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☆ 高齢男性の『孤独死』は突然やってくる

2018-09-16 08:04:14 | 日記
「ぶらり車イス紀行」   その927
    ☆ 高齢男性の『孤独死』は突然やってくる

 死後、誰からも発見されずに、数日後に発見されるのが『孤独死』と
呼ばれて、社会問題になっている。

*『孤独死』の定義は、異常死のうち、自宅で亡くなられた一人暮らし
の人のこと。

 そこで、2016年の年間死亡者数を調べてみると、年間の全死亡者
数が130万7748人に上っていて、そのうち、自宅で亡くなってい
る『在宅死』の割合は13%の16万9400人で、また、その半数の
約8万人以上が『孤独死』と推測されている。この数字は、自殺者の2
万人強をはるかに上回っていて、『孤独死』の約7割は男性になってい
る。また、その約7割が65歳以上の高齢者と言われているが、中には、
40代、50代でも見られると言う。

 それに『在宅死』というと、家族に囲まれ、最期を看取られ、穏やか
な死に方をされるイメージが思い浮かぶ。ところが、すべての人がその
ような穏やかな最期ではない。と言うのは、都市部では、その半数以上
に警察が介入し、15%が何らかの犯罪の疑いがあるとして、捜査の対
象になっている。問題は、警察が介入せざるを得ない状況を作らないこ
とです。それは、家族やかかりつけ医が不在で、死因が病死だとすぐに
判断されないと、事件の疑いがかけられ、警察によって検視が行われる。

 また、『孤独死』と呼ばれる人の中に、自宅で一人ひっそり亡くなる
人ばかりでなく、病気の治療を受けない、食事をきちんと摂らない、酒
浸りになって薬を服用するなど、限りなく自殺に近いケースも多くある
と言う。また、発見の状態も、浴槽で大便まみれになっていたり、死後、
かなりの時間が経ってから発見され、人の区別がつかないほど腐乱して
いることも、20人に1人はあると言う。

 そこで、『孤独死』で一番注意が必要なのは、65〜69歳で一気に
死亡者数が上昇する『突然死』と言われる。これは、退職後の60〜7
0歳の間に、外出する機会が一気に減り、一人で家にいることが多くな
る。それに、人によっては、運動不足や食生活の乱れから、現役時代に
患っていた生活習慣病が一気に悪化することが往々にして起こる。

 しかし、会社に勤務していたときは、会社の健康診断である程度の健
康状態がチェックできた。そして、70歳になれば、自治体(一部の地
域では65歳)の健康診断でチェックできる機会がある。だから、体力
が弱ってきた65〜69歳が一番危ない。

 それに、特に『突然死』を起こしやすい病気としては、急性心筋梗塞
や大動脈解離で、奥さんに先立たれたとか、離婚などで、残された男性
の場合は、一人の生活で孤独に陥ることが強いストレスとなり、『突然
死』のリスクが一気に高まる。

 そこで、男性女性に限らず、『突然死』をいかに回避するか、また、
健康で長く生きられるかどうかは、生活習慣病のリスクを少しでも下げ
るような生活を送ることにかかっている。

*生活習慣病とは、暴飲暴食、喫煙、肥満、運動不足、睡眠不足、スト
レスなどが原因で血圧が上がり、そして、糖尿病になり、さらに、脂質
異常症になり、さらに悪化してがん、脳卒中、心筋梗塞といった重篤な
病気で死に至る。

 厚労省が発表した2017年の高齢者調査では、100歳以上の人が
国内に6万7824人おられて、この20年間で約8倍に増えていると
言う。とは言っても、6万7824人の内、男性は8197人で、残り
の9割方が女性になっている。

 そして、100歳を超えて、老衰で長寿を全うする男性は少数と言う。
また、90歳まで生きると、通常は6割の人が認知症を伴う。ところが、
男性の場合は、認知症になる前に、がん、心筋梗塞、脳卒中などで亡く
なると言う。どちらにしても、男性より女性の方が長生きすると言うこ
とである。となると、これからは女性との付き合いを考え直さなければ
いけないかも知れない。
                       たかし  でした。

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