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 ☆ 鶴瓶が『怪人 岩倉具視』を演じる

2018-08-19 12:15:02 | 日記
「ぶらり車イス紀行」   その919
   ☆ 鶴瓶が『怪人 岩倉具視』を演じる

 1000円札が聖徳太子・100円札が板垣退助の時代、500円
札の表面を飾った岩倉具視。そして、明治維新を語るとなれば、この
人を抜きにして語れないと言われる。だから、明治維新に重要な役割
をしたことは推測される。ところが、1982年に、500円札に変
わって500円コインになってから、徐々に見なくなった。だから、
岩倉具視の顔をまったく知らない人も増えているし、また、記憶から
遠ざかっていく人もいると思う。それでも日本国内での市場残存数は、
今でも約2億万枚以上が出回っていると言われる。

 その岩倉具視と言えば、彼の存在無くして、明治維新は実現できな
かったと言う。その役を、NHK大河ドラマ【西郷(せご)どん】で
演じるのが、落語家の笑福亭鶴瓶である。

 西郷どんは、朝廷工作の切り札として岩倉のもとを訪ねる。しかし、
かつては天皇の妹・和宮と将軍・家茂との結婚を実現させた凄腕だっ
たのだが、今は、幕府に協力的だとして朝廷から追放され、貧しい蟄
居生活をしている。しかし、元は、京都の貧乏公家の出身でありなが
ら、孝明天皇の信頼を得て、古い体質の朝廷改革を考えていた。

 でも、この頃の岩倉は、人生のどん底で、孝明天皇への忠義に厚か
ったがゆえに、朝廷から追放されてしまった現実は、死ぬよりもつら
いことだったに違いない。それは、時流を見極める冷徹な目とユーモ
アに、大胆な行動力を持ち合わせた策謀家を押し止めるには、かなり
の葛藤があったものと思われる。

「公家と聞くと、お行儀が良いと思われていますけど、岩倉は最下級
から孝明天皇の側近まで上り詰めた人物。逆境の人で、根っこにある
のは反骨精神」
だと鶴瓶は語る。周囲は、
「師匠の持っている人の懐に入っていく強さに、瞬発力がうまく役に
乗り移り、そういう底力を表現されている。ここまで、公家言葉がフ
ランクだったかは分かりませんが…(笑い)」
と言う。

 これまでに誰も見たことがないような『怪人 岩倉具視』像を、
どのように演じていくのか、楽しみが増えた。
                   たかし  でした。

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