マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

イエス様のライフスタイル

2006-09-21 20:24:32 | 聖書通読
ヨハネ 13:12-14
「イエスは、彼ら(十二弟子たち)の足を洗い終わり、上着を着けて、再び席に着いて、彼らに言われた。
『わたしがあなたがたに何をしたか、わかりますか。あなたがたはわたしを先生とも主とも呼んでいます。あなたがたがそう言うのはよい。わたしはそのような者だからです。それで、主であり師であるわたしが、あなたがたの足を洗ったのですから、あなたがたもまた互いに足を洗い合うべきです。』」

イエス様は十字架の死を迎える前夜、弟子たちの足を洗われた。
この時代の、この地域の文化を知らないと、足を洗うことの意味は分かりにくい。
当時、足を洗うのは奴隷の仕事だった。
だから、この場所で、イエス様がした行為は、弟子たちには奇妙に思われたに違いない。
単に師であるばかりではない、神の御子であられるお方が、なぜ弟子の足を洗われたのか、その時の弟子たちには理解できなかっただろう。

かつて、アメリカからいらっしゃったある講師が「Jesus Style」というテーマで話してくださったことを今でも覚えている。
すでに10年以上前のことだが、インパクトが強かったので忘れることができない。
イエス様のライフスタイルをいくつかのポイントにまとめて説明してくださった。
その時のメインのポイントが、「servant:しもべ」だった。
神であるお方が人として来てどんな生き方をしたか?
それは、しもべとして仕える、というものだった。
最初にあげた聖書箇所は、それを象徴するような出来事である。

そして、先の言葉に続いてイエス様はこのように言われた。
「『・・・あなたがたがこれらのことを知っているのなら、それを行うときに、あなたがたは祝福されるのです。』」(ヨハネ13:17)
イエス様が私に期待し、求めておられる生き方は、しもべとして仕えること。
教会行事として、この聖書箇所にちなんだ「洗足式」というものがあり、そ
の時には確かに私は教会員の方々の足を洗う。
しかし、本当に大事なのは、普段どれだけ尽くしているのかということだと思った。

私が働くようにと与えられた環境の中で、いかに他者に仕えていくかが問われていると感じた。
聖書を教えることにより、また教会の環境を整えることにより、また時間を割いて教会に集まる方々のために祈ることにより、仕えていきたい。
また私が話を聞くことで何かお役に立てるのであれば、いっしょにいて話を聞くようにしたい。
また神学校で勉強させて頂いているのも、自分の成長のためでありつつ、また周囲の方々のためでもあるということを忘れないようにしたい。
Jesus Styleに生きたい。
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