マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

5年目

2010-04-05 18:06:30 | 教会の風景
新年度を迎えました。
これで東村山に赴任して5年目になります
神様の恵みと多くのみなさんに支えられています。

さて、話は変わりますが・・・
最近(2・3月)の礼拝説教のあらすじを掲載します。
出エジプト記から続けています。

幕屋の中心を占める契約の箱(25章)から、徐々に外側の備品についての説明へと移っていく。27章には祭壇に関する記述がある。この祭壇は持ち運び可能な形で設計されている。約2.2×2.2×1.4mの大きさでアカシヤ材の板を組んで青銅をかぶせ、中は空洞で網をかけるようになっていた。祭壇の四隅には角がデザインされていた。この角をつかむことで命乞いをした人々の記録がある(1列王記1:50,51;2:28)。祭壇の角をつかむことで自らを神へのささげ物と見なし、神の保護の下に置かれると考えていたようだ。私たちには、神の備えてくださった祭壇、さらに優れた永遠のいけにえとしてのキリストがある。この方がささげられたことにより、私たちは御前に聖なるものとされ、罪を赦されている(ヘブル10:1-18)。ここにこそ、『私たちの頼るべきところ』がある。

 神は、モーセに祭司についての命令を授けた。ここで示された祭司の特徴は3つに要約されるだろう。①神に仕えるために、神によって召された者(28:1) ②神の栄光と美と聖を反映する者 (28:2) ③神の民の代表として神に仕える者(28:9-12) イスラエルはこのように告げられていた。「わたしにとって祭司の王国」(19:5,6)であること、つまり、アロンとその子孫は祭司の務めを担う家系となったが、それは祭司の王国(イスラエル全体)の代表としてであった。新約時代、使徒ペテロはこのように教会に書き送った。「あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司・・・」(ペテロ2:9)かつてイスラエルが受けていた『祭司として神に仕える』光栄を、私たちも互いに神から受けていることに心を留めたい。

神は、エジプトから救出したイスラエルと契約の更新をし、戒めと幕屋の備品に関する規定を授けた。そして、アロンとその子孫、選ばれた祭司には、務めに就任するための儀式が課せられた。油そそぎ(29:7)は神の選びと特別な使命を託されていることを示す。また、犠牲の動物の頭に手を置くことで、祭司自身の罪の転嫁と犠牲との一体性を示す(29:10)。神に近づくことの重大さを意識させられる。また、祭司には右耳、右手、右足に犠牲の動物の血が塗られるという儀式も定められた(29:20)。幕屋にて神に仕えるという実際の務めを果たすための能力も神の贖いの下に置かれる。さらに読み進めると、こうした幕屋と祭司について定められた命令の一貫性が分かる。神の民の『救いの目的』がここに明らかにされている。「わたしは会見の天幕と祭壇を聖別する。またアロンとその子らを聖別して、彼らを祭司としてわたしに仕えさせよう。わたしはイスラエル人の間に住み、彼らの神となろう。彼らは、わたしが彼らの神、主であり、彼らの間に住むために、彼らをエジプトの地から連れ出した者であることを知るようになる。わたしは彼らの神、主である。」(29:44-46)

 祭司の務めの一つとして、聖所に置かれた香の壇で『朝に夕に』香をたくということがある。定められた材料・調合法に反する香をささげることや自分自身のために規定の香を用いることが禁じられた(30:9,37,38)。香が礼拝や祈りを象徴するのを考慮すると、厳格な禁止の規定もうなづける。礼拝者としての立場をふさわしく理解し、神への祈りをささげるものでありたい。また、香の壇も贖いの下に置かれていること(30:10)は、キリストの贖いのゆえに礼拝と祈りをささげる私たちにとっての信仰の励ましとなる。日ごと、神の御前に自らを礼拝者としてささげて歩みたい。 


昨日はイースター礼拝ということで、イエスさまの復活を記念しお祝いしました。
これは礼拝前の聖歌隊のリハーサルの様子です。


「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。
神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。
また、朽ちることも汚れることも、消えて行くこともない資産を受け継ぐようにしてくださいました。
これはあなたがたのために、天にたくわえられているのです。」
ペテロ 1:3,4
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