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ミスター・パートナー 2016年8月号

2016年07月26日 20時13分32秒 | 読書(小説/海外)


ミスター・パートナー 2016年8月号

今年は、シャーロット・ブロンテ生誕200年。
雑誌で特集が組まれたので、取り寄せてみた。
知らないことが色々書かれていて参考になった。
当時イギリスの衛生状態が悪く、病気が蔓延していたのが分かる。
エミリ・ブロンテは30歳、アン・ブロンテは29歳、シャーロットは38歳で亡くなる。

P15
シャーロットの姉、マライア(11歳)とエリザベス(10歳)が不衛生と栄養失調が原因で結核に感染して命を落としたカウアン・ブリッジの寄宿学校は、『ジェイン・エア』に登場するローウッド女学院のモデルとなった。

P20
『ジェイン・エア』の大ヒットで、発行から2ヶ月後の12月10日、シャーロットはスミス・エルダー社から印税100ポンドの銀行手形を受け、生まれて初めて印税を手にする(1840年代当時の1ポンドは約8万円換算)。初版2500部は3ヶ月以内に完売となって再版がかかり、2月にも印税100ポンドを受けとる。なお『ジェイン・エア』の次作『シャーリー』では、イギリス国内における作品の版権として500ポンドを受けとっている。(中略)
シャーロットの印税は彼女の死後、夫であるアーサー・ベル・ニコルズが管理することになるが、彼はシャーロットの父が亡くなると祖国アイルランドに帰り農夫として余生を過ごす。

[巻頭特集]
●シャーロット・ブロンテ生誕200年スペシャル
  『ジェイン・エア』の物語が生まれた村から

 ◇ブロンテ博物館の舞台裏を初公開!
 ◇日本ブロンテ協会会長に聞く
   日本人はなぜ『ジェイン・エア』が好きなのか?  
 ◇シャーロット・ブロンテ 38年の足跡
 ◇妹エミリーとアンの創作活動
 ◇小説の世界に迷い込む荒野の歩き方ガイド 


◆英国のテレビ番組を探る!
 イギリスの元気な老人たちのドキュメント
  シークレッツ・オブ・グローイング・オールド

◆作家・ジャーナリスト 林信吾の
 時事問題 日英の視点
  第12回「英国のEU離脱」

◆英国ブランド物語
 ヴァルヴォナ&クローラ
  絶品の食材とワインが揃う老舗 

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