奥武蔵は冬の陽だまりハイキングコースが多い。12月中旬の低気圧の通過は日本海側に大雪をもたらしたが、表日本側でも山は降雪に見舞われたとの情報もあり、無難なところで奥武蔵に行くことにした。コースは高山不動から顔振峠(かあぶりとうげ)と歩くコースだ。高山不動とその上にある関八州見晴らし台は、takeと山歩きを始めたごく初期の小学2年2年2月に初めて歩いている。
日の短い冬場は早出が原則で6時前に家を出て、8時半には西吾野駅から歩き始めた。間野集落から山道を登ると「萩の平」に着いた。昔ここに茶店があって、東京に住む自分の孫が知的障害児だというおばあさんが店をやっていた。十年以上前から閉店し、今は廃墟になっている。
ここから平坦な尾根を登って少し下ると高山不動だ。立派なトイレもあるし屋根つきの休憩所もある。(自動販売機があるのは興ざめただけど)とにかく昼食場所としては一等地の机にお弁当を並べ昼食にした。そしてtakeが昼食後のラムネ菓子を食べている間に本堂にお参りした。
ここから関八州見晴台までは林道二本をまたいで30分程だ。朝は快晴だったのに次第にうす雲が広がり絶好の展望というほどでもなかったが、ここから見る両神山はいつも見事だ。takeが麦茶儀式を済んでから今度は東側の尾根に向かって歩いた。
この道は林道(グリーンラインと呼ばれている)と並行しているのであまり趣はない。花立松之峠、傘杉峠と車道とクロスしながら進み、顔振峠に着いた。この峠の茶屋を起点に視力障害者ランナーの方々が林道を利用してトレーニングをしていた。昨年1月に来た時もおられたからよく利用されているのだろう。結構ハイスピードで走るので伴走者もそこそこの力量が求められるのではないかと思った。
顔振峠からの下りは歩きやすい峠道だ。やがて車道に出ると国道沿いの道に出た。吾野駅はtakeの帰り車中三点セット(bossカフェオレ缶・ファンタグレープ500ml・ハイチューグレープ)が全て揃っている田舎では珍しい駅だ。帰りは飯能駅から西武線快速元町中華街行に乗れたので二時間で家に着くことができた。
コースタイム
西吾野0829-間野集落0846-萩の平0928-高山不動0959~1025-関八州見晴台1055~1100-花立松之峠1126-傘杉峠1158-顔振峠1233~45-吾野駅1337