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【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

インスティンクトS、購入

2010年08月16日 20時15分42秒 | クライミングギア&登山装備


先週、クライミングシューズを購入した。
予約していたインスティンクトS(13,000円)、である。
なぜ購入したかというと、7月イベント・スカルパ試し履きで、割と良い感触だったから。

現在、足慣らしで調整中。
今のところ、足が痛くて、違和感有り。
モカシムのように、履いたとたん勝負トライに近いフィット感とレベル、って訳にいかない。
履き慣れるまで、1,2ヶ月はかかりそうな予感。
弱いダウントゥ&ターンインにもかかわらず、違和感はあるのだ。
でも、試し履きイベントの時はかなりのフィット感があったので、履き慣らしたらレベルが上がってくる、と思う。(ミウラー、アナサジは、その前に挫折して諦めた)
インスティンクトは大丈夫、と楽観している。

足全体に締め付け感があるので、ヒールをしても脱げそうにない。
モカシムは、最初はじく感じがあるけど、インスティンクトのソールは、最初から吸い付く感覚がある。あとは、ホールドに乗せにいくとき、ホールドに乗ったとき、これらの足感覚の問題なので時間をかけるしかない。
もうひとつ、購入前から分かっていた欠点として、ルーフでのつま先引っ掛け(つまりツゥフック)に弱い。ジムでは、この技多用するので問題有り。(その場合はモカシムに履き替える)
でも、岩場でそのような技を使用する回数は低いのでOKか?

PS
先日(7/25)、モカシム購入し、白馬にも行って消費したし・・・しばらく緊縮財政でいこう、と思った。ところがその後、デイパックとハイキングシューズ購入。さらに、通勤靴2足購入し、仕事用眼鏡の中・近レンズを入れ替えた。ついでに、新たに眼鏡二つ買った。(こちらの眼鏡は運転&普段用・・・あぁ煩わしい!目の良い方が羨ましい)お金を使い出すと弾みがつくのか、慣性の法則が働くのだろうか?
いずれにせよ、もう打ち止め!

【参考リンク】
スカルパインスティンクトS - LOSTARROW News

スカルパ・イベント、試し履き!


モカシム(#5.5)購入

2010年07月25日 21時42分20秒 | クライミングギア&登山装備
Anasazi Moccasym™
本日、モカシム(#5.5)を購入した。(¥12,800円)
私が、現在所持しているシューズは下記のとおり。

①今回購入した、新品モカシム1号(フィット感良好)
②以前購入したモカシム2号(#5.5・・・まだまだOK)
③以前購入したモカシム3号(#5.5・・・1度ソール張り替えた、まだまだOK)
④以前購入したモカシム4号(#6・・・少し大きめ購入したので、立ち込みに難あり)
⑤練習用のX-ray(#5.5・・・使いすぎ、ぼろぼろ状態)
⑥アナサジ(しばらく使っていたが、相性悪くてイマイチ)
⑦全然使っていない、ミウラー(底が硬くて、相性悪し)

これ以外に、スカルパ・インスティンクト(#37)を予約中、である。
こうして見ると、靴に関して筆者は保守的で、冒険しないタイプ。
少なくとも果敢なチャレンジャーではない。
まぁ、珍しくインスティンクトをトライしようとしてるけど。(これは例外)
商品棚には、様々なシューズが陳列されているが、モカシムはオーソドックス。
個性もなく、癖もないのが特徴。
攻撃的な外見は全くなく、非常に温和しい、穏和なシューズである。
ターンインもせず、ダインツゥとも縁がない。
(使い込むとダウンツゥと言うより、アップツゥ、って感じ・・・時代に逆行か?!)
その分、流行に左右されず、ロングセラーの理由、と思われる。
最初スティルスC4は、壁をはじく感覚があるが、だんだんなじんでくる。
合成皮革でなく本革なので、最初より少しゆるんでくるので注意。
あと、ヒールフック多用するクライマーには向かない。(深くないから)

周りを見ると、コブラ派かモカシム派、若いジム・クライマーはソリューション、って印象。
私の今後の予定は、モカシムとインスティンクトの併用になる、と思う。
もし、新たなシューズをトライするとしたら、モカシム・オンサイトは可能性高い。
さらに、現在レースアップを所持していないので、テスタロッサも考えている。
また、インスティンクト・レースアップタイプを製造予定、と聞いている。
これも、陳列されたら試してみたい。

クライミングシューズ、ローカットの時代、思い出したこと

2010年07月10日 08時16分24秒 | クライミングギア&登山装備
先日、クライミングシューズについて書いた。
80年代末、ローカットの時代になった、と。
ちょっと思い出した事がある。
EB→フィーレ→メガ
クライミングシューズのヒット商品である。
ニンジャの前は、メガが人気だった。
私も取り寄せて、履いていた。
小川山での結晶立ち込みに便利だった。

1990年正月(だったと思う)、城ヶ崎に行った。
周りの関東のクライマーを見て驚いた。
皆、ニンジャを履いている!
私は、その時メガを履いていた。
あんなスリッパのような靴で登れるのだろうか?
でも、皆さんすいすい登っている。
城ヶ崎の前傾やハングでは、メガは使いにくい。
(結局、私がRPしたのは、「風に吹かれて」11aくらい)
帰阪して、すぐニンジャを購入した。

2月になって、城ヶ崎を再訪問。
今度は、もっと登るぞ!
「ホワイトシャーク」11c、「パンピングアイアンⅠ」11d、「ピスタチオ」12a等をRPした。
(ピスタチオが私の初12、その日の4、5回目のトライでRP)
う~ん、ニンジャはエライ!
世の中はローカットの時代になった、と実感した。

城ヶ崎に「シンデレラボーイ」13a/bというルートがある。
「サザンクロス」12bと「チリコンカーン」12bを継なぐストレニルート。
核心は「チリコンカーン」と同じ、左足を穴に突っ込んで××するムーブ。
大岩さんが初登した時、靴が穴に入らず、核心手前で片方のシューズを脱いで登ったらしい。
(だから、「シンデレラボーイ」というネーミングになった、と聞く)
その後、ローカットの時代になり、靴を脱がなくても、穴に差し込んで、ムーブが起こせるようになった。

今、クライミングシューズの種類は豊富にある。
壁の形状に合わせて、使い分けも出来る。
ソールも性能アップ、着脱便利なベロクロも発売された。
ターンイン、ダウンツゥ、ヒールも改善された。
それにつれ、世間の限界も上がっていった。
・・・あとは、自分の限界を上げるだけか?!

話は変わる。
靴を選ぶとき、どの程度キツ目を選ぶが迷うときがある。
私は、あまりキツキツは選ばない。
キツつぎるシューズでは、靴の性能を発揮できない場合も有る。
でも、ユルユルでは脱げてしまう。
私は、普段のスニーカーや革靴は24㎝~24.5㎝。
(ピッタリサイズだと蒸れるし、そもそも24㎝の靴を置いていなかったりする)
クライミングシューズは#5.5。(#6だとユルくて立ち込みでブレる)
ところで、この『サイズ』が分かりにくい・・・UK、EU表示で異なる。
ホント不便だ・・・なぜ“㎝”で統一しないのか?
参考までに、下記のサイトをリンクする。

クライミングシューズ サイズ対応表


スカルパ・イベント、試し履き!

2010年07月04日 19時35分06秒 | クライミングギア&登山装備

先日、次のようなイベントがあった。

スカルパ、クライミングシューズを履いて試せる4日間
フェローチェ
       インスティンクトS    スティックス   
ブースター  フォース  
フォースレディ  ティフォージ
インスティンクトS ¥13,650

クラックス、パンプ、ナカガイジム・・・と各ジムでイベントは行われた。
私も試してみた。
私が気に入ったのは、インスティンクトS。

さて、普段私が使用しているのはファイブテン・モカシム。
1990年代から十数年愛用している。
なぜ、モカシムなのか?、と言うと過去の流れから。
80年代末(90年アタマだったかも)、ローカットの時代になった。(これは革命的だった!)
ニンジャとレーザーを併用した。
(柏木のルートはこれで多数RP、ヨーロッパでも同様)
だから、柔らかいソールに慣れてしまっている。
クライミングスタイルも固まっている。(今さら変えられない)
足はベタ置きスメア、足裏感覚で「効いているかどうか」判断してムーブを出していく。
そんな訳で、90年代中旬に出たモカシム(スティルスC4)も気に入り、十数年愛用、となった。

さて、今回のスカルパ・イベント。
最初に書いたように、インスティンクトSを気に入った。
ずっとモカシムだったけど、違和感がない。
ゆるいターンイン&ダウントゥーだけど、別に問題なし。(登っていて気にならない)
いくつか良かった点を羅列する。
まず、履きやすい。
上のゴムが伸びるので、スポン!、って感じで履ける。(本革だと履くとき破れたりするし)
伸びる割に、履いてしまうと締まって、脱げそうにならない。(けっこうフィット感あり)
人工皮革・ロリカなので、履いてて皮が伸びてユルくなる、って欠点も軽減。
(本革は伸びるし、当たり外れアリで、穴が開いたりする)
ソール・ビブラム・XSグリップ2も足裏感覚良好。
柔らかくて、壁をはじかなかった。

次に、モカシムとの違い、欠点を書いておく。
つま先の上のラバーが使い込むと剥がれる、と思う。(可能性高い)
つま先部分が幅広く厚みもあるので、ルーフでのツゥフックが効きにくいかも。
(つま先の細いタイプが好きな方には合わない、と思われる)
ヒールカップがモカシムに比べかなり深い。
足入れに関して、複数の方が、踵後ろ部分が痛い、と言っていた。(私はOK問題なし)
ソール・ビブラム・XSグリップ2は、スティルスC4には多少劣る、と聞いた。
(私の試した限りでは気にならなかったが、使い込んだらどうだろう?)
足裏感覚良かったが、逆に磨耗激しい可能性アリ?
ソールの張替えでは、ビブラム・XSグリップ2未入荷、と聞いているので問題あり。
(以上、曖昧表現ばかりで申し訳ない・・・半年くらい使用しないと結果判らないから)

【結論】
試しに購入しようとしたら、「在庫なし」、とのこと。(何じゃそりゃ!)
でも、もし入荷したら試す価値あり。
(長年「コブラ」愛用の方も、「買ってみようかな」、と言っていた)
インスティンクトSばかり書いたが、一般にはフェローチェ人気、とのこと。
この後、イベントはナカガイ堺店(7月8日~7月11日)を経て、九州上陸。
地元に来たら、色々試してみて。
こんな機会がないと、履かない、履けない、って思うから。
他メーカーも、見習って欲しい。

PS1
イベント営業の方に、岡山、島根、山口も立ち寄るよう助言したが、「取引がないから…」、とのこと。

PS2
今日は珍しく、ストレートなクライミング・ネタだった。
(この調子が続くか?)

【参考リンク】
スカルパインスティンクトS - LOSTARROW News


ヌンチャク購入

2010年02月15日 19時42分24秒 | クライミングギア&登山装備
最近、まったく岩に行っていない。
正月はベトナムに行ったが、
その前の岩と言えば、中国・桂林だった。
つまり、1年に1回しか、岩場に行ってない。
普段、ジムでリード練習してるかと言えば、さっぱりしていない。
(出発1ヶ月前から、あわてて練習した)
そんな訳で、ギアとか傷んだり、減ったりしない。
減るのは靴とチョークぐらい。
リードしないから、ロープもハーネスも傷まない。
まして、ヌンチャクなど飾りのようなモノ。

さて、そんな事情にも関わらず、先日(2/9)ヌンチャクを購入した。
ブラックダイヤモンド・ポジトロンクイックドロー。(105g)
2400×12本=28800円
ホントは、評判の高いデュアルトラックス・ダイノトロンを買おうと思っていたけど、製造中止で入手困難。
現在のダイノトロンはモデルチェンジしており、4g軽量化され46gとなった代わりに、
従来のダイノトロンよりも全長で約6mm小型化されてしまった。
そこで、最初に書いたとおり、ポジトロン・ドローを購入することにした。
ゲート、重からず、軽からず、なかなか良好、と感じた。
これで、当分のあいだ大丈夫。(引退するまでOKかも)
→ポジトロン
■重 量:ベントゲート=49g
■強 度: クローズドゲート=25kN
オープンゲート=8kN
マイナーアクシス=8kN
■ゲートオープン間隔:ベント=26mm

さぁて、ここから筆者の昔話が始まる。
私は、クライミングを始めてから何度もヌンチャクセットを買い換えた。
そもそも、昔はクイックドローのセットなんで売ってなかった。
カラビナとシュリンゲを別々に購入して、自分で作った。
さらにその前は、ハーケンに直接シュリンゲを通して、そのシュリンゲにカラビナをセットした。
(カラビナは高額で、重たいから)
つまり、ヌンチャクの概念が無かった。
(まぁ、そんな昔の事を言ってもしかたないけど)
私のヌンチャク・セットの歴史は下記のとおり。

○最初はビナ無し(山岳会先輩がリードするルートのフォローばかり・・・当時、当然ジムはない)
  ↓
①ボナッティ2枚+シュリンゲで自作する(重たかったけど、丈夫だった、推定重量155g)
  ↓
②カジタ(ストレート+ベント+シュリンゲ、別々に購入して自作、軽かったけど事故頻発で製造中止となる、推定115g)
  ↓
③シモン(ストレート+ベント、ランナーは市販品を購入して、自分でヌンチャクを作った。これはよかった、約120g)
  ↓
④シモン(ストレート+ベントのセット既製品を購入。これもよかった、約125g)
  ↓
⑤今回のブラックダイヤモンド・ポジトロンクイックドロー(105g)
こんな感じかな。(世間にジムが登場するのは、③と④の間くらい)
上記、それぞれ約12セットずつ購入買い換えている。
1番高額だったのは③シモンのセット、と記憶している。
今回のブラックダイヤモンドの倍くらいの費用がかかったような印象が残っている。
(なにぶん古い記憶なので、霧の彼方、ですが)

そろそろ、皆さんの疑問にお答えする。
(疑問)普段ヌンチャクを使わないのに、どうして新しいのを購入したのか?、と。
(解答)それは、めったに岩に行かないからこそ、(逆に)最新ギアを使いたいから、と。
・・・単に、キーロック・ゲートが欲しかった、と言う話もある。

最後に、一般的なヌンチャク買い換えの目安を書いておく。
まず、痛みやすいのはランナー部分。
これは、出来るだけ早めに、短いサイクルで変えた方が良い。
おおよそ、ロープの摩耗に比例する。(目安)
外から見て、擦れて痛んでるな、と思ったら変えた方が良い。
(かつて目の前で、ランナーが切れてグランドするのを、見たことがある)
次に、金属部分のカラビナについて。
使用頻度によって違うけど、だいたいハーネスの痛みや摩耗に比例する。(あくまでも目安)
日本の場合、どうしてもハンガーにセットする部分が傷んでくる。(ケミカルだと少しマシ)
何度もフォールしてると、目に見えて凹んでくる。
では、ロープをクリップする側のカラビナはどうかと言うと、これもフォールを繰り返すことにより摩耗する。
恐ろしいことに、これも目に見えて凹んでくる。(どんだけ落ちてるんじゃ)
以上、(あくまでも)おおよその目安なので、個々人の使い方で、大きく異なる。
私の個人的経験と実践を書いたにすぎない。
なんら科学的根拠に基づくものではない、とお断りしておく。
常に、自分でギアをチェックして、痛みを確認したい。

【蛇足】
ただし、ヌンチャクは自分のを使わない、ってポリシーの方は別。
他人のヌンチャクを使用して、セットも人にさせる、って方もいるかもしれない。
そのような方は、傷みが少ない・・・と言うか傷まない。(心も痛まない?)
もし、そんな人がいたら、出来る限り近づかないのが無難、と思われる。
それも、「安全」への第一歩、かもね。
つまり、人生に対する安全確保、って意味で。
(でも、クライマーって、「危険」好きだからなぁ)
・・・と、哲学のしっぽを感じて、本日終了。