マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

共に振り返る

2018-05-04 23:51:45 | 教会の風景


5月に入りました。
教会が決算総会の時期を迎えます。

教会開拓2年目、2017年度の会計や運営状況を一同で振り返りつつ、そこに現された主の恵みと御業とを感謝する機会となります。

もちろん、教会としての課題もありますし、私たちの願いもあります。
単純にプラス思考(積極思考)を奨励しているわけでもありません。

課題は課題として、必要は必要として認めつつ、一切を支配し導いておられる、私たちの天の父への信頼を新たにします。

「むしろ、あなたがたは御国を求めなさい。そうすれば、これらのものはそれに加えて与えられます。小さな群れよ、恐れることはありません。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国を与えてくださるのです。」(ルカの福音書12章31~32節)




先月の礼拝説教(旧約講解分)のあらすじです。
2018年4月 士師記13-14章
 マノアの妻は御使いの告げたとおり妊娠し、出産(13:24)。この子の出生にまつわる体験は、両親に神の特別なご計画を意識するのに十分ではなかったか。ところが、その子に付けられた「サムソン」という名前からはよく分からない。名の由来には諸説あるにしても、神話や太陽崇拝の異教的神理解の影響が指摘される。ここにも当時のイスラエルの霊的状態が反映されているのかもしれない。それにしても、聖書はその子の成長について述べ、『主は彼を祝福された』という(24)。その子の自然な発育に神の祝福があった。聖書は、サムエル(Ⅰサムエル2:21,26)、バプテスマのヨハネ(ルカ1:80)、イエス(ルカ2:52)の幼少期の成長についても言及し、神と人とに仕える時期の記事への橋渡しとしている。神は着実にご自身の計画を成し遂げるべく、常に祝福し、御業を進めておられることを教えられる。
 「神の主権」と「人の意志」とについて考えさせられる。主はサムソンの幼少期を祝福し(13:24)、主の霊は彼に働きかけて行動を促した(13:25)。特にサムソンの場合は他と異なり、彼自身の恋愛と結婚にまつわることからペリシテ人との接点が生じた。聖書はそれも主によるとしている(14:4)。私たちにとって不可解な記事も多いが、主権者なる神のお許しの下にある。『主の霊が激しく彼の上に』下ったとき、彼は人並み外れた怪力を発揮し、若い獅子を倒した(14:5)。これら一連の出来事に神の主権が現れている一方、サムソン自身の意志が働いていないわけではない。そもそも、ペリシテ人の女性に惹かれて求婚するのは、彼の感情や思いを抜きにしては考えられず、「彼女が気に入った」(14:7)ともされる。また、サムソンが獅子の死骸に巣を作った蜜蜂の蜜を手にして食べたのは、「死体に触れてはならない」(民数記6:6-12)というナジル人の規定に反する。私たちが常に主に従順だとはとても言い難いものの、主はみこころを実現し、益とする(ローマ8:28)。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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