自然からのたより

四季の生き物たちの命の輝きを写真でお伝えします

バイオミミクリー

2010-09-27 09:43:19 | 実と種
バイオは生物や生命、ミミクリーは真似をする意味のミミックという単語の名詞形で、2つの単語をあわせた造語です。(Biomimicry)
つまり、生物の真似をして最先端の科学技術を開発することをいいます。
古くは飛行機の翼はトンボの翅と鳥の翼を、マジックテープはひっつく種を、それぞれ参考に作られたそうです。
生き物の巧みさは人間の知恵をはるかに凌駕していて、毎日が発見の日々です。だから地球上に存在するすべての命は貴重なのです。
というわけで、ひっつく種を写してみました。

種を包むさやの形が盗人の足跡に似ているというのですが、ヌスビトハギの種:マメ科



ヌスビトハギの種の表面にはちいさな突起が多方向にあり、よくくっつきます。



黄色の小さな花をつけますが、花に比して種が大きいです、キンミズヒキ:バラ科



キンミズヒキの種の表面の突起もかぎ状になっていて、付きやすい構造です。


次世代テレビは液晶から構造色を使ったものになるそうです。構造色としてはモルフォチョウ、タマムシなどが有名です。

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