原題:『Wonder』
監督:スティーブン・チョボスキー
脚本:スティーブン・チョボスキー/ジャック・ソーン/スティーヴン・コンラッド
撮影:ドン・バージェス
出演:ジェイコブ・トレンブレイ/ジュリア・ロバーツ/オーウェン・ウィルソン/イザベラ・ヴィドヴィッチ
2017年/アメリカ
「ワンダー」の意味について
ストーリーは主人公のオギ―(オーガスト)・プルマンだけではなく、オギ―の姉のヴィア(オリヴィア)、オギ―のクラスメイトのジャック・ウィル、そしてヴィアの親友のミランダ・ナヴァスの物語で構成されている。不思議なことにオギ―は自分のことが好きになれないのに、ヴィアは両親に愛されるオギ―になりたいと思っており、ジャックはユーモアたっぷりのオギ―に憧れ、ミランダは離婚した自分の両親を嫌い、仲が良いプルマン家に憧れて夏休みのキャンプでヴィアに成りきるのである。確かにオギ―は顔にコンプレックスを持たざるを得ず、孤独な人間は一人で妄想しがちで、それは一人でも楽しく暮らせる術なのであるが、それが結果的にオギ―自身の魅力になるのである。つまり「ワンダー」というタイトル通りにストーリーは「不安」から「驚き」へと変化するのである。
イザベルと娘のヴィアが一緒に観ているDVDが『ダーティ・ダンシング(Dirty Dancing)』(エミール・アルドリーノ監督 1987年)で、そんな類の映画だっただろうかと思ったのだが、アメリカでは『ダーティ・ダンシング』は2017年にもテレビドラマとしてリメイクされており、意外と根強い人気を博していることに驚いた。
ベア・ミラーの「ブラン・ニュー・アイズ」を和訳しておく。
「Brand New Eyes」 Bea Miller 日本語訳
自分自身を見つめる時は
無数の自分の長所や短所が分かる
自分と関わる人なら誰もが
自分には理解できない側面を
私から引き出してくれる
今目覚めた私は不信から逃れる
うつむいていたくはない
もしも諦めるならば
私は地面に横たわって雲を見つめる
まるで真新しい瞳を手に入れたみたいだ
私は目の前にある正しいものだけをついに見られるようになる
この真新しい瞳で
私は全てを受け入れてついに自分を理解できるようになるんだ
ついに私は理解できる
ついに私にそれが分かる
ついに私は理解できる
ついに私にそれが分かる
私が出来ることと出来ないことを
全て世間に決めさせることなどできない
私を傷つけたものが私というものを作り上げ
その全てを私は受け入れたのだから
今目覚めた私は不信から逃れる
うつむいていたくはない
もしも諦めるならば
私は地面に横たわって雲を見つめる
まるで真新しい瞳を手に入れたみたいだ
私は目の前にある正しいものだけをついに見られるようになる
この真新しい瞳で
私は全てを受け入れてついに自分を理解できるようになるんだ
ついに私は理解できる
ついに私にそれが分かる
ついに私は理解できる
ついに私にそれが分かる
Bea Miller - brand new eyes (From "Wonder"/Official Video)