Renaud "Ma chanson leur a pas plu" | Archive INA
ルノー・セシャン(Renaud Séchan)が1983年にリリースした
「僕の歌は彼らの好みではなかった」も和訳してみる。フランスの
ボブ・ディラン(Bob Dylan)なのか?
「Ma chanson leur a pas plu」 Renaud 日本語訳
僕は歌を作った
本物のヒット曲
強固な歌詞による黄金そのもの
英国紳士好みの曲
それは僕の好みではなかった
僕はそれを売りさばこうと思っていたんだ
簡単なことではないことはその通りだ
仕事として依頼があったんだ
僕はアポカリプスというバーで
偶然ジャン=パトリック・カプドヴィエル(Jean-Patrick Capdevielle)に会った
僕は彼に僕の古びた歌である「大災害(le Cataclysme)」という歌を聴いてくれと言った
その歌は見知らぬ空で短刀で突き刺すやり手の商売人である天使の物語に関するものだ
孤独の亡霊なんだ
彼はマリーと友達で
黄昏のロッカールームには
夜の全ての警備員たちが綱渡り芸人たちに賭けに来る
友人よ
これが僕の歌だ
もしも気分が悪くなりたくなければ
それを僕のズボンのポケットに戻すけれども
君は何を失うのかは分からない
僕の歌は彼の好みではなかった
誰も話題にしないんだ
僕は別の歌を作った
強固な歌詞と猛烈な曲による
またさらに素晴らしいものだけれど
僕のイメージや予定よりも流通しなかった
ダリダ(Dalida)が「ビー・バップ・ア・ルーラ(Be Bop a Lula)」を歌った感じだろうか
僕は汚れなき緑の地獄の中
スタッド・ジェフロワ=ギシャール・スタジアムである晩
偶然ラヴィエイユ(Bernard Lavilliers)に会った
僕は彼に自分の過去を話した
その歌はニューヨークで流れている
街の隅にいる黒人と常軌を逸した警官によって
銃で自殺させられたジミーの話だ
彼は絶命したわけではなかった
彼は傷を負っただけだった
ジミーは体が強い売人で
のろまだと言われている
友人よ
これが僕の歌だ
もしも君が問題を抱えたくないのならば
それを僕のズボンのポケットに戻す
さあ、その曲が好きだと僕に言ってくれ
僕の歌は彼の好みではなかった
誰も話題にしないんだ
僕はギターを思いっきり鳴らして
脚韻の辞書を引きまくった
僕は遅くまで仕事をして
崇高の歌を作った
僕はそれを二、三の友人に歌った
彼らは僕に「それは君のためのものではない」と言った
「僕たちが君の歌を気に入ったことは確かだけれども
忠告が忘れられている」と
僕が高速道路の端の方でカブレル(Francis Cabrel)に会った時
「道路の途上で(Sur le Chemin de la Route)」というタイトルの歌を
彼に教えた
それは禿げ頭の男を愛した修道女の物語で
商人や頭のおかしな人たち以外に
彼女の人生に関わる人はもういない
彼女は自分の故郷やヤギや羊をもう一度見たい
彼女は疑念や埃から逃げたくて
ノルマンディーを再訪したい
友人よ
これが僕の歌だ
もしも君がトカゲを見たくないならば
それを僕のズボンのポケットに戻すか
最悪でもギターの中にしまう
僕の歌は彼の好みではなかった
誰も話題にしないんだ
僕がもうたくさんだと思った時
もう僕は自分のために歌を作らなかった
すぐに僕は50ccのバイクが大好きな男の話を
語る奴について書いたが
バイクと人間の愛は不可能で
酷く恐ろしい嫉妬の原因となる
モンキーレンチを彼女(バイク)は愛している
ついにその男は
ビール瓶を食べて死んだ
50ccのバイクはリンクを走り回されながら自殺する
モンキーレンチは部屋で事切れている
彼女は鋼鉄を信じていたから
こんな終わり方はおかしくはない
こんな風に終わる僕の歌は面白くない
さらに酷いことに
もしも彼女が君たちの好みでなかったならば
君たちは僕がどこでそれを披露するべきか知っている
君の見立てでは彼女は身の置き場所がなかった
彼女は暑い場所に住むだろう
何故ならば今僕のズボンは本物のジュークボックスだと
僕は君に言うつもりだから
君は10フランをかけて
4つの持ち曲で
できるだけ長く音を聴こうと同じ曲を流す