原題:『思い、思われ、ふり、ふられ』
監督:黒柳トシマサ
脚本:吉田恵里香
撮影:岡﨑正春
出演:島崎信長/斉藤壮馬/潘めぐみ/鈴木毬花/井上喜久子/田中秀幸/久川綾
2020年/日本
モノローグの弊害について
既に実写版『思い、思われ、ふり、ふられ』(三木孝浩監督 2020年)が公開されており、内容は細かな設定を除けばほぼ同じで、原作が漫画であることを考慮するならば、本作のアニメーションの方が原作に忠実なのではあろうが、4人のモノローグが多用され、時にユニゾンでかましているためなのか、ストーリーが必要以上に重くなっているように思う。
山本理央と山本朱里がキスしている現場を目撃したことを敢えて理央に言わなかった乾和臣に繊細な「男心」を感じた。