遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉  140 求めるものは?

2017-05-28 12:56:19 | 日記

          求めるものは?(2017.5.10日作)

 

   君たちが求めているものは 一体なんなのか?

   希望するものは 何なのか?

   理屈や言い訳はいらない 真摯に君は今

   君が求めている道 その道の本道を

   歩いている と 誇りを持って言えるか?

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   眼をそらしてはいけない

   核心 その道の本質を君は

   常に視野に置いているか?

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   行く手をはばむ瓦礫の山 深い谷間の荒野は

   至る所に散在する

   誘惑は前後左右 至る所に 根を張っている

   ともすれば君は 君の求める希望の道

   その道の本道を踏み外し 

   邪道を歩いて行きかねない

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   安楽 悦楽 快楽の道 その道は安易な道

   幾多の欲望は 次から次へと魔手を延ばして

   君を捉えに来るだろう

   金銭 名誉 権力 様々な欲望が

   君を誘惑する中で 君は

   君が求めた初心の道 描いた希望

   その希望の道の本道を今 自信を持って

   歩いていると言えるか?

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   眼をそらしてはいけない

   理屈や言い訳はいらない

   行動こそが総てだ 行動こそが

   真実の君の姿を映し出す

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   言い訳上手の理屈屋にはなるな

   言い訳上手の理屈屋は

   愚かな者たちに任せておけ

   険しく狭い希望の道

   その道を歩いて行く覚悟

   その覚悟を持つ者だけが

   真に偉大な

   成功者への道を歩み得る

   

   


遺す言葉  139 不祥事

2017-05-21 11:54:40 | 日記

          不祥事(2011.5.18日作)

 

   例年ならば浮き立つ心で人々は

   思い思いに

   絶好の行楽季節を満喫していたはずーーなのに

   この年 平成二十三年(2011)五月 今

   東日本大震災により 

   完膚無きまでに傷め付けられ

   技術立国としてのプライドを見事に崩壊させた

   原子力発電所の事故は なお

   解決の糸口を見い出せないままに

   管理者に悪戦苦闘を強いて

   国民を不安に陥れている

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   かつて世界に名を馳せ

   優良企業としての名声をほしいままにしていた会社

  「ソニー」の眼にし 耳ににするに堪えない

   情報管理の杜撰さ

   完全に地に落ちたブランド

   今 あの会社には新製品の創造力を誇った

   往年の輝き 昔日の面影はない

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   さらに近隣諸国に於いて

   優良品として その価値を評価され

   この国に居ては想像も出来ない

   高額商品としての地位を築いて来た

   様々な食料品 その管理技術

   他国での不祥事を嘲笑い

   この国では起こり得ない事のように

   誰もが慢心していた節のある

   焼き肉店に於ける事故 中毒死

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   次々にこの国を襲って来る不祥事に

   言葉もない

   今では遠い昔 過去の出来事としてのみ記憶される

   第二次世界大戦 あの悲惨な敗北

   その敗北の跡 廃墟の中から立ち上がった人々

   その人達の懸命 必死の努力によってもたらされた

   この国の繁栄 それに対する

   多くの外国 他国から寄せられた

   賞賛 賛辞 信頼 驚異の眼差し 現在

   この国に住む者達が信じて疑わなかったものが今

   足元から崩れてゆく

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   いったい この根底には何があったのか?

   今では この国が誇った一九八十年代の繁栄

   あの栄光も失われ

   この国が手にしたと思ったものがすべて

   砂上の楼閣でしかなかったかのように 崩れてゆく

   この国が世界に誇り 様々に賞賛されたすべての事柄は

   上辺を取り繕っただけの模造品にしか過ぎなかったのか?

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   平成二十三年(2011)五月現在

   この国に住む者達に次から次へと襲い掛かり

   真実の姿を突き付けて来る現実 その現実の前で

   この国の人々は今 改めて 自身の足元 足下に視線を落とし

   この国が この崩壊現象から起ち上がり 歩き出すには

   何が必要で 何処から始めるべきなのか

   何処に向かって 一歩を踏み出すべきなのか

   謙虚に自身の心に問い掛け ふたたび

   一九八十年代のあの輝きーーたとえ それが

   虚飾に彩られた輝きであったにしても 

   それが輝いていた事実に違いはなく

   その輝きを見つめて今度こそは

   誰に恥じる事もない真実の輝きを放つ栄光 繁栄を求めて

   新たに歩き始める時に来ているのではないか?

   この国の国土 本州の四分の一に近い地域が破壊され

   そこに有ったものたちが失われ 人の命も失われ

   それでも残った人々がいる今 人々は

   あの第二次世界大戦の敗北

   廃墟の国土から起ち上がった人々の記憶を頼りに

   新たなこの国 真実の輝きを放つこの国を築くための

   歩みを始める 絶好の機会が今ここにあるーーー

   そう思えないだろうか?

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   平成二十三年(2011)三月十一日午後二時四十六分

   この国を襲った未曾有の大災害にも決して取り乱す事なく

   世界の人々を感動させた

   冷静に自己を見つめる事の出来る人々が

   この国の底辺にいる限り

   それは可能な事に違いない

  

   


遺す言葉  138 才能

2017-05-14 11:31:11 | 日記

          才能(2017.5.2日作) 

 

   天才的仕事

   才能の乏しい者には

   遂には達し得ない花を

   生まれながらに持つ才能は

   思いがけない形で

   咲かせる

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   飛躍的成果

   世界を超えた花を咲かせるのは天才だ

   永久に

   才能の乏しい者には果たし得ない

   天才の咲かせる花

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   その花を咲かせる天才も

   水のない所では 枯れてゆく

   豊かな水

   水の力は

   小さな芽も育み

   天才の咲かせる花とは異なる

   別の形の

   大きな花を咲かせる

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   水を与え続ける力

   それも才能

 

 

          才能と実力

 

   才能があっても 実力のない者がいる

   才能と実力を一致させるもの・・・・努力

   一パーセントの才能と九十九パーセントの努力

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   生まれながらの才能を持った人間がいる

   一つの事柄を易々と成し遂げ

   平然としている

   それでも その才能は

   ある時点で枯れる

   才能は実力ではない

   実力は努力の上に実を結ぶ

   努力のない才能は

   才能以上の限界を超える事は出来ない

   一パーセントの才能と九十九パーセントの努力

   天才発明家は言った

   

   

   

   

         


遺す言葉 137 選良たち

2017-05-07 11:35:54 | 日記

          選良たち(2012.8.6日作)

 

   テレビの画面では今日も

   口角泡を飛ばして

   国民により 選出された

   いわゆる選良たちが

   延々と自説を並べ立て

   議論 口論を展開している

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   なんという弁舌の巧みさ

   なんという国家国民に寄せる

   深い思い

   なんという国政への

   熱い情熱

   彼等の頭の中 胸の中は 常に 

   国家国民と共に あるに違いない

   彼等が口にする 主義主張は いずれも

   その思いに 彩られている

   国民のため 国家の利益のため・・・・

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   多分 彼等 選良たちに託しておけば

   この国は立派に護持され これからも

   バラ色の未来 虹色に輝く国家が

   約束される事だろう

   われわれ国民 一般庶民は 安心安眠 

   枕を高くして 夜を眠れるに違いない

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   今現在(2012年) この国を覆う 停滞感 無気力な雰囲気

   諦めに似た思いの充満した暗さが

   いったい 何処から来て この国を

   覆うようになったのか その

   因って来たる主因は 何処にあるのか

   この国の国民によって選出された 選良たちは

   その事もまた 巧みな弁舌

   滔滔と自説 主義主張を展開する

   明晰な頭脳で 多分

   解明してくれるだろう

   われわれ一般庶民は黙って

   テレビの画面に眼を向け 耳を傾け あるいは

   活字に起こされた

   選良たちの幾多の文章を追いながら

   この国の過ぎ去りし日々 過去に於いて

   現在の停滞感に繋がる道を選択し 先に立って

   その道を突き進んで来た者たちは いったい

   誰であったのか を 問う事は

   しばらく 脇に置いて 彼等の立派な

   主義主張 巧みな弁舌に耳を傾けながら 彼等の

   誰に 頼る事もなく 彼等の

   誰を  当にする事もなく 自分自身で

   この国の国土に根を張り

   しつかりと 立ってゆけるように

   足元を固めて置こう