ドンヨリとした曇り空、午後からは雨になる見たいです。
また、関東甲信越地区はこれからあと雪とか、冬への逆戻りとか言ってるけど大丈夫でしょうか。
見島の海士(アマシ)のウニ漁は、昭和三十年代後半頃から、潜水服(潜り漁用)、通称「ダッコちゃん」装具流通でより盛んになりました。
それまでは、たき火を囲みながらのワイワイムードでの漁だったようです。見島では、男性が主役で潜ってました。
皆が休憩しているのに、辛抱強く唇を真っ青にしながらも潜るおじさんを困らせようといたずらして、海からその人が上がると同時に
一斉に暖まった勢いで、海に入る。そうしたら、そのおじさん、身体ブルブル震わせさせながらまたそのまま海へ入ったの逸話があります。
後日談ですが、そのおじさん入院して手術受けるのに「今からは何も食べないこと。」だったところ、開腹したら「うどんが出て来た。」
との見島で言う「ごっぽなおじまぁ」、まあたいしたおじさんだったようで、腹が減り手術までガマンできなかったみたいです。笑えない真実。
そんなところで当時は、ウニも数量も質も大きさもすべて良くて女性陣は潜りの途中「にこう(しょいこ)」での第一次運搬がひとしごとでした。
そして、旦那が戻るまでそれを「しご(処理)」していました、家族総出ですが。
ウニの時期は、現在、夏(6~8月)と冬(12~2月)の漁期に分かれます。前は、年中オーケーが資源の減少になりました。
夏の時期は「こぼうら(バフンウニ)」と「赤ウニ」で、冬の時期は「黒ウニ(ムラサキウニ)」の一種類だけと決まっています。
漁期となる時期が交互に繁殖期のようで、捕って割っても「身が溶ける。」と表現して、食用にも商品にも全然なりません。
また、ウニってどこでもかしこでものをゲットすればいいってもンじゃなく、実入りのいい場所に限りがあります。
やっぱり岩場だけじゃなくて、潮の流れや餌となる海藻など諸条件の揃ってる所の物は物が違います。
数とっても、殻ばっかりじゃあ漁になりません。
解禁の初漁は、そんな場所のいいとこ取りの競争になります。これまた、波や潮の具合も影響します。
午前九時から三時までと土日と水曜日の禁漁日や禁漁区域とかもあって、資源保護してますが海水温とか増産には難しい状況下です。
たいへん希少価値のウニ、島の恵みにこれからも感謝しながらごちそうになります。
わたしは、素人の端っくれですから多少、本職人(プロ)の見解とは差異があると思いますが、これまで見てきたことをお話ししました。
こぼうら(バフン)は、しごが面倒ですが、瓶ウニや名物「ウニ飯」の味付け素材には重要です。
(資料映像)
赤ウニ.....赤茶、肌色、青紫等総称.....中身はみな同じ、冬の黒ウニよりひと切れが大きく、くせもなくプリプリで美味濃厚、高価!!
黒ウニ......身が少し小ぶりで生食にちょっとくせがあるが、この方が味わいがあるという人も多い。ウニ飯の仕上げにも必需品。
ガンガゼ.......トゲに注意、夏場にトゲを処理さえすれば、多少身がある。が、やめないとひどい目に、素人では無理、刺さると抜けず毒針も。
トゲは折れてささりやすく、逆ぞりで刺さると取り出し辛く毒有り。 真っ黒くろすけとか言って呑気に近づかないこと、足に当たらないように泳ぎましょう。
海中の同居状況、えてして捕ってはいけない時期のウニが目に付く。 ぎきょう(ぎぎゅう)猛毒あり、ご用心、ウニそばで群れる。
危険「さわらぬ神に....君子危うきに....。」しっこかけたぐらいでは済みません。
黒ウニの鍋焼き風「ウニうどん」(ウニは、下味付けてのせています。) 自家製の瓶ウニ「こぼうら100%」 冷蔵庫で熟成半年以降から食べ頃
◎ 熟熟余談(つらつらよだん- 本日の日めくり 四字熟語 )
「 多士済々 」(たしせいせい) : すぐれた人物が数多くいること。また、そのさま。
▽「多士」は多くのすぐれた人材の意。「済済」は数が多くて盛んな様子。
「済済多士せいせいたし」ともいう。「済済」は「さいさい」とも読む。
(資料映像) 萩 吉田松陰先生以下門下
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