落とし文をご存知ですか? 木の葉を丸めたもので地上に落ちているものもあれば、枝についているものもあります。
オトシブミという種類の甲虫が作った葉の巻物で、中に産卵します。幼虫はこの中で葉を食べながら成虫になり殻を破ってでてきます。
きょうはノイバラの葉上でヒメクロオトシブミが落とし文を作っているところを観察しました。
なおヒメクロオトシブミは体色が黒色型、黄腹型、背赤型の3つを基本とする地方変異があるそうです。
これが落とし文です。揺籃ようらんといいます。枝に着いたタイプのものです。長さ10mm未満。
この揺籃を作ったヒメクロオトシブミ。体長5mm。
ヒメクロオトシブミは葉の端から端まで歩いて大きさや柔らかさを調べ、揺籃作りに適した葉かを調べます。
はじめに葉の中心にある主脈は切らないように、葉の元に切れ込みを入れます。とても丁寧にやっていました。
次に葉の中心にある主脈に裏からかみ傷をつけて2つに折りやすくします。5,6往復していました。
葉っぱが自然に2つに折れ曲がりました。中にはいってなにかしていました。
このあと先端から少し巻いたところで産卵し、さらに巻きます。
口と足を使って器用に巻いていきます。
けっこうはやいです。
最後の部分です。
茶筒を巻く要領で、プリーツをつけながら巻き、折り込みます。
ちょっとうかせて。
最後にしっかり縁を折り込んで完成です!! 全行程2時間くらいです。
糸をはく器官はないので、折り込むだけですがかなり硬くしっかりしていました。
小さな虫の命の営みに感動しました。
オトシブミという種類の甲虫が作った葉の巻物で、中に産卵します。幼虫はこの中で葉を食べながら成虫になり殻を破ってでてきます。
きょうはノイバラの葉上でヒメクロオトシブミが落とし文を作っているところを観察しました。
なおヒメクロオトシブミは体色が黒色型、黄腹型、背赤型の3つを基本とする地方変異があるそうです。
これが落とし文です。揺籃ようらんといいます。枝に着いたタイプのものです。長さ10mm未満。
この揺籃を作ったヒメクロオトシブミ。体長5mm。
ヒメクロオトシブミは葉の端から端まで歩いて大きさや柔らかさを調べ、揺籃作りに適した葉かを調べます。
はじめに葉の中心にある主脈は切らないように、葉の元に切れ込みを入れます。とても丁寧にやっていました。
次に葉の中心にある主脈に裏からかみ傷をつけて2つに折りやすくします。5,6往復していました。
葉っぱが自然に2つに折れ曲がりました。中にはいってなにかしていました。
このあと先端から少し巻いたところで産卵し、さらに巻きます。
口と足を使って器用に巻いていきます。
けっこうはやいです。
最後の部分です。
茶筒を巻く要領で、プリーツをつけながら巻き、折り込みます。
ちょっとうかせて。
最後にしっかり縁を折り込んで完成です!! 全行程2時間くらいです。
糸をはく器官はないので、折り込むだけですがかなり硬くしっかりしていました。
小さな虫の命の営みに感動しました。