納豆巻きを食べる。納豆巻きというくらいだから、中身は納豆だ。あまりに当たり前なことを書いているので、なんだがふわふわとした気持ちになる。納豆巻きの中に収まっている納豆を、じっと見てみる。ひき割り状の納豆が、ぎゅうっと飯の中に詰まっている。
……なんか、すごく不気味な光景に思えてきた。
こんなに真剣に納豆を眺めたことがなかったからだろうか。今までこれを食べ、栄養にしてきたと思うと、とても不思議な気分だ。納豆の部分だけを齧ってみる。上下の奥歯で納豆をすり潰す。舌で絡め取る、喉の奥へと流しこむ。やっぱり強烈な違和感を覚える。
もしかしたら、納豆を食べるのが下手になったのかもしれない。納豆を食べるのに上手も下手もあるかと問われたら、それはわからないけど、そんな気がしてならないのだ。それとも週末だから疲れているのかもしれない。納豆をこんなにも恐れたのは、人生ではじめてではなかろうか。ああ、納豆よ、納豆。私は一体どうなってしまったのだろうか。
……なんか、すごく不気味な光景に思えてきた。
こんなに真剣に納豆を眺めたことがなかったからだろうか。今までこれを食べ、栄養にしてきたと思うと、とても不思議な気分だ。納豆の部分だけを齧ってみる。上下の奥歯で納豆をすり潰す。舌で絡め取る、喉の奥へと流しこむ。やっぱり強烈な違和感を覚える。
もしかしたら、納豆を食べるのが下手になったのかもしれない。納豆を食べるのに上手も下手もあるかと問われたら、それはわからないけど、そんな気がしてならないのだ。それとも週末だから疲れているのかもしれない。納豆をこんなにも恐れたのは、人生ではじめてではなかろうか。ああ、納豆よ、納豆。私は一体どうなってしまったのだろうか。