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「エチュード春一番 第2曲 三日月のボレロ」荻原規子

2016年07月25日 21時18分38秒 | 読書(小説/日本)


「エチュード春一番 第2曲 三日月のボレロ」荻原規子

シリーズ2巻目。
1作目から半年で早くも続巻!
うれしい驚きである。

夏休みの出来事が中心に描かれる。
親戚の家に泊まりにいく。
そこで、特殊な能力を持った神官の娘・弓月とその仲間に出会う。
意外な展開であった。
こんなふうに、物語が動くとは思わなかった。
宗教や歴史の蘊蓄も楽しめる。
以下、ネタバレあり、未読の方ご注意。

前回との共通登場人物は、村松愛里と獣医・川森先生。
川森先生が活躍して、一番いいとこを取ってしまった。
さて、今後人気が出るか?

モノクロの3D映像技術だが、あまり役に立たない。
他の者に見えないし、物理的なパワーを持たないから。
今回では、犯人を怯ませるくらいの何かが欲しかった。
美綾自身も非力なので、結局、他力本願になる。
今後進化するか?
拝殿
武蔵一宮 氷川神社

【参考リンク】 
「エチュード春一番 第1曲」荻原規子

【閑話休題】
今回も7/19(火曜)、という中途半端な発売日。
週末まで待てないので、週半ばに書店まで足を運んだ。
(これは、現在の私にとって大変な時間と労力を要する作業)
それでも、早く読みたい気持ちには勝てない。

【ネット上の紹介】
パピヨンの姿をした八百万の神・モノクロと暮らして四ヵ月。祖母の家に帰省した美綾は、自身の才能や適性を見出せず、焦燥感を抱いていた。東京へ戻る直前、美綾は神官の娘・門宮弓月の誘いで夜の氷川神社を訪れ、境内で光る蛇のビジョンを見る。それは神気だとモノクロは言う。美綾を「能力者」と認識した「視える」男、飛葉周は彼女につきまとい、仲間になるよう迫る。 

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