最初に年末温泉山行に行ったのは意外と古く、take小学二年の時に二人で湯ヶ島温泉に行ったのが最初だ。翌年は箱根と続けてきた。5年前からは妻も参加するようになって3人ででかけている。今年は石和温泉を予約して御坂の山を歩こうとしたが、私が病みあがりだったので昨年と同じ塩山近郊の小倉山を歩くことにした。
朝ゆっくり家を出て、塩山駅からレンタカー(takeは三人で宿泊山行=自動車という決まりを作ってしまった)で20分位の玉宮ザゼンソウ公園駐車場に着いた。ザゼンソウの花が咲く2月・3月頃は多くのハイカーで賑うのだろうが今は静かだ。ザゼンソウ群落地の中に設置された木道を歩き、山道を少し登ると稜線で、ここを南に少し行くと小倉山の頂上だ。
頂上には三階建ての展望台があり、南アルプスから富士山の眺望か楽しめるようになっており、この日も昼からややうす雲が広がりつつあったが素晴らしい景観を楽しむことができた。
景観を楽しんだあとは昼食だ。陽のあたるベンチに弁当を並べて楽しく頂いた。弁当箱をかたずけパッキングをしたら今度は稜線を北側へと歩いた。途中の上条山(996㍍)はこのコースの最標高だ。
この上条山の手前あたりから数匹の猟犬が現れるようになった。takeは昔から引き綱をつけていない犬に恐怖感を感じる。最初に出会った犬は、takeが引き攣った声で「あっちいってください」と言うとおとなしくとことこと森の中に入っていったが、上条山の手前であった犬はこちらにも興味があるようで動かない。takeは蒼白になって「あっちいってください、どいてください」と懇願してやっと腰をあげてくれた。そのうちズドーンという鉄砲の音が鳴り響いた。
上条山を越えたところが上条峠でここから見た富士山には大きな笠雲がかかっていた。ゆるやかな沢沿いにそってつけられた道を下ると平沢の集落で、昨年もお参りした船宮神社に参拝して駐車場に戻った。宿に着いた夕方から天気は曇りとなり夜半から雨になった。翌日雁坂トンネルの入り口まで行ったが、山は新雪に覆われていた。
コースタイム
玉宮ザゼンソウ公園1025-小倉山1115~50-上条山1230-上条峠1246~53-船宮神社1315-玉宮ザゼンソウ公園1335