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ガダルカナル

2014年06月15日 | 歴史

 昭和17年8月21日、ガダルカナルで、一木支隊が全滅した。この一木支隊は、旭川駐屯地の第7師団歩兵第28連隊だったのだな。

 ミッドウェーに向かう予定だったった一木支隊2300名は、急遽、ガダルカナルに派遣された。日本軍がミッドウェーで大敗したのと、ガダルカナルが米軍に占領されたためだ。ガダルカナルには、日本海軍約247名の戦闘部隊しか駐屯していなかったという。一方、米軍は1万名である。

 一木支隊先遣隊として約900名が8月18日にガダルカナルに上陸した。米軍1万名に、日本軍900名とは何ぞや? これは、米軍は退却しつつあり2000名であるとの都合のいい情報が伝えられたためという。
 また、一木支隊の上陸については、日本海軍駐屯部隊に情報が伝わっていなかったため、一木支隊の斥候30名と日本海軍駐屯部隊との間で、敵と間違い戦闘になって斥候隊が全滅したという。
 また、一木支隊本体が、米軍の側面であるとして突撃したところも、重機関銃や戦車砲で陣地防衛された最も強固なところだった。

 1万名の強固なところに、900名の突撃では、どうなるかは明らかだ。約900名のうち、戦死777名、戦傷約30名で、生存は128名にしかすぎない。情報の欠如である。この後、さらに別の部隊の逐次派遣が行われ消耗した。


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