毎年恒例の年末宿泊山行だが、今年も寒い場所は避けて暖かそうな場所を探した。このところ伊豆が多かったので今年は南総の勝浦にある「簡保の宿 勝浦」を予約し、今回は妻も一緒なのでレンタカーも予約した。どこの山に行くかは、安房鴨川に泊まった時は清澄山から麻綿原高原を歩いたこともあったので今度は元清澄山という案もあったが、なかなか決まらなかった。いくつかの案の中から以前日帰りで2度ほど歩いたことのある養老渓谷の大福山に登るという無難なコースに決めた。
東京駅から特急「わかしお」に乗って勝浦に行き、レンタカーに乗って養老渓谷の梅ヶ瀬茶屋に9時45分に着いた。茶屋(営業はしていない)の店先で身支度を整え10時に出発した。ちょうどその時小型バス2台がやって来てどやどやとハイカーが下りてきた。毎日新聞旅行の公募ツアーらしかったが、こんなところまで来るとは驚きだ。帰ってから調べたら毎日新聞だけでも、毎日のように都内から低山ツアーが開催されていてた。中には35歳以下限定の合ハイツアーあるようだ。
喧しい団体が準備体操をしているうちに先に進んだ。梅ヶ瀬渓谷の道は沢筋に沿っていて何度も渡渉を繰り返しながら進んだ。茶屋のおじいさんが「昨日の雨で増水しているから気をつけて」と言っていたが、飛び石伝いにかろうじて靴を濡らさず歩ける程度だった。沢歩きの終着地点のテープルと椅子がある場所で昼食にした。水鳥を観たりしながら静かにお弁当を食べていると、おばちゃん連中の話声が聞こえ、賑やかな毎日新聞団体が通りすぎて行った。
お弁当を食べると尾根道の登りになる常緑樹林の静かな道もほんの少しで車道にでた。車道からちょっと登ったところに展望台があり、takeは麦茶を飲んだ。ここから尾根伝いに歩くと白鳥神社のある大福山の頂上だった。静かな頂上と思ったのも少しの間で神社の石段を賑やかな毎日新聞団体が登ってきた。
帰りは車道をたどって出発点に向かった。takeは帰りの道が違うので「自動車! 自動車!」と行って自動車に戻るのかどうか心配していたが、出発したところの分岐に着いて安心したようだった。ここからまたレンタカーで勝浦に戻った。高台にある海の見える部屋に入ったtakeは茶菓子を食べると窓際の椅子に座り、ルームキーをふってくつろいでいた。
コースタイム
梅ヶ瀬茶屋1000ー日高亭跡分岐1050~1125ー大福山1218ー梅ヶ瀬茶屋1315