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「これは経費で落ちません!」(11)青木祐子

2023年11月20日 07時24分19秒 | 読書(小説/日本)


「これは経費で落ちません!」(11)青木祐子

シリーズ最新刊。
経理から見た、オフィス人間模様。
今回は、結婚に絡む諸問題と周囲の反応が描かれる。
沙名子はタスク表を作って順番に処理しようするが、想定外の問題も起こる。

P204
「――今回、特に大きな進捗があったようですね。森若さん。人生に関わるような」
足早に立ち去ろうとしたら、山崎が声をかけてきた。(中略)
「そうですね」(中略)
「そうなのか・・・・・・」(中略)
「今度、どこかにお茶を飲みに行きませんか。お酒でもいいけど」
山崎は声をいそめて沙名子を誘った。
「話し相手として?」
「話し相手として」
「落ち着いたら行きます。わたしも山崎さんにお尋ねしたいことがあるので」
「本当に?嬉しいな」

P229・・・真夕のモノローグ
なぜ・・・・・・なぜ山田太陽なのだ・・・・・・。

【関連図書】
「これは経費で落ちません! 」①―⑧青木祐子

「これは経費で落ちません!」(9)青木祐子

「これは経費で落ちません!」(10)青木祐子

【ネット上の紹介】
結婚に向けて、本格的に動き始めた沙名子と太陽。いまは東京と大阪で別々に暮らしているが、太陽の転勤任期は期限付きで二年か三年。結婚したら一緒に暮らすことになる。しかし一緒に生活をするとなると、決めなければならないことがあまりに多い。交際は順調な沙名子と太陽だったが、食い違うことも多く沙名子の不安は積み重なっていく。年始の休みを利用して、お互いの実家へと両親に挨拶に行くことになったのだが……? 仕事は続けるのか、家事はどう分担するか、婚約指輪や結婚指輪買うのか、結婚式は挙げるのか、どちらが名字を変えるのか、などなど。沙名子は結婚へと向けてタスク表をつくってひとつずつ処理していこうとするのだが……結婚準備は大変すぎる

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