マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

量り

2006-08-19 08:43:51 | 聖書通読
ルカ6:37,38
「さばいてはいけません。そうすれば、自分もさばかれません。
人を罪に定めてはいけません。そうすれば、自分も罪に定められません。
赦しなさい。そうすれば、自分も赦されます。
与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。
人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。
あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。」

簡単にまとめるとすれば、「他人に優しく寛容でありなさい」とできるだろうか。
理屈としては理解できるし、そう生きられたらきっと幸せだろうとうなづく人も多いだろうと思う。

しかし、実際自分の意識の中にこれを取り入れようとすると、困難を感じるだろう。
私たちの性質の中には、イエス様のこの言葉に反するものがあるようだ。
では、イエス様は私たちに無理を強いられたのだろうか?

この言葉の理解と実践の鍵は、私たち自身の中にはなく、別のところにあると言いたい。
上記の言葉の直前に、こんな言葉がある。
「あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。」(35節)
他の人に対する優しさと寛容な態度の源が、天の父にあることを示している。
この天の父なる神様が、私たちに示してくださったあわれみや赦し、恵みを知ることが出発点である。
自分が赦されている、あわれみを受けているということを知って、そこで初めて他の人への赦し、優しさ、寛容さに生きることができる。

私たちが本当の意味で天の父なる神様を知るとき、きっと無理ではなく、もっと自然体で赦し、愛し、与えることができると私は信じている。
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