6／6。香川県三豊市にて、築３０年くらいの住宅のリフォームをしています。今日は建主さんや現場監督さん、大工さんと打合せ。現場は既存の床や壁の撤去が完了した状態。
何度かの増築の結果、やや複雑な平面と床に大きい段差を持つこの家。お年寄りも生活する家なので、快適に暮らせることを最重要ポイントに、このリフォームの設計をしました。
床の段差を極力小さくするため、既存より高い位置に新たに床を作り直し、厚さ30ｍｍの杉板で仕上げます。杉は比較的やわらかい木で肌さわりがよく、素足でも気持ちのいい材料です。扉は引き戸に変更し、壁、天井、照明器具も新しくします。
システムキッチンや洗面台も新品に。これらは当事務所のオリジナル家具で「無垢材＋ステンレス」仕様で製作します。この辺りが今回のメインイベント。家具に使う木材は四国産の杉や桧で、大手キッチンメーカーにも素材の良さでは決して負けない、しかも安いという手作りならではの一品。気合を入れてこれから製作開始です。