サウダージを見た感想が、よくわからん・・という情けないものだったが、
ひとつ、思ったことがある。
それは、先日のネパール人、ビシュヌさんが殺害された事件との共通点。
映画の中では、先行きの見えない日本の若者たちと、
地球の裏側という遠いブラジルから働きに来たものの、不況のために仕事がなくなり、
泣く泣く国に帰っていくブラジル人と、
家族を養うためにひとり日本に残って故郷に仕送りを続けるタイ人とが並行して描かれる。
そして、主人公のひとりであるラッパーの若者が、
楽しそうに暮らすブラジル人を憎く思う気持ちが膨らんでいくのだが、
家族も崩壊し、仕事も、ラップもうまくいかなくなって、
ついにはブラジル人を刺してしまうという結末になっていく。
そのブラジル人たちにもたくさんの悩みや困難がある。
でも、それが見えない。
そして、自分たちの暮らしがこんなに悪いのは、外人のせいだと思うようになっていく。
外人を蹴りたかったと、犯人たちは供述したと思う。
その気持ちは、まさにこの映画と同じなのでは。
定職があるわけでもなさそうだし、豊かな暮らしをしていたとは思えない彼らが、
なんとなく楽しそうにしている外人を見て、憎く思ったのではないか。
今日の報道では、ビシュヌさんの財布を盗んだということで、窃盗容疑で再逮捕したということだが、
ほんとうに財布はついでだったのだろう。
人の心の闇を見るようだが、その闇は、貧困についてまわる。
貧困とは単にお金が無いというだけではなく、
心も貧困にしか育たなかったということにつながる。
この犯人たちが、本当に心の底から反省して謝罪する日は来るのだろうか。
同じ日本人としてはそれを願いたい。
ひとつ、思ったことがある。
それは、先日のネパール人、ビシュヌさんが殺害された事件との共通点。
映画の中では、先行きの見えない日本の若者たちと、
地球の裏側という遠いブラジルから働きに来たものの、不況のために仕事がなくなり、
泣く泣く国に帰っていくブラジル人と、
家族を養うためにひとり日本に残って故郷に仕送りを続けるタイ人とが並行して描かれる。
そして、主人公のひとりであるラッパーの若者が、
楽しそうに暮らすブラジル人を憎く思う気持ちが膨らんでいくのだが、
家族も崩壊し、仕事も、ラップもうまくいかなくなって、
ついにはブラジル人を刺してしまうという結末になっていく。
そのブラジル人たちにもたくさんの悩みや困難がある。
でも、それが見えない。
そして、自分たちの暮らしがこんなに悪いのは、外人のせいだと思うようになっていく。
外人を蹴りたかったと、犯人たちは供述したと思う。
その気持ちは、まさにこの映画と同じなのでは。
定職があるわけでもなさそうだし、豊かな暮らしをしていたとは思えない彼らが、
なんとなく楽しそうにしている外人を見て、憎く思ったのではないか。
今日の報道では、ビシュヌさんの財布を盗んだということで、窃盗容疑で再逮捕したということだが、
ほんとうに財布はついでだったのだろう。
人の心の闇を見るようだが、その闇は、貧困についてまわる。
貧困とは単にお金が無いというだけではなく、
心も貧困にしか育たなかったということにつながる。
この犯人たちが、本当に心の底から反省して謝罪する日は来るのだろうか。
同じ日本人としてはそれを願いたい。