打倒!破廉恥学園(改)

ブログのお引っ越しです。旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと書き散らかすブログです。

素人と業界人の狭間に

2016-02-24 04:06:28 | 徒然
真夜中にふと目を覚ます。眠れないのでレコーダーのタイムシフト機能を使って週末のテレビを観る。めちゃイケを観ていて、物凄くいやな気分になった。コントならいいけど、ドキュメンタリーっぽくしてるから、また尚更に不快。

三中くんの扱いに困って、視聴者に押し付けようとしているのではなかろうか。いや、足柄のパーキングエリアで働かせたりしはじめた時は「なんか厄介払いしようとしてない?」と思ったのですが、プロレスさせはじめた時にはそれは確信したね。期限のないプロレス修行って、それもう彼をレスラーにして追いだそうとしているだけだなって。出演できてもせいぜいプロレス回だけだろうし、メンバーの高年齢かに伴い、身体を使う回も減っていくのは確実。そういう明らかな彼に対する変な扱いが可哀想になって、めちゃイケを観ることはなくなったのだが……。ついに来たかって感じです。ダイノジが彼にキレていたけど、あのオーディションはプロ・アマ問わずだったんだから、あそこまで言われる筋合いはないんですけどね。

メンバーも色々と理屈をつけていたけど、メンバー内で彼が浮いてしまうのは、たったひとつのシンプルな理由だと思うのです。それは

「素人が自分と同じ舞台に立つのは嫌」

だからではないか、と。プロのお笑い芸人はよくも悪くもプライドが高いです。ベテランほどその傾向があります。まあ、どんな分野でもプロはアマチュアと一緒に仕事はしたがらないものですがね。メンバーにはお笑い芸人以外の連中もいるけど、他の分野(モデル、役者業)がメインな人たちです。三中くんだけが、そういったバックボーンになるものがない。本当にポンとめちゃイケのステージ挙げられたシンデレラ・ボーイなのです。

で、彼の一番可哀想なのはテレビ業界からは「素人」扱いされているけど、世間では「テレビに出ている人」と扱われていることです。だからその時々で「素人の癖に芸能人みたいな真似している」と言われたり「テレビに出ている癖に素人さが抜けない」とか言われたりするのです。素人と業界人の悪いところ取りなんですよね。そりゃ、辛かろうて。

吉本芸人になったんでしょ、彼は。正直厳しいと思います。先輩や同僚のやっかみが待っているだろうし。オーディションに参加して落ちた芸人の中にはテレビに映る彼を観て「俺ならもっとうまくやれた」と考えている連中がいっぱいいるはずだからです。そういう連中が後輩になった彼に優しくできるかというと、それは難しいでしょう。だから本当は芸能界に進むのは辞めた方がいいと私は思うのだけど、ここで私がそんなことを書いてもね。彼だってそんなの理解しているだろうし、そこを差っ引いても進みたい世界なら、もう仕方がないです。

あと、今回の企画で嫌だったのが、三中くんより番組に貢献してねーのが絶対にいるだろって話です。でも事務所との付き合いや大人の事情があるから、そこに触れは絶対にしない。結局、後ろ盾のない彼に矛先が行っちゃう。なにより普段から「めちゃイケメンバーはみんな仲間!」的な雰囲気でやっていたじゃないですか。あの雰囲気が好きで私も昔は観ていたのに、なんか幻滅しちゃったね。めちゃイケが春で終わる、終わらないみたいな話を聞きますけど、一旦全てをリセットした方がいいんじゃないか、とここに至って私は思うのです。
コメント
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