SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

2005-04-10 03:54:22 | 偏愛
私の中には3本の軸がある。


太宰治

ビルエヴァンス

フリッパーズギター(小沢健二・小山田圭吾)


頭の中は、彼らのことでいっぱい

私の嗜好は、この二人と一組から、ほとんどすべて派生してきたもの

ばかりだ。

いまさら・・・。自己紹介みたいになっちゃったなぁ。

Lennon = McCartney

2005-04-10 03:38:12 | 小沢・小山田
僕にとっての、Lennon = McCartneyは、小沢=小山田だ。

なんて言ったら、ビートルズ世代に怒られるかな。

てか、誰?ってことにもなるかも。


ほんとのことが知りたくて
嘘っぱちの中旅に出る
イルカが手を振ってるよさよなら
真珠と眠りと向う見ずを
逆さに進むエピローグへ
君がわかってくれたらいいのに いつか

「DOLPHIN SONG」


散り乱れ

2005-04-10 02:55:16 | 太宰
太宰さんの「春昼」という随想に、

「あたし、桜を見ていると、蛙の卵の、あのかたまりを思い出して、―」

「僕は、食塩の山を思い出すのだが。」

「あたしは、真白い半紙を思い出す。だって、桜には、においがちっと

 も無いのだもの」

というようなやりとりがある。「風流とはいえない」と太宰さんは言っ

ているが、私も、桜があまりいいとは思わない。風流がわからないのだ

ろうか。

満開の桜は、なんだか、嘘っぽい。虚しくなる。

そうだ。「富嶽百景」ではないけれど、「風呂屋のペンキ画」のように

「おあつらえむき」すぎるんだ。

至るところで、桜は満開。でも私は、浮かない気持ちで、下を向いて歩

いている。ひねくれ者め。

あと数日後には、散る。散った花びらや枝に残された萼も「わろし」と

思わずにいられない。こんな風に書くと桜が嫌いなのかと思われてしま

うけれど、そんなことはないのだ。

一番好きな桜の姿は、花が散り、萼も落ち、若葉が萌えてくる頃だ。

なんだか、ほっとする。

そうだ、君を待っていたんだよ。