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「クローズドノート」雫井脩介

2018年05月16日 21時05分03秒 | 読書(小説/日本)


「クローズドノート」雫井脩介

堀井香恵は、教育大学の2年、マンドリンのクラブに入っている。
自室のクローゼットで、前の住人のノートを見つける。
いったい何がかいてあるのだろう?

そのノートを書いたのは女性で、小学校の先生だった。
担任を持った4年2組の様子が詳細に書かれている。
堀井香恵は、自分も教育大なので、興味津々。
そこから、平凡な日常の歯車が動き出す。

あとがきを読むと、著者の姉が小学校の先生だったようで、
数年前不慮の事故で亡くなったそうだ。
押し入れから、小学校の先生時代の資料がたくさん見つかって、
それを元に今回の作品を書かれたそうだ。
不登校の子の話など、やけにリアルなはずだ。

【ネット上の】
堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった―。

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