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taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

今年は三人で蓼科山に家族登山( 北八ヶ岳)8月13日

2007年08月18日 | 八ヶ岳・蓼科

P8120007_4 お盆の休みは家族全員で旅行に行き、近くの山を歩くことをもう何年も続けている。takeが小三の時に安達太良山に登ったのが初めで、以後ほぼ毎年行っている。今年は昨年秋にいった蓼科のペンション「山ぼうし」に泊まって周辺の山に登ろうと計画した。しかし中学二年になった次男は親に同行せず一人で祖父母宅に行くことになったので、今年はtakeと妻と私の三人による家族登山となった。

 P8120008_1 朝ゆっくり家を出て立川から特急で茅野駅へ、ここからレンタカーで霧が峰に向かい、車山肩駐車場に着いたのは12時過ぎだった。霧が峰はtakeが小六の時に訪れ、車山に登りクヌルプヒュッテに泊まっている。車を降り、混雑する車山は避けてtakeも私もまだ登っていない蝶々深山に登ることにした。湿原を回り込むように進み30分ほどで蝶々深山に到着、お弁当タイムにした。隣に見える車山は混雑しているのに蝶々深山の頂上は閑散としていた。時折吹き抜ける風と日差しを遮る雲がありがたかった。お弁当の後はtakeに花の写真を撮らせたりしながら車山肩の駐車場に戻り、ピラタスロープウェーそばにある宿の「山ぼうし」に直行した。

 P8130011_1 熱帯夜の続く東京とは比較にならない涼しい夜に、久しぶりにゆっくりと寝る事ができた。手作りパンのおいしい朝食を食べた後は雨具と水とお弁当だけを持って車に乗り込んだ。今日の予定は、昨年10月に登ったばかりの蓼科山再訪である。前回は女神茶屋から登って蓼科牧場に下山したが、今回は逆コースからの往復だ。七合目の駐車場に車を停めるとすぐに出発だ。荷物はザック1つにまとめて私が持ったので、takeは空身なのがうれしそうだ。

 P8130015 9時10分にtake、私、妻のオーダーで歩きだした。途中takeのペースに妻が遅れ気味だったので妻を先頭にして進んだ。最初の一本は将軍平で10時25分だった。ここから頂上までは岩がごろごろした急な尾根だ。慎重に登りつめ11時10分頂上に着いた。広い頂上の岩窪にシートを敷いておにぎりを食べた。天気は肌が焼けるほどの快晴だが雲が湧き展望はそれほどでもない。それでも南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山々を遠くに望むことができた。

 P8140021 下山は来た道を戻った。照りつける日差しのせいか三人ともバテ気味だ。中一本で13時35分七合目に戻り、最後の水を配給した。ここから車に戻り蓼科牧場に行った。羊も牛も暑いのか、木陰にかたまっていた。ソフトクリームを食べてから宿に戻り、すぐtakeと風呂に入いった。風呂上りのビールを食堂で飲み、旅の醍醐味は風呂上りのビールにあり、としみじみ思う私だった。

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秋の北八ヶ岳はペンション泊まりで(縞枯山・蓼科山)10月8日9日

2006年10月12日 | 八ヶ岳・蓼科

 9月に予定し、台風で日程変更した北八ヶ岳に行く日がやってきた。この週末も台風が接近し天気が危ぶまれたがまずは大丈夫そうであった。(同じように思って北アルプスに行った人も多く、まれにみる大量遭難となった)今回は、北八ヶ岳縞枯山に登ってから麓のピラタスの丘にあるペンション「山ぼうし」に宿泊、翌日は諏訪側から蓼科山に登り佐久側に下山するプランだ。Pa080002

 8時32分八王子発スーパー特急あずさに乗り込み、茅野からバスに乗って麦草峠に着いたのは11時30分だった。天気は快晴だが、バスの車中から見る稜線はガス状の雲が流れており、降り立った麦草峠も時折強い風が流れていた。しらびその林の中で昼食をとり、takeは快調に登っていった。縞枯山に着いたのは14時でtakeのにこやか顔の記念撮影をとった。ここで先の予定を話さなくてはと思い、「やまをおりたら、ロープウェーに乗ってホテルに行きます」と伝えたところtakeの顔が曇り動きが止まってしまった。もともとtakeがロープウェーを怖がっているのは分かっていたが、昨年は箱根大涌谷ロープウェーや那須茶臼岳のロープウェーにも搭乗している。今年の夏に家族でリフトに乗ろうとしたところ、頑なに拒否して乗らなかったことがあったが、地に足の着いているロープウェーなら大丈夫だろうと思っていたのが間違いであった。雨山峠からピラタス山頂駅に着き、乗り場を覗き込んだだけで走り去ろうしている。そこで乗り場の人に下山道を聞き、ロープウェーに沿った山道を一時間かけて下っていった。Pa080011

 今日の宿「山ぼうし」はロープウェー麓駅から5分ぐらいのところにあるペンションだ。takeと宿泊するときは、部屋に入る、お菓子を食べてお茶を飲む、お風呂の準備をする、お風呂に入る、夕食を食堂で食べる、部屋に戻って布団を引くの順序で進めなくてはならず、夕食の前に布団を引いて横になろうものならたちまち布団をたたまれてしまうのだ。この日もこの手順通りに進み、布団を引き終わったのは19時30分であった。ペンション「山ぼうし」は東京都障害者休養ホーム事業に登録されている宿で数多くの障害者に利用されている。もてなしは温かく、食事もおいしいすばらしい宿である。Pa090026

 翌朝宿の奥様に登山口まで車で送っていただき、7時15分蓼科山へのアタックを開始した。広葉樹の森を抜け尾根に取り付くと、道はやがて針葉樹の急な尾根になり、ルンゼ状の岩ゴロの斜面を登ると、巨岩の堆積した山頂付近だった。いままでのtakeとの山歩きでは長い鎖場・岩場が連続するコースは避けてきていたが、岩場でのtakeの歩きを見ていると、そういうコースも行けるのではないかと思った。 野球場ぐらいの広さの山頂に着いたのは10時15分、天気は無風快晴、360度の展望はすばらしかった。前々日から数多くの人命を奪った北アルプスはまばゆいばかりの新雪に彩られていた。Pa090042

頂上で昼食の後、将軍平から蓼科牧場へと下った。途中現れたゴンドラリフトは当然「おやすみ」にし、スキー場の草原を駆け下って蓼科牧場に着いたのは13時30分、「ふれあい動物園」で羊ややぎとたわむれて山行の疲れを癒すtakeだった。

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