わない

   詩人たち

   言葉の実験と称しては

   言葉をバラバラ 滅茶苦茶に解体し 打ち砕き

   得意満面の詩人たち

   自己陶酔

   自己満足

   一つの輪

   一つの囲い込みの中で

   羊のように群がり

   羊のように戯れ

   他者を拒絶するかのように

   自らの理論 理屈を捏ね回し

   理解不能と称する者たちを

   蔑むように見下して

   意気軒高 これこそが

   一流詩人 その証し

   三流詩人とは次元の異なる世界 と

   あざとく微笑む 詩人たち

   -----

   かくして この時代

   現代詩と称する

   文学作品は

   小さな世界

   狭い囲い込みの中で孤立して

   俗世間 社会一般とはますます掛け離れ

   乖離して 衰退

   その気配 その色彩を

   深めてゆく