師走に入り最初の日曜日、この日は関東大学ラグビー対抗戦のテレビ観戦をする為、なるべく早く帰宅したかった。最初は相模湖裏山の石老山を予定していたが、前日に顕長寺からの登山道が崩壊して通行できないことを知り、代替案として少し遠くなるが、大月市近郊の高川山を歩くことにした。



中央線初狩駅で降りて直ぐに歩きだす。同じ電車では三組ほどが高川山組だ。街なかを通り抜け林道を少し歩いたところが登山口だ。空は所々に雲がかかるも快晴だ。路は途中から男坂と女坂に分かれるが、迷わず急登の男坂を進んだ。分岐した男坂と女坂の路が合流すると頂上も近い。takeのお弁当コールが始まった。


頂上には朝早いのに何組ものパーティーがいた。少し霞んでいたが、富士山も大きく見えた。二週間前より雪がついたと思ったが、後で後輩からこの日、富士山の頂上は殆ど積雪が無かったと写真を送ってくれた。傾斜のある岩の上にtakeだけを座らせて弁当箱が滑り落ちないように気を使いながら並べた。



弁当箱をザックにしまって下山開始。最近は大月市街地に続く尾根を歩くことが多いが、この日は早帰りが基本なので頂上を東に下って直ぐの分岐から田野倉駅方面へと進んだ。急なジグザグ路を急降下して、禾生駅との分岐から更に進むと林道に出て、リニア新幹線の橋梁も見えてきた。


このコース最後の休憩場所は『尾県郷土資料館』のベンチで、takeは〆のお茶をゆっくりと飲んだ。takeが子供だった時は、この場所にあるブランコで遊んでいたことを思いだした。ここから田野倉駅まで歩き、高尾駅直通の富士急線に乗り、キックオフ前に家に着くことができた。
コースタイム
初狩駅0755-登山口0820-女坂分岐0842-高川山1025~50-大休場1020ー尾県郷土資料館1054~57ー田野倉駅1110