[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
「暗号解読(上、下)」 (サイモン・シン著、新潮文庫)
「宇宙創生」でもそうだったが、著者は、暗号解読という難しい内容について、その手法・歴史をやさしく解説するだけでなく、それらにまつわる人間ドラマを描いているのは見事である。
文字の頻度分布の解析による暗号解析手法は、20年以上昔に月刊ASCIIというコンピュータ雑誌に解析プログラムが掲載され興味深く読んだ記憶がある。さらにこれでもかこれでもかと暗号は高度になっていくが、その度に解読してしまう人が現れるのだ。暗号戦は国家と国家との戦いでもある。暗号が解読されたために命を落とす者、英仏があきらめたドイツのエニグマ暗号解読をポーランドが成し遂げるなど感動のノンフィクションである。先に紹介した「宇宙創生」だけでなく、こちらもぜひオススメしたい。
面白くてあっという間に読んでしまうというのが難?
「暗号解読(上、下)」 (サイモン・シン著、新潮文庫)
「宇宙創生」でもそうだったが、著者は、暗号解読という難しい内容について、その手法・歴史をやさしく解説するだけでなく、それらにまつわる人間ドラマを描いているのは見事である。
文字の頻度分布の解析による暗号解析手法は、20年以上昔に月刊ASCIIというコンピュータ雑誌に解析プログラムが掲載され興味深く読んだ記憶がある。さらにこれでもかこれでもかと暗号は高度になっていくが、その度に解読してしまう人が現れるのだ。暗号戦は国家と国家との戦いでもある。暗号が解読されたために命を落とす者、英仏があきらめたドイツのエニグマ暗号解読をポーランドが成し遂げるなど感動のノンフィクションである。先に紹介した「宇宙創生」だけでなく、こちらもぜひオススメしたい。
面白くてあっという間に読んでしまうというのが難?