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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

斬新なのかやけくそなのか

2008-03-02 00:42:23 | Weblog

細木さん後継番組は演歌歌手ら大御所出演(日刊スポーツ) - goo ニュース

 何なのだろうか、この時代錯誤的な、あるいは仕事の無くなったかつては大物

芸能人救済番組的な感じは? 恐らく細木の番組を見ていた視聴者をそのまま

引き継ぎたいという思いから、このような頓珍漢な企画が通ってしまったのだろう。

どう考えても先が無い芸能人が出演する番組が面白くなるわけがないと思うのだが

確かに年寄りが見るにはちょうど良い“ゆるさ”なのかもしれない。この枠まで

クイズ番組にするわけにもいかないだろうからね。よく考えてみるとテレビ番組の

企画はもうネタが尽きている感じもするし。


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『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 70点

2008-03-02 00:23:12 | goo映画レビュー

エリザベス:ゴールデン・エイジ

2007年/イギリス

ネタバレ

滅びの美学

総合★★★☆☆ 70

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 見た目の絢爛豪華さで、この作品に大スペクタクルのエンターテイメントを期待して見に行くとがっかりするかもしれない。つまりこの作品はあくまでもハリウッド映画ではなく、イギリス映画なのである。
 この作品の不思議さは、主人公であるエリザベス1世がまさに‘ヴァージン・クイーン’の名に相応しく、最初から最後まで‘何もしない’ところにある。結婚もしなければ、銃を向けられても逃げることもしない。クライマックスのスペイン艦隊との戦いでも、指揮を執ったのは航海士のローリーであるのだから、エリザベス1世は女王ではあっても、例えばジャンヌ・ダルクのような活躍はしないのである。全ては彼女の周りにいる人間によって勝手に為されるだけで、エリザベス1世はキスをすることぐらいがやっとであくまでも‘ヴァージン’に徹するのである。
 では史実ではなくこの作品において‘ゴールデン・エイジ’とは何を意味するのかを考えると、実際は成熟期を過ぎて滅び始める時期を指しているように思われる。そのように見るとエリザベス1世は妙に老けたような感じであるし、スペイン艦隊を駆逐したとはいえ、そのやり方は自国の艦隊を炎上させた上で相手艦隊を巻き添えにする自爆である。
 つまり(この作品での)エリザベス1世の‘ゴールデン・エイジ’とは世界に於ける権力をスペインからアメリカへ移行させる過渡期を指すのである。彼女と同名の侍女がアメリカ大陸へ行っていた航海士ローリーと結婚して子供を儲けるとはそのような意味があるのであろう。自分が何も生み出さないことで、関わる相手に何かを生み出すことを促すことを滅びの美学というのかもしれない。


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