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taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

二年振りの御前山を旧友と歩く(奥多摩)8月30日

2020年09月01日 | 奥多摩
 29日土曜日はtakeの家帰りの迎えに行った。taketake山旅が隔週になったので、残りの週末を自分の山歩きに使おうと8月は大菩薩嶺、高尾山、霧ヶ峰を歩いた。大菩薩嶺と高尾山は高校1年からの山友であるTYさんと一緒だった。高校入学時に席が隣りで、TYさんワンダーフォーゲル部に入部したのにつられて私も入部したのが山歩きを始めたきっかけとなった。そのTYさんが今回、takeとの山歩きに初めて同行してくれることになった。TYさんは森林の専門家で、日本のみならず海外でも森林の調査や指導を行っている。

 TYさんと拝島駅で合流、takeは前夜の夜更かしで車中爆睡していた。奥多摩駅でtakeに「今日はバスはお休みで「違うおじさん」とタクシーに乗ります。」と話して、三人で予約のタクシーに乗り込み、都民の森栃寄のゲートで下車した。takeは以前に会社先輩のMIさんと山歩きしていたことがあり、今回も違和感なく「違うおじさん」と歩くことができた。



 スタート地点の標高が少し高いのと朝早い時間なので、快適な気温だった。最初の休憩場所のカラマツ広場で昼食を食べた。そこから少し登った避難小屋でtakeは麦茶儀式をした。二年振りの御前山頂上は北面を伐採したようで見晴らしが良くなっていた。TYさんは5年振りとのことだった。takeがスポドリを飲んでから主稜を北西に進み、クロノ尾山、鞘口山を越えて林道が横切る大ダワに着いた。


 大ダワを通る鋸山林道は昨年の台風被害で、檜原村、奥多摩町共通行止めになってるが、通行できないのは檜原村側だけのようだった。takeは〆のお茶を早々飲み終えると立ち上がって奥多摩駅へと下り始めた。このあたりから「おじさんバイバイする」takeが言いだした。これはtakeの先行きの見通しの中で「違うオジサン」とどこで別行動になるのかの確認で、「電車に乗ってからオジサンとバイバイします」と答えた。


 長く平坦な下っていくうちに気温も上がり、奥多摩駅に着く頃には暑さにまいってしまった。青梅街道筋のデイリーヤマザキで、takeの飴とジュースとコーヒーと缶ビール2本を買い、奥多摩駅にやってきた電車の冷房が汗ばんだ体に心地よかった。

コースタイム
都民の森ゲート0755-栃寄大滝0825-カラマツ広場-0915~40-避難小屋1015~20-御前山1035~40-クロノ尾山1122-鞘口山1144-大ダワ1215-奥多摩駅1405



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梅雨の明けに本仁田山を歩く(奥多摩)8月2日

2020年08月05日 | 奥多摩
  梅雨明け最初の山歩きだ。毎年、今頃taketake山の会夏山合宿で北アルプス等を歩いていた。今年はゴンドラ利用で唐松岳から五竜岳を計画していたが、早々頓挫してしまい今年はどこにも行けそうにない。 隔週になったサンデーハイク、原則として駅to駅で考えている。

 朝7時半に青梅線鳩の巣駅をでて棚沢集落から大根ノ山ノ神へのなだらかな道をゆっくりと歩いた。天気は幸いに曇りだ。真夏の灼熱下の低山ハイクは苦行そのもので、展望は無くても日が陰っている方がよい。大根ノ山ノ神から川苔山方面への道を分けて本仁田山へと進んだ。瘤高山手前の平坦地が指定昼食場所だ。迂闊にも昼飯時に地面に敷くシートを家に忘れてた。代替として御守り代わりに携行しているツェルトを敷いて弁当箱を並べた。takeがこだわりを見せるかと思っていたが、スムーズに違う状況に応じてくれた。


 お弁当箱をザックにしまい、瘤高山への急な道を登った。川苔山から南に延びる鋸尾根にたどり着けば本仁田山は目の前だ。広い頂上の南面の切り開らかれた所が頂上だ。ここでtakeは麦茶儀式。頂上南面は伐採で以前よりも明るくなった。


 ここから大休場(おおやすんば)尾根の急降下だ。慎重に足を運び、ゆっくりと下った。次の休憩でtakeはスポドリタイム。ここから尾根を離れて安寺沢集落へと下るが、ザレた場所があり少し緊張した。集落の舗装路に出たところで一息入れ、takeは〆のお茶を飲んだ。正午を回わり気温も上がってきたが、日原川に沿って流れる風に吹かれながら奥多摩駅へと歩いた。


コースタイム
鳩ノ巣駅0739-大根ノ山ノ神0850-瘤高山手前平坦地1005~25-瘤高山1045-本仁田山1113~17-大休場1206~09-安寺沢集落1239~42-奥多摩駅1315

 


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曇り多湿の大塚山から日ノ出山を歩く(奥多摩)7月4日

2020年07月06日 | 奥多摩
  昨年までの7月最初の山歩きは、数週間後のtaketake山の会「夏山合宿」に備えた準備山行的なものが多かった。今年は麓に宿泊して中級山岳を往復しようと思っているが、まだ場所も日程も行けるかどうかも決まっていない。毎週が原則だったtakeとの日帰り山行も6月から再開したが二週に一度にしている。



 そして日曜日、天気は愚図ついた曇り。私達は青梅線古里駅から多摩川を渡り丹三郎集落から御岳山への道を歩いた。気温はそれほどでもないが、森の中は湿度が高く蒸し暑かった。つづら折りの道を、後の電車のハイカーに追い抜かれながらゆっくりと歩いた。稜線に出て霧の中を登って大塚山に着いた。よく歩いているようで1年振りの大塚山だ。指定のベンチに弁当箱を並べた。弁当箱をザックにしまって記念撮影をしたら、日ノ出山へと出発だ。


 人の多い御岳山の参道から分かれて日ノ出山へと進む。最初に待っていたのは紫陽花のトンネルだった。日ノ出山は大勢のハイカーで賑わっていた。takeは東屋のベンチに腰をかけて麦茶儀式だ。ここから吉野への道を選んで進んだ。
 


  梅の木峠を経て下山して、梅公園のトイレに入りtakeは水飲み場で水分補給だ。水飲み場では私が傍にたち、10秒程で合図と共に蛇口を閉めるのがコツだ。ここから直ぐの吉野バス停でtakeのスパッツを外し靴紐を緩め、〆のお茶だ。


 ここから青梅駅まではバスに乗る。takeがバスに乗るのは4ヶ月ぶりになる。ハイキング開始後困っているのは自閉症者マスク問題だ。バス会社によってマスク着用取扱に差がある。地元の東急バスや都バスは、「咳エチケット、車内で会話を控え、マスクの着用等にご協力下さい。」ぐらいだが、奥多摩を走る西東京バスだと「乗車の際は必ずマスクを着用して下さい」になってしまう。感染者ゼロの奥多摩町住民から見れば東京特別区からの来訪者は全員感染者と思う気持ちも分かるが、なんとかならないだろうかとも思う。
 
 やがて青梅駅行きの都バスがやってきてた。車内も空いていたので、特に異様な視線を感じることもなく乗車することができた。

コースタイム
古里駅0733ー丹三郎0748ー大塚山0952~1014-日の出山1120~25-梅公園1330-吉野バス停1337

 
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97日振りに歩いた高水三山(奥多摩)6月7日

2020年06月08日 | 奥多摩
   3月1日に鐘ヶ岳を歩いた翌週、新型コロナ渦により学校が休校になった。不要不急の外出は控えるようにとのことから、taketake山行も通算965回で中断していた。そして警戒宣言も一時的に収束した事でtaketake山行も再開することにした。山岳四団体のガイドラインに従い他府県をまたがない日帰りということで、青梅市の高水三山を歩くことにした。


 1番電車で出発、四ヶ月ぶりに青梅線に乗り軍畑駅から歩き始めた。前回3月1日の山里は梅花に飾られていたが、今は紫陽花の季節になってしまった。高源寺で休憩して、砂防ダムの上から山道に入った。歩き始めの天気は曇りだったが、陽がさしてきた。この季節にしては、じめっと感がなく爽やかだった。

 高水山の常福院で昼食、境内の東屋で弁当箱を広げた。手製のおにぎりを頬ばるのも久しぶりだ。弁当箱をザックにしまって、夏の濃緑の林を登って高水山頂だ。ここからは稜線沿いの登高になる。岩茸石山へは急な道をひと登りした。


 展望のきく頂上から川苔山方面を眺めている間に、takeは久しぶりの麦茶儀式をしていた。ここから三座目の惣岳山へと歩き、無事三山制覇。takeはここでスポーツドリンクの一気飲みだ。takeにとっての失われた日常を一つ一つ取り戻しているようだ。

 前日の大雨の影響で滑りやすくなっている御嶽駅への道をゆっくりと下った。御嶽駅の街が近くに見えるようになっても先は長い。昨年は無かったように思える墓地造成地を真下に見ながら慈恩寺の境内に着き、takeは〆のお茶を飲んだ。


 ここから御嶽駅はすぐで、ホームのベンチで寛ぐtakeは久しぶりの山歩きに充実した笑顔を見せた。

コースタイム
軍畑駅0720ー高源寺0750~54ー常福院0921~47ー高水山0955ー岩茸石山1030~35ー惣岳山1121~25ー慈恩寺1248~54ー御嶽駅1300
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take29歳誕生日の前日に浅間嶺を歩く(奥多摩)2月2日

2020年02月02日 | 奥多摩
 takeの誕生日は節分なので、忘れることなく祝っている。その前日の日曜日は、年に一回は冬に歩く浅間嶺を歩くことにした。浅間嶺は檜原村の北秋川と南秋川との分水嶺で展望も良い。
車中で空が明るくなると、快晴だった。天気が良いせいか、武蔵五日市駅からの数馬行バスの座席もほぼ埋まっていた。

 拂沢の滝バス停から舗装路と山道を交互に歩きながら、時坂集落を登った。陽当たりの良い草むらに福寿草の花が咲き始めていた。
集落を登りつめると時坂峠だ。ここから尾根道になる。峠の案内板に、浅間尾根道は江戸時代は江戸と甲州を結ぶ甲州中道と呼ばれていたこと、昭和の初め頃まで北秋川と南秋川の主要道であったことなどが記されていた。
峠から林道を歩くと冬季閉店中の「峠の茶屋」がある。ここからの大岳山は秀逸だ。また山道を沢沿いに進み尾根に出てからは巻き気味に歩き稜線にでた。パット目についたのが真白き富士山だ。浅間嶺の標識のある場所のテーブルに弁当箱を並べた。



弁当箱をザックにしまい西へと進んだ。週始めに高尾山も降雪があったと報じられ、雪解けぬかるみを心配していたが、道は凍結、もしくは乾燥していた。雪は北面の所々に残っている程度だった。解放感のある風景にtakeもうれしそうだった。

次の休憩は人里(へんぼり)峠、takeはここで麦茶儀式だ。更に進むと50人ほどの大パーティーがやってきて道を譲った。新ハイキングクラブの団体で、最後尾の方に「凄い集客力ですね」と話したら「集客力と言われてもこちらはボランティアですから」と言われ、悪いことを言ったなと少し反省した

風張峠との分岐でスポドリタイムをとり、数馬の里へと下って行った。浅間尾根登山口バス停は陽が当たらず寒いが、takeはここが居場所だと思っているので動きようがない。およそ50分程後、下ってきた武蔵五日市行バスに乗った。16時頃帰宅し山道具を片付けた後、私がハッピバスデートゥユーをハーモニカで鳴らし、バスデーケーキのローソクの火をtakeが吹き消した。

コースタイム
拂沢の滝入口バス停0740ー時坂峠0830ー茶屋0848-浅間嶺1009~22-人里峠1042~46-一本杉1127ー風張峠分岐1153~1200-浅間嶺登山口バス停1235

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