情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

IntelNUCを使ったWindows/SMB/SAMBAファイルサーバー構成の実例-Linuxで実装

2023-06-28 17:21:04 | AI,IoT,SensorNetworking
Intel NUC(Next Unit of Computing)とは、Intel社が企画販売しているお弁当箱のような小型PCだ。メモリやSSDは適宜選択・実装してOSをインストールする。OSはWindowsかLinuxを使うことができる

ハードウエアのスペックは様々。低消費電力機から、高性能機まで様々で、eMMCを内蔵し、Windowsをプリインストールした機種もある

Intel NUCあるいは、NUCのような小型PCにLinuxをインストールし、IoTゲートウエイ、自社開発リモートアクセスVPN EasyRASのゲートウエイ、LANの遠隔モニター装置として展開している

IntelNUCを使い始めた理由は、小型で堅牢な低消費電力の小型PCとしての用途だ。最初はRaspberry Piを使ったが、いくつかの実装を経てIntel PCの方が楽に安定したシステムができた。今はRaspberry Pi以外にも様々なデバイスがある

小型Intel PCは、事務所内のファイルサーバーやGitLabサーバにも使っている。概ね以下の構成だ

■小型Intel PCのファイルサーバ
OSはUbuntu Serverを、アプリはSAMBA4サーバーを、内蔵SSDにインストールしている。USB3インターフェイスで外付けディスクを接続。用途毎に使い分けている

全く不満無く活用している



いつもアクセスありがとうございます。今回はIntel NUC等小型PCを用いたシステム作りを共有します。とても便利になりました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USB-SATA-DVD Driveは認識できないようです-コネクタ写真を追加

2023-06-25 09:20:43 | 社内システム運用記
USB-SATA-DVD Driveを試した。どうも上手く見えない



このケーブルでHDDやSSDだと問題無く認識する。もともとそのために購入し、問題無く使っていたのだが、久しぶりにDVD Driveが必要になり、試してみた

WindowsでもLinuxでも上手く見えなかった。おそらくSATAアダプタが「接続対象はSATA-HDD」と決め打ちしているのだろう。ちゃんと認識できるSATAアダプタもあるかもしれないが、そこまで頑張っても需要は少ないだろう。あっさりとUSB-DVD Driveを使った方が賢明だ

このUSB-SATAケーブルはHDD/SSDには適しており、テスト用途で便利に活用している

1.USB3(5G)をサポート
2.給電機能がありHDDが安定稼働する

とても使いやすい

いつもアクセスありがとうございます。USB3-SATA-DVD Driveを試しましたが、認識せず。USB-DVDドライブを使う方が遙かに簡単でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GooブログではFirefoxのほうがサービス連携が簡単

2023-06-05 07:29:41 | Weblog
私が使うブラウザは、Microsoft Edge(Chromium派生)とMozilla Firefox。Google Chromeは何かの検証のために立ち上げる程度で常用はしない

このgooブログには、投稿結果を簡単にFacebookとTwitterに引用投稿できる機能がある

その機能がMicrosoft Edgeでは連携ボタンが表示されない。何か設定が足りないのかもしれない

■Microsoft Edgeの投稿後表示


一方、Firefoxでは投稿後、FacebookとTwitterへの連携投稿ボタンが表示され、その機能を使うと、簡単に連携投稿ができる

■Firefoxの投稿後表示



この現象はLinuxでも同じ。私の場合はgooブログの投稿はFirefoxを使ったほうが簡単だと気づいた

連携ボタンが表示されたり、表示されなかったりすることは、てっきりgooブログのサーバーの投稿タイミングの都合だと思っていた。これからは、Firefoxを使って投稿したい

いつもアクセスありがとうございます。gooブログの投稿を例にFirefoxとEdgeの動作の違いを共有します。ブラウザの動きは各プロダクトで同じではなく、私の仕事環境では使い分けています
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ChatGPTを仕事で使う日記-連休はChatGPT三昧でした

2023-05-08 21:42:19 | AI
ChatGPTを仕事で使っています。連休中はいろいろな調べ物の手伝いをしてもらいました。使っているのは有料プランです


1."Artificial Intelligence"のこと
いろいろと整理できて良かった

2.ChatGPTの有料プランでのChatGPTエンジンのバージョンのこと
これは、面白かった

3.私がITと出会ったころの話
なんと、当時最先端のことと出会っていました。そういうこととはつゆ知らず

4.メールサーバーの認証設定を変更する方法について
自信満々に教えてくれました。今週中にトライします

5.Linuxバップアップコマンドの調査
直ぐにいくつか教えてくれました。初期調査は助かりますね

6.Linuxのファイルシステムの学び直し
これは、助かりました。自分自身のアップデートにとても役立ちます

7.Linuxファイルサーバー内部HDDの冗長構成について
これは、今採用している構成が適していました

8.LinuxファイルサーバーへのSSDキャッシュの追加について
これは、方法論は正しかったのですが、導出されたコマンド例に微妙な間違いがありました。別途検索して複数のドキュメントでコマンドを確認し、解決です。プロンプトで間違いを探そうとして、とても長い回り道をしてしまいました。「上手くいかないときは、検索に戻る」ですね

9.Syslogとlogローテーションの設定について
互いの関係がよくわかりました。ログの追跡は簡単そうで、難しい課題です

10.1990年頃のAI実現技術の比較
1990-91年にAIの海外研修を受けています。当時は判らなかった時代背景をいろいろ教えてもらいました。

その他、多くのことの再整理によく付き合ってくれました

いつもアクセスありがとうございます。ChatGPTを実用的に使っています。じぶんの得意分野でも、必ず「裏をとる」ようにしています。その方が活用が簡単にできます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ChatGPTを仕事で使う日記-SMBポート番号の変更について(2)

2023-04-13 01:50:34 | AI
Windowsのファイル共有で使うCIFS/SMBのインターネット通信は御法度だ。ファイヤウオールで止めることがほとんどだろう

CIFS/SMB通信の安全性を高めるためにSMBのポート番号を変更したい。再度ChatGPTに訊ねてみた。ChatGPTは間を開けると答えに変化がある




ファイルサーバー側はLinux/SAMBA4で作るので、自由度は高い。例えば50445等を設定することができ、ChatGPTの答えも同様だった。これで良い

SAMBA4へのCIFS/SMB接続は、Windows10以降CIFS/SMB3.1.1が優先だ。安全性も高くなっていることをChatGPTも教えてくれた

ChatGPTはSMB1.0は脆弱性があり、危険だから使わないように注意してくれるが、Windows 10以降はデフォルトでSMB1.0は利用しない。その点を指摘すると、ちゃんと間違いを認め、説明を訂正した

ChatGPTによるとWindowsではレジストリを変更すればCIFS/SMBポートの変更はできるとのこと。でも全台変更するとなると運用はたいへんだし、他の用途で問題がおこるかもしれない

いつもアクセスありがとうございます。CIFS/SMBポート変更はできそうです。引きつづきよろしくお願いします
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ChatGPTを仕事で使う日記-OpenAIがGPT-4をリリース-ChatGPTに統合

2023-03-15 17:09:53 | AI
ChatGPTを日常的に仕事で使っている。本日CPT-4のリリースがアナウンスとなり、早速ChatGPTにて、GPT-4を選択できるようになった

GPT-4を使い始めたばかりだが、Linux SMB/CIFSの実装に関する質問に的確に答えている

自分の専門性の高い分野で使い始めれば、質問の仕方が判る。判ってきたら、あとは使うだけだ




いつもアクセスありがとうございます。GPT-4がリリースされ、ChatGPTで選択できるようになっています
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OpenAI社のChatGPTを試し始めました-キーワード検索から意味探索への変化

2023-02-12 09:24:23 | AI,IoT,SensorNetworking
OpenAI社のChatGPTが話題になっている。ChatGPTは入力した「意味」を捉えて「意味をもった回答」をするツールだ


誰でも、アカウントを作ればお手軽にお試しができる。もちろん、投入する探索文やキーワード、回答で現れる文は「人が解釈」することとの連携で意味をなす


一言の質問で、”Operating System”のように、ワードで回答せず、関連する事項を文章として要約して回答している(テキスト貼付)
かつ、質問を繰り返すと、チャットの流れを解釈して、回答していく
"What is ChatGPT ?"の後「日本語教えて」と入力すると日本語で回答する


TANIYAMA:What is Linux ?
ChatGPT:
Linux is a free and open-source operating system that is based on the Unix operating system. It was developed by Linus Torvalds in 1991 and has since become one of the most widely used operating systems in the world, particularly for servers and supercomputers. Linux is known for its stability, security, and versatility, and it can be customized to meet the needs of a wide variety of users, from individuals to large organizations.
One of the key features of Linux is its open-source nature, which means that the source code is freely available for anyone to use, modify, or distribute. This has led to the development of a large community of developers who contribute to the operating system and create a wide range of software for it.
In addition to its use on servers and supercomputers, Linux is also popular for use on desktop computers, laptops, and mobile devices, and it has become a popular alternative to proprietary operating systems like Microsoft Windows and Apple's macOS.

日本語で質問してみる

谷山:Linuxとは? 
ChatGPT:
Linuxは、Unixオペレーティングシステムに基づいているフリーかつオープンソースのオペレーティングシステムです。1991年にLinus Torvaldsによって開発され、以来、世界中で最も広く使われているオペレーティングシステムの一つとなりました。特にサーバーやスーパーコンピューターにおいて利用されます。Linuxは安定性、セキュリティ、汎用性で知られており、個人から大規模な組織まで幅広いユーザーのニーズに合わせてカスタマイズすることができます。
Linuxの主要な特徴の一つは、ソースコードが誰でも自由に使用、修正、配布することができるオープンソースの性質です。これは、多数の開発者がオペレーティングシステムに貢献し、幅広いソフトウェアを作成することを促進しました。
サーバーやスーパーコンピューターにのみ利用されるのでなく、デスクトップコンピューター、ラップトップ、モバイルデバイスにおいても人気であり、Microsoft WindowsやAppleのmacOSのようなプロプライエタリなオペレーティングシステムの代替として人気があります。

Linuxの例では日本語は、英文の翻訳になった。Linuxは国境なく普及しているので、入り口として提示する内容は、共通であることのほうが自然だ

ChatGPTの技術は、今後様々な分野に応用されて行く。皆の共通認識となっていることと同じ意味で回答するのであれば、多くの場合問題はない。実際そのような分野から利活用が始まる。ただ「回答の正確性は、問いかけと回答を読んだ人が判断する」。

使う側も「既に知っていること」から問いかけて、回答の正確性を確認しつつ試していくことが大事だ

先ずは回答を鵜呑みにしないことが大原則。それを意識しながらチャットを楽しみ、利活用を考えることは、とても楽しい

いつもアクセスありがとうございます。ChatGPTを試しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファイルサーバを作る-Synology NASでミラーストレージ

2023-01-13 06:51:10 | 仕事環境改善
柔軟に組み上げることができるLinux Serverでファイルサーバーを構築しています。ファイルサーバーの筐体で複数のアプリケーションを走らせ、お客様環境に合わせた多機能サーバーを提供しています

Linuxに加え、Synology NASと様々なクラウドサービスを組み合わせて、より安全なストレージ環境を実現します

NASは様々なメーカーが、様々な製品を提供しています。私もNASは好きで、登場初期から試してきました。一般的なNASは、ファイル共有を簡明に実現するには良いものです。一方、遠隔バックアップなどシステム連携は、もともと想定していないので、単体の組み合わせではむずかしくなります

Synology NASは、NASキットです。ディスクはユーザが選択して装着することができます。ディスク故障や容量が足りなくなれば、ディスクを交換し増量することもできます

Synology NASを使ってミラーストレージを組むことになりました。これまでのNASと置き換え、データの安全性の向上を図ります


クラウドにストレージを置くことも一般的になりました。「クラウドのバックアップ」も必要です。また、PCそのもののバックアップも必要です。このNASには、いくつかのバックアップを取りまとめていきます


いつもアクセスありがとうございます。Synology NASを使ったストレージ構築の様子を共有します。だんだんと紹介していきます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Windows 8.1のMicrosoftサポートが終了-2023年1月10日(PST)

2023-01-03 10:05:08 | 情報セキュリティ
すでに対策済みとは思いますが、MicrosoftはWindows 8.1のサポートを2023年1月10日(PST)に終了します。日本時間では翌11日16:59頃が終了時間になります

■Microsoft社のWindows 8.1終了告知ページ

この日以降、Microsoftからの修正のソフトウエアの提供、即ちWindows Updateでの更新ソフトの提供が終了となり、Microsoft Defender(旧Windows Defender)ウイルス対策ソフトの情報更新も止まります

その他、Microsoft以外のソフトウエアも更新が終了し、ウイルス対策ソフトの検出データも、早晩更新が止まります

ソフトウエア更新が止まり、セキュリティソフトの検出データが更新されないことは、やがて大きなセキュリティリスクを抱えます。過去、サポート対象外のWindows XPが大規模な攻撃を受けたことが知られています

ほとんどの攻撃者は、特定の人、企業を狙っておらず「セキュリティの意識が低い人、セキュリティの弱点を持つPC」を狙います
「自分は大丈夫。これで問題無いし。」と思って、サポート切れのPCを使い続けている人こそ格好のターゲットです。
攻撃の到達方法は、偽メールと偽ホームページ。セキュリティ意識(知識ではない)がない人ほど引っかかります

古いPCを使い続けたい方はLinuxに転換するのも良い方法です。近年はUSBメモリだけで稼働するLinuxもあります。

Linux Desktopは、とても良くなっているのでブラウザでほとんどのことができます。Microsoft Office 365もLinux上のブラウザで動きます

私の事務所のWindows 8.1(ミニタワー)はお客様サポート用に一台のみ残していました。Windows 10に転換できるハード仕様ですが、今後はUSBで起動するUbuntu Desktopをインストールし、システム管理用端末に変更します


いつもアクセスありがとうございます。いよいよWindows 8/8.1の時代が終わりますね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

samba4 Directory Server - NTPサーバで時刻同期

2022-12-31 12:24:40 | 情報セキュリティ

集中認証に使うDirctoryサーバは、いつ何が起こったかを記録するために、サーバの時刻を正確に合わせます。サーバの時刻はntpサーバと同期することで、常に正確な時刻を刻むことができます

ntpサーバの選択は、日本国内であればntp.nict.jp一択。どのようなシステムでも同じ。これ以外は忘れても大丈夫です

情報通信研究機構(nict)は国の外郭団体で、日本の標準時刻を原子時計で生成し、複数の方法で配信しています

インターネットでのNTPサーバの設定は、必ずFQDN(インターネット上の名前)でおこない、IPアドレスでの指定はしません。これはインターネット上の約束です

時刻問い合わせに応じるサーバは一般的に運営側で複数台用意しており、適切なサーバが時刻情報を返します

以下の例は、Linux Ubuntu 22.04 LTSに設定した実例です。ポイントはPOOLで指定していることで、複数台と同期していることが判ります

インターネットには通信速度の揺らぎがあります。ただ、Linux等での時刻同期プログラムntpdには揺らぎ補正の機能が備わっているので、同期開始から時間が経つと誤差は収束します

プライマリntp:pool ntp.nict.jp 
セカンダリntp:pool ntp.ubuntu.com 

takumi@dc1:~$ sudo ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
ntp.nict.jp .POOL. 16 p - 64 0 0.000 +0.000 0.000
ntp.ubuntu.com .POOL. 16 p - 64 0 0.000 +0.000 0.000
-2001:ce8:78::2 .NICT. 1 u 553 1024 377 23.024 +0.206 0.667
+ntp-a2.nict.go. .NICT. 1 u 402 1024 377 6.434 -0.287 0.094
-ntp-a3.nict.go. .NICT. 1 u 804 1024 377 13.938 +0.974 1.258
-ntp-a3.nict.go. .NICT. 1 u 434 1024 377 5.147 -0.142 0.239
*ntp-b2.nict.go. .NICT. 1 u 626 1024 377 5.280 -0.277 0.206
-ntp-a2.nict.go. .NICT. 1 u 411 1024 377 5.028 -0.288 0.211
-ntp-k1.nict.jp .NICT. 1 u 578 1024 377 13.731 -0.506 0.259
+ntp-b3.nict.go. .NICT. 1 u 473 1024 377 5.063 -0.232 0.161

■Ubuntu 22.04 LTSでの設定
もともとの設定を外して、pool ntp.nict.jpのみにした
セカンダリntpとして pool ntp.ubuntu.comが設定済み
takumi@dc1:~$ diff /etc/ntp.conf*
21,25c21,24
< # pool 0.ubuntu.pool.ntp.org iburst
< # pool 1.ubuntu.pool.ntp.org iburst
< # pool 2.ubuntu.pool.ntp.org iburst
< # pool 3.ubuntu.pool.ntp.org iburst
< pool ntp.nict.jp
---
> pool 0.ubuntu.pool.ntp.org iburst
> pool 1.ubuntu.pool.ntp.org iburst
> pool 2.ubuntu.pool.ntp.org iburst
> pool 3.ubuntu.pool.ntp.org iburst
takumi@dc1:~$

いつもアクセスありがとうございます。ntpによる時刻同期の状況を共有します。引き続き、よろしくお願いいたします
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USB-SSDとUSBメモリーの違い

2022-10-27 16:39:48 | 社内システム運用記
USB-SSDが入手し易くなりました。写真のUSB-SSDは一本250Gで、パッケージからはテレビ録画用途を意識しているようです。



USB-SSDとUSBメモリーが同じ容量であれば、概ねUSB-SSDの方が読み書き速度が高速のようです。USBメモリーも大容量のものが入手できるようになっています。

両者は、ハード的に同じUSB3であっても、その上のメモリーへのアクセス規格が異なります。利用者にとって両者の違いは、読み書き速度以外はほとんどありません。いまのところ、USB-SSDの方がUSBメモリーより、物理的に大きいようです。

すでにUSB-SSDは1Tを超える大容量のものが入手可能になっており、近い将来に小容量のHDDは完全にSSDに置き換えられます。今後、ゲーム機、ビデオ録画装置などへの組み込みが常態化すれば、さらに普及します。

USBメモリは、Windows OSから見れば「リムーバブル・メディア」です。これは情報交換用に抜き差しする利用を想定しています。一方、USB-SSDはこれまでの外付けHDDの中身がSSDになった「USB接続のストレージ」です。OSは、永続的に利用する「追加ディスク」として扱います。

先に述べた通り、一般ユーザーはこの差を意識することは、ほとんどありません。一方システム管理者は、少しだけ意識する必要があります。Windows OS上でRufusを使い、USBメモリから起動するように様々なOSをインストール可能です。例えば、USBメモリから起動可能なLinux Installerを作ることができます。

が、RufusはUSB-SSDを起動可能なディスクとして認識しないようです。もう少し調べてみますが、ツールによっては、USBメモリとUSB-SSDでは違いがあることを経験しています。

いつもアクセスありがとうございます。USB-HDDをデータバック用に購入しました。これから使い始めます。引き続き、よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LAN/WAN/VPN/Wi-Fiの通信速度をntttcpで測定-ttcpから変更

2022-09-25 20:35:15 | 通信ネットワーク
サーバー間の通信速度を測る代表的なツールはいくつかあります。これまでは原点となるttcpを使っており、数年前からntttcpを知り併用してきました。

今後は、ttcpの利用はCiscoルータなど特定分野でのみ使い、ntttcpに移行します。

■安心材料
- ntttcpは、ソースコードがGitHUBで公開されている
- ntttcpは、マイクロソフト社が支援し、MS社がドキュメントを公開

■良い点
- nttcpは、デフォルトで、スレッド化される
- nttcpは、デフォルトで、60秒間測定し、伝送速度以外の情報も表示する
- nttcpは、IPv6指定可能

マルチスレッド、IPv6にも対応しています。
デフォルトの動作で、必要な情報が取得できます。
取得例は、この投稿の前の記事をご覧ください。

~/ntttcp-for-linux-1.4.0/src$ ./ntttcp --help
NTTTCP for Linux 1.4.0
---------------------------------------------------------
./ntttcp: invalid option -- '-'
Author: Shihua (Simon) Xiao, sixiao@microsoft.com
ntttcp: [-r|-s|-D|-M|-L|-e|-H|-P|-n|-l|-6|-u|-p|-f|-b|-W|-t|-C|-N|-R|-K|-I|-x|-V|-h|-m <mapping>

-r Run as a receiver
-s Run as a sender
-D Run as daemon
-M [receiver only] multi-clients mode
-L [sender only] indicates this is the last client when receiver is running with multi-clients mode
-e [receiver only] use epoll() instead of select()
-H [receiver only] hold receiver always running even after one test finished
-P Number of ports listening on receiver side [default: 16] [max: 512]
-n [sender only] number of threads per each receiver port [default: 4] [max: 25600]
-l [sender only] number of connections per each sender thread [default: 1] [max: 1000]
-6 IPv6 mode [default: IPv4]
-u UDP mode [default: TCP]
-p Destination port number, or starting port number [default: 5001]
-f Fixed source port number, or starting port number [default: 25001]
-b <buffer size> [default: 65536 (receiver); 131072 (sender)]
-W Warm-up time in seconds [default: 0]
-t Time of test duration in seconds [default: 60]
-C Cool-down time in seconds [default: 0]
-N No sync, senders will start sending as soon as possible
Otherwise, will use 'destination port - 1' as sync port [default: 5000]
-R Show system TCP retransmit counters in log from /proc
-K <network interface name>
Show number of packets transferred (tx and rx) through this network interface
-I <device differentiator>
Show number of interrupts for the devices specified by the differentiator
Examples for differentiator: Hyper-V PCIe MSI, mlx4, Hypervisor callback interrupts, ...
-x Save output to XML file, by default saves to ntttcp-for-linux-log.xml
-V Verbose mode
-h Help, tool usage
-m <mapping> for the purpose of compatible with Windows ntttcp usage
Where a mapping is a 3-tuple of NumberOfReceiverPorts, Processor, ReceiverAddress:
NumberOfReceiverPorts: [default: 16] [max: 512]
Processor: *, or cpuid such as 0, 1, etc
e.g. -m 8,*,192.168.1.1
If for receiver role: 8 threads listening on 8 ports (one port per thread) on the network 192.168.1.1;
and those threads will run on all processors.
If for sender role: receiver has 8 ports listening on the network 192.168.1.1;
sender will create 8 threads to talk to all of those receiver ports
(1 sender thread to one receiver port; this can be overridden by '-n');
and all sender threads will run on all processors.
Example:
receiver:
1) ./ntttcp -r
2) ./ntttcp -r192.168.1.1
3) ./ntttcp -r -m 8,*,192.168.1.1 -6
4) ./ntttcp -r -m 8,0,192.168.1.1 -6 -R -K eth0 -I mlx4 -V
sender:
1) ./ntttcp -s
2) ./ntttcp -s192.168.1.1
3) ./ntttcp -s -m 8,*,192.168.1.1 -n 16 -6
4) ./ntttcp -s -m 8,0,192.168.1.1 -n 16 -f25001 -6 -V
~/ntttcp-for-linux-1.4.0/src$


いつもアクセスありがとうございます。ttcpを使ってきましたが、近代的なntttcpを使うことにしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LAN/WAN/VPN/Wi-Fiの通信速度をntttcpで測定-サーバ内部通信

2022-09-25 12:40:45 | 通信ネットワーク
日常的にネットワークを通じたバックアップなどを行っています。サーバーはオンプレにもクラウドにもあり、それぞれがGbEでつながっています。

事務所の中、事務所外、クラウドとの間でどの程度の通信速度が出ているのか確認することがあります。所謂ネットの通信速度ではなく、自社管理サーバー間での通信速度の確認です。

今回は一台のサーバーで、送受信両方の通信速度測定プログラムを立ち上げて、サーバー内での通信速度を知ります。

先ずは、LinuxサーバーがLANの速度を上回る通信性能があることの確認です。一番遅いPCサーバの内部通信速度は約18Gbpsでした。LANの規格は1Gbpsなので、充分に上回っていることが判ります。

■低消費電力ファイルサーバー
$ cat /proc/cpuinfo | grep "model name"
model name : Intel(R) Celeron(R) CPU J3455 @ 1.50GHz
model name : Intel(R) Celeron(R) CPU J3455 @ 1.50GHz
model name : Intel(R) Celeron(R) CPU J3455 @ 1.50GHz
model name : Intel(R) Celeron(R) CPU J3455 @ 1.50GHz
$
$ sudo lshw -short | grep SODIMM
/0/2e/0 memory 2GiB SODIMM DDR3 Synchronous 1600 MHz (0.6 ns)
$
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 20.04.4 LTS
Release: 20.04
Codename: focal
$
$ ./ntttcp -r
NTTTCP for Linux 1.4.0
---------------------------------------------------------
10:42:10 INFO: 17 threads created
10:42:30 INFO: Network activity progressing...
10:43:30 INFO: Test run completed.
10:43:30 INFO: Test cycle finished.
10:43:30 INFO: ##### Totals: #####
10:43:30 INFO: test duration :60.00 seconds
10:43:30 INFO: total bytes :135304441606
10:43:30 INFO: throughput :18.04Gbps
10:43:30 INFO: cpu cores :4
10:43:30 INFO: cpu speed :2152.944MHz
10:43:30 INFO: user :8.39%
10:43:30 INFO: system :81.53%
10:43:30 INFO: idle :4.05%
10:43:30 INFO: iowait :0.00%
10:43:30 INFO: softirq :6.03%
10:43:30 INFO: cycles/byte :3.66
10:43:30 INFO: cpu busy (all) :163.54%
---------------------------------------------------------
$
$ ./ntttcp -s192.168.0.145
NTTTCP for Linux 1.4.0
---------------------------------------------------------
10:42:30 INFO: 64 threads created
10:42:30 INFO: 64 connections created in 7387 microseconds
10:42:30 INFO: Network activity progressing...
10:43:30 INFO: Test run completed.
10:43:30 INFO: Test cycle finished.
10:43:30 INFO: 64 connections tested
10:43:30 INFO: ##### Totals: #####
10:43:30 INFO: test duration :60.00 seconds
10:43:30 INFO: total bytes :135358054400
10:43:30 INFO: throughput :18.05Gbps
10:43:30 INFO: cpu cores :4
10:43:30 INFO: cpu speed :977.317MHz
10:43:30 INFO: user :8.39%
10:43:30 INFO: system :81.53%
10:43:30 INFO: idle :4.05%
10:43:30 INFO: iowait :0.00%
10:43:30 INFO: softirq :6.03%
10:43:30 INFO: cycles/byte :1.66
10:43:30 INFO: cpu busy (all) :217.34%
---------------------------------------------------------
$

いつもアクセスありがとうございます。通信速度の確認をする手順と結果を、共有します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

au光の10GbE接続の速度を実測-速度測定の自動化に向けて

2022-09-13 15:17:18 | 通信ネットワーク
事務所には10GbE接続のau光を引いています。もともと1GbEのときから、サブ回線として使っていたものを、概ね一年前に高速化しています。

インターネットへの疎通確認や、伝送速度の確認を"www.speedtest.net"でしています。このサイトでは、コマンドライン・ツールも提供しており、クラウドやデータセンターに置いているLinuxサーバの動作確認に重宝しています。

コマンドライン測定の出力に、測定値情報へのURLが含まれており、以下のように、イメージを取り込むことも可能です。


たまたまの測定ですが、やっぱり10GbEは高速です。
auひかり提供のHGWの10Gを10G VLANスイッチにつなぎ、そこで10Gと1Gに分岐しています。

■通信速度を測定したLinux機の主な仕様
Ubuntu 20.04.3 LTSデスクトップ
10GbE(1000BASE-T) x 2、1GbE x 1
Intel(R) Xeon(R) CPU E3-1225 v3 @ 3.20GHz x 1
32G RAM = 8GiB DIMM DDR3 Synchronous 1600 MHz (0.6 ns) x 4
512G SSD Crucial CT512MX1 x 1


いつもアクセスありがとうございます。auひかりの10GbE回線はやはり高速です。引き続き紹介してい行きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NextCloud/WebDAVでWindows/Linux用のクラウドフォルダを使い始めました

2022-04-10 21:41:59 | 仕事環境改善
NextCloud/WebDAVでWindows/Linux用のクラウドフォルダを使い始めました。

GoogleやMicrosaoftなどのサービスアカウント、PCログインアカウントやOSに依存しない、自分専用のクラウドフォルダを使い始めました。とても便利です。

仕事では5台ほどのパソコンを使い、パソコンのOSはWindows10/11とLinuxです。どのパソコンからでも操作できるドキュメントを収めるフォルダがあると、とても便利です。

クラウドフォルダとして、Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)のOneDriveを使ってきました。さらにもう一つ、会社のMicorosoft 365もあり、両方を上手く渡り歩くことができないでいます。

そこで、自分専用のクラウドフォルダを作り、マイクロソフトやGoogleアカウントに依存しない仕事環境にします。

接続するクラウドフォルダは、自社のグループウエアNextCloudです。
ユーザ名とパスワードは、他のクラウドサービスとは無関係。弊社が国内クラウドベンダからVPSを借用し、構築と運用を行っています。

NextCloudの利用は長く、ファイル収納・共有機能も良く知っています。ただ、フォルダは、ブラウザ経由での利用でした。フィル編集時は、該当ファイルのダウンロードとアップロードが必須で、活用が進みませんでした。

このNextCloudに「WebDAV接続」し、Windowsでも、Linuxでもローカルフォルダのように見える環境にしたのです。

この方法だと、複数のPCと複数のOSを渡り歩いても、必ず同じクラウドフォルダを使うので、これまでの混乱がなくなります。

ポイントとしては、以下の2点です
1. Windows 標準のWebDAV機能は使わず、WebDAVクライアントを購入して使う
2. LinuxはWebDAV接続機能追加し、マウントして使う

もちろんWindows + Microsoft 365 + OneDriveだと強力に「その世界で完結する」ように連携します。Windows PCが2台なら、これで良いと思います。

複数台のWindows PCに加え複数のLinux PCを使うことから、どんなPCアカウントだろうと、OSだろうと混乱なく使うことができるクラウドフォルダがあれば良いのです。

WebDAVクライアントソフトには様々なものがあります。
有償の高機能なWebDAVクライアントはローカルフォルダの延長でアクセスします。フォルダーがエクスプローラ同様に見えるので、操作に違和感もありません。

例えば、このブログ原稿もクラウドフォルダに接続したPCで作成しています。PC上のエディタソフトはクラウドフォルダをPCのフォルダとして認識しています。
[CTRL]+[S]で保存することも変わりません。
もちろん、ExcelやPowerPointファイルなどオフィスファイルも違和感なく作成・編集・保管ができます。

無料のWebDAVクライアントはファイル操作がダウンロード型です。
WebDAVフォルダから、一旦ローカルフォルダにコピーし編集、編集完了後はWebDAVフォルダにアップロードします。
この操作を忘れると、作りかけのドキュメントがあちこちのPC上に分散します。

久しぶりの投稿になりました。クラウドフォルダはお使いの方も多いと思います。Google、Micorosoft、DropBox等に頼ることなく「自営」化してみました。引き続きアクセスのほどよろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする