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taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

高山不動から顔振峠を歩く

2014年12月25日 | 奥武蔵

 奥武蔵は冬の陽だまりハイキングコースが多い。12月中旬の低気圧の通過は日本海側に大雪をもたらしたが、表日本側でも山は降雪に見舞われたとの情報もあり、無難なところで奥武蔵に行くことにした。コースは高山不動から顔振峠(かあぶりとうげ)と歩くコースだ。高山不動とその上にある関八州見晴らし台は、takeと山歩きを始めたごく初期の小学2年2年2月に初めて歩いている。

  

 日の短い冬場は早出が原則で6時前に家を出て、8時半には西吾野駅から歩き始めた。間野集落から山道を登ると「萩の平」に着いた。昔ここに茶店があって、東京に住む自分の孫が知的障害児だというおばあさんが店をやっていた。十年以上前から閉店し、今は廃墟になっている。

 

  ここから平坦な尾根を登って少し下ると高山不動だ。立派なトイレもあるし屋根つきの休憩所もある。(自動販売機があるのは興ざめただけど)とにかく昼食場所としては一等地の机にお弁当を並べ昼食にした。そしてtakeが昼食後のラムネ菓子を食べている間に本堂にお参りした。

 

  ここから関八州見晴台までは林道二本をまたいで30分程だ。朝は快晴だったのに次第にうす雲が広がり絶好の展望というほどでもなかったが、ここから見る両神山はいつも見事だ。takeが麦茶儀式を済んでから今度は東側の尾根に向かって歩いた。

 

  この道は林道(グリーンラインと呼ばれている)と並行しているのであまり趣はない。花立松之峠、傘杉峠と車道とクロスしながら進み、顔振峠に着いた。この峠の茶屋を起点に視力障害者ランナーの方々が林道を利用してトレーニングをしていた。昨年1月に来た時もおられたからよく利用されているのだろう。結構ハイスピードで走るので伴走者もそこそこの力量が求められるのではないかと思った。

 

   顔振峠からの下りは歩きやすい峠道だ。やがて車道に出ると国道沿いの道に出た。吾野駅はtakeの帰り車中三点セット(bossカフェオレ缶・ファンタグレープ500ml・ハイチューグレープ)が全て揃っている田舎では珍しい駅だ。帰りは飯能駅から西武線快速元町中華街行に乗れたので二時間で家に着くことができた。

 

 コースタイム

西吾野0829-間野集落0846-萩の平0928-高山不動0959~1025-関八州見晴台1055~1100-花立松之峠1126-傘杉峠1158-顔振峠1233~45-吾野駅1337

 

 

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高山不動から顔振峠を歩く(奥武蔵)1月19日

2014年01月24日 | 奥武蔵

 1月も半ばを過ぎ、今年になって3回目の山歩きとなった。3連休も終わりtakeの生活ペースも安定してきた。この日は西吾野から高山不動を経て、関東八州見晴台から顔振峠の冬季定番コースを歩くことにした。P1190004

 池袋から快速急行に乗って1時間20分、車中でtakeは何時ものように朝寝を楽しんでいた。西吾野の駅で身支度を整え出発した。車道から山道に入り萩の平茶屋跡を通って高山不動に着いた。境内の中にある日当たりの良いベンチに座って早速お昼ごはんを食べた。P1190012

 到着した時は静だった境内も訪れるハイカーでにぎわってきた。takeがお菓子を食べている間にお参りをして、関東八州見晴台にむけて出発した。昨年の同時期に来た時は成人の日の大雪の一週間後で10cmぐらいの積雪もあったが、今年は乾いた道だ。空は快晴だが風が時折強くやや寒い天気だ。P1190011

 関東八州見晴台はその名の通り、南面北面とも見晴らしが良い。武甲山もこの角度から見ると良い形に見える。両神山はいくつもの鋭峰が特徴だ。大昔に登ったことがあるが、鎖場があるのでtakeとは難しいかなと半分あきらめている。景色を楽しんだら顔振峠(かあふり峠)へと向かう。この稜線は車道と平行している。積雪があるときは車輌通行止めになるのだが、今日はエンジン音を聞きながらのウォークだ。P1190014

 明るく開けた山上集落が現れると顔振峠でtakeは茶屋の自販機でお茶を買っていつも通り10分ほどかけてゆっくりと飲んだ。茶屋の中では視力障害者のランニンググループの方々が昼食を食べていた。ランニングは終わったようでランナーも伴走者も一緒になって昼酒を楽しんでいるのは羨ましかった。お茶を飲み終えたtakeがリュックを背負い峠を下りて行くあとを追って吾野駅へと向かった。P1190017

コースタイム

西吾野駅0834‐登山口0854‐高山不動1011~42‐関東八州見晴台1114~21‐傘杉峠1222‐顔振峠1255~1309‐吾野駅1402

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伊豆ヶ岳から旧正丸峠を歩く(奥武蔵)11月30日

2013年12月03日 | 奥武蔵

 11月も最後の日となった土曜日に奥武蔵に出かけた。今年、東急東横線が副都心線と西武秩父線に乗り入れたことで、奥武蔵へのアクセスは格段と向上した。しかしJR渋谷駅、池袋駅から西武秩父線というルートに10数年なじんでいるtaketがうまく切り替えてくれるかどうかが心配だ。前回は副都心線で池袋まで行き、延々と歩いて西武池袋駅にアクセスしたので今回も朝は同じルートにした。Pb300029

 起きがけのtakeのコンディションが悪く家をでるのが遅れた。しばらくは不機嫌たったが西武線に乗る頃から笑顔が見られるようになった。飯能駅から秩父線に乗り換えて正丸駅に着いたのは9時前だった。今週も快晴で一面の青空だ。まだ紅葉が残る大蔵山集落をゆっくりと歩き、登山口から一時間ちょっとで伊豆ヶ岳に着いた。Pb300030

 さっそく昼食場所を確保してお弁当を食べ始めたが、次から次へとハイカーが上がってきて頂上が高尾山的な様相になった。最初は子の権現まで歩く予定だったが、人の多さに帰りの混雑が心配になった。そこでコースタイムの短い旧正丸峠から正丸駅に戻るコースに変更した。Pb300033

 男坂女坂の分岐に戻り正丸峠に向かった。里とは違い冬枯れ模様の尾根を歩き小高山を越すと車道通る正丸峠だ。ここから急な階段状の道を登ると展望台で、正丸山はその少し先だった。正丸山でtakeがスポーツ飲料を飲み終えるのを待って旧正丸峠へと下って行った。旧正丸峠から沢沿いに進むとほどなく正丸の集落にでた。Pb300036

 takeはここで最後のPET500mlお茶飲料のちびちび飲み儀式に入った。私は近くで薪の枝払いをしていた地元の方と話をしていたが、そのそばを大きな猿がすり抜けていったのには驚いた。ネギの白い部分だけをかじられたり、農作物の被害もあるとのことだった。Pb300037

 正丸駅から電車に乗り飯能駅で東横線「元町・中華街」行きに乗車した。途中電車が副都心線に乗り入れ地下を走り、渋谷駅を過ぎてまた地上を走ってもtakeは動揺することもなく機嫌よく車中で空缶を振っていた。ただ自由が丘で下車したとき、いつもは池袋駅で買い求める280mlのお茶を要求し、駅のホームで飲みほしてから溝の口行きの電車に乗った。

コースタイム

正丸駅0902-登山口0930-伊豆ヶ岳1044~1113-小高山1144~53-正丸峠1215-正丸山1237~43-旧正丸峠1259-正丸駅1350

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降雪を踏んで関東八州見晴台を歩るく(奥武蔵)1月20日

2013年01月26日 | 奥武蔵

   1月14日の首都圏の降雪は数年来で久々のものだった。たまたま出勤していた私は早めに帰宅したが、それでも交通遅延に巻き込まれた。P1200002

   今回の山歩きは降雪を踏んで奥武蔵の関東八州見晴台を訪ねることにした。 前日の予定確認の際、明日は「立川はお休みで池袋から電車乗ろうね」と話したら「池袋お休み」と拒否された。考えたら10ヶ月以上この山域に行ってないのだ。繰り返し話すうちに納得を得ることができた。P1200003

   電車を降りた西吾野の駅前に雪はほとんどなく道端に雪が残っている東京と大違いだった。しかし萩平茶屋跡を過ぎたあたりから雪を踏み締めながら歩くようになった。
  昼食は前回と同じ高山不動の境内にあるベンチだ。静かに食べていると大人数団体が石段を登ってきてたちまち賑やかになった。P1200004

   弁当箱をしまって関東八州見晴台を目指した。舗装道路を二度程横切りながら登っていくと展望のよい関東八州見晴台に着いた。秩父市側のベンチに座ってtakeは麦茶儀式、私は景色を眺めた。この角度から見る武甲山は石灰採掘場も隠れ威風堂々としたものだ。P1200010

   ここからは顔振峠へと進んだ。途中凍てついた車道を歩いた。顔振峠に着くとtakeは茶屋でペットボトルのお茶(200円)を自分で自販機にコインを入れて買った。顔振峠から吾野駅への道に雪はほとんど無かった。山村の中の道は日当たりもよく暖かかった。吾野駅に着きtakeが三点セットを買ってホームに上がるとあとは程なく飯能行の電車がやってきた。P1200011

コースタイム

西吾野0830ー萩平0942ー高山不動1033~1102ー関東八州見晴台1145~58ー顔振峠1350~1403ー吾野駅1458

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高山不動から顔振峠を歩く(奥武蔵)3月18日

2012年03月24日 | 奥武蔵

  P3180006_2

    朝はゆっくり7時過ぎに家を出た。西武線の快速急行も空いている。西吾野駅で降りて出発。梅の花がぽつぽつ咲き始めているが、曇天のせいか春の雰囲気ではない。   間野集落から竹林を抜けて登りにかかる。今は廃墟になった思い出の萩の平茶屋の横を進んだ。車道にでる手前で高山不動への道を選び境内の石段を登って本堂に着いた。P3180010

    本堂横の屋根付きベンチが今日の昼食場所だ。横に自販機があるのがtakeにはやや気に入らないようだがテーブルに弁当箱を並べ、本堂から流れる読経を聞きながら昼食を食べた。
  高山不動からひと登りで関東八州見晴台だ。曇っていて長眺はきかないが、まずまずの景色だ。ただ雲が山をだんだん覆ってきたようだ。P3180013

     傘杉峠の手前頃から小雨が降ってきた。それほどでもないのでtakeにレインハットと雨具上着を着せた。   山道が途切れて車道になると顔振峠だ。ここも梅の名所だが咲き始めたところだ。takeは前回あたりから茶店でお茶を買うのを決め事にしたようで「お茶買う」と言ってきた。自販機が売切れで茶店の中で買い求めた。   峠から山道を吾野側に下るとすぐ車道歩きになった。そぼ降る雨の中を私達は吾野駅を目指して歩いのだった。P3180015_2

コースタイム

西吾野駅0923ー間野集落0945ー萩の平1023ー高山不動1100~28ー関東八州見晴台
1155~1205ー花立松ノ峠1230ー傘杉峠1302ー顔振峠1328~37ー吾野駅1430

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